伊藤真知・エディター
遅ればせながら先日、ようやく衣替えをしました。が、あらためて見るとないんです……「黒」のパンツが。ちなみに私はクローゼットを色別に分けているのですが、ベージュやブラウンといったアースカラーが大半を占め、きれい色もそこそこ。でも黒といえば、前回のブログで履いたデニムと1~2本あるくらい。
理由はいろいろありますが、まず夏に黒、しかもパンツで履くという“行為”そのものが暑い(笑)。そしてトップスに締め色を選ぶことが多いので、ボトムでは避けがち。さらには、こんな永遠の定番を「わざわざ今、買わなくても」という天邪鬼な性格。でも、やっぱり黒のパンツって着回しが効くし、細見えするし、透けないし、もう大人だし……本当は着たいのです!
と、前置きが長くなりましたが、こういう持っていないものや挑戦アイテムこそ、プチプラの出番。そして多くの場合はワンシーズン限りのトレンドをチョイスしがちですが、ここはあえての“超定番”を。そんなこんなで見つけました! 夏にいい感じの黒パンツ。
「N.O.R.C」のモダールイージーパンツ ¥11,999
見ての通りのワイドシルエットですが、薄手でとろみがあって「しなやか」という言葉がぴったりのモダール混素材。冬場のウールパンツのように厚手で、黒くて、太いと、着膨れたり、ミョーな迫力が出たりしますが、そんな心配は一切ナシ。むしろこのストンとした落ち感とゆったりしたシルエットのおかげで、下半身をきゃしゃに見せてくれます。そして涼しい!
▲高級感のあるマットな質感。なのにほんのり艶があって女性らしいので、×Tシャツでもカジュアルすぎません。実はこのトップスも「N.O.R.C」の超名品。
▲ノースリですが、肩先を覆うくらいの長さなので、二の腕が露わになりすぎず安心。ブラウンも上品です。
▲前回のボーダー同様、ほどよい厚みはトップス選びの決め手に。とくに洗濯を繰り返すTシャツは、首まわりがしっかりしていてヘタりにくいのも大事!
いきなり脱線しましたが、パンツの続きを……。ウエストは全周ゴム&ひもつきなので調節がしやすく、お腹で履けるのもいいところ。ヒールはもちろん夏はビーサンなどぺたんこ靴も増えますし、小柄な方でもバランスが取りやすいので、着回しが効きます。
▲上と同じ×Tシャツですが、こちらはLサイズのゆるTにビーサンを合わせたお気楽スタイル。ウエストゴム&ひもが細いおかげでインもきれいに決まります。
▲また余談ですが、ビーサンの時は少しでもスラッと見えるように帽子がマスト。今年はつばが狭めのバケットハットに更新しました。どちらも4ケタで購入。
今季は大げさなくらいの甘いブラウスが人気ですが、フリルを合わせても子どもっぽく見えず、コンサバになりすぎないのも「黒」、そしてリラックス感のあるワイドパンツあってこそ。最近はカジュアル一辺倒なので、たまにはきれいめに着るのも新鮮ですし、やっぱり気分が上がるもの。こんな風にちょっとおしゃれしてランチやディナーへ……早くまたお出かけを楽しめるようになるといいですよね。ではまた!
*次回は6月6日公開予定です