もともと私の住む、代々木上原〜富ヶ谷付近は有名なお店や人気店が多いエリアではあるのですが、長年住んでいると隣の芝は青い現象というか、他のエリアのお店に意識が向きがちでした。
このタイミングで改めて近所の有名店や人気店に出向く機会が増えているので、このブログでも、原点回帰で近くのお店を紹介してみます。
今回は、パンが好きな方なら一度は耳にしたことがあるのではないかという、有名店ルヴァンです。
天然酵母パン=ルヴァンと言っても過言ではない、元祖天然酵母パンのお店。
私も近くにあるからというだけでなく、その名前は昔からちょくちょく耳にし続けてきました。
今回ブログを書くにあたって少し調べてみると、その歴史とヒストリーにはとても熱い思いが込められていました。
現在は、この富ヶ谷店と長野県の上田店の2店舗。
80年代にルヴァンのオーナーである甲田さんという方が、フランスのパン職人から天然酵母のパン作りを学んだところから始まるそうです。
とにかく健康的で体に優しいパンを作ることをポリシーとして、天然酵母パンの普及にも努められてきたとのこと。
フジロックやアースデイなどのイベントにも出店してその美味しさを伝えてきたそうです。
この富ヶ谷の地に出店したのも、当時は田舎に籠る選択もあったけれど、天然酵母パンの良さや美味しさを多くの人に広める為に、都心を選んだそうです。
ちなみにこちらのパンは、バゲット。
この日は、ビーフシチューを用意していたので、どうしてもルヴァンのバゲットを添えたくなり購入しました。
ルヴァンのパンは天然酵母特有の酸味が特徴的。
そしてかなり固さもあって、噛みしめていくごとに味わい深い、大人のパン。
料理に合わせると、家庭の味も一気にビストロと化します。
こちらのカフェの店頭でも、パンやサンドイッチが販売されていたりして、この日は上田店から届いたというサンドイッチがありました!
ちなみに右はクロワッサン。
ルヴァンのクロワッサンは、やはり天然酵母というだけあり普通のクロワッサンとは全く違った味わいと食感。
こちらも噛みしめながら天然酵母の味わいを楽しむクロワッサンでした。
余計な味付けは一切なく、シンプルな中にパンと具材の旨みを楽しむことができます。
こちらのサンドイッチも泡と一緒にいただきましたが、本当にワインにぴったりなサンドイッチでした。
パン作りにとって砂糖はイースト菌同様、とても便利なものではあるそうで、それらを使えば簡単に色つやが良くふわっとしたパンができるのですが、それをあえて使わずにパン作りをされている姿勢は本当に素晴らしいなと思います。
ルヴァンのパンはその美味しさだけでなく、天然酵母パンと真摯に向き合ってきた熱意にもリスペクトしつつ味わいたい、そんなパンです。
ぜひ、お家時間での食卓にも取り入れてみてはいかがでしょうか。