4月24日に1時間半見学会があるとのことで、このチャンスを逃すまいと予約し訪問してきました。
この邸宅は、小笠原家第30代当主、小笠原長幹伯爵(旧小倉藩主)の本邸で、昭和2年に竣工。設計は当時最盛期を迎えていた曾根中條建築事務所。
一番印象的だったのは、イスラム風喫煙室の装飾。漆喰彫刻に彩色を施した壁面も、大理石の柱や床も、とても良い状態で保存されていました。天井部分の装飾を見ていたら。大学生時代に訪れたスペインのアルハンブラ宮殿を思い出しました。
薔薇などの花が咲き誇る2階テラスから快晴の空を眺めていると、常に何かに追われて自分のペースでは生きずらい都会の空気を忘れ、本来の自分に戻っていくような心地がしました。