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神崎 恵さんが伝授!”今の肌がいちばん好き”と言える、肌のアップデート法

年齢を重ねるほどに磨きがかかった美容家・神崎恵さんの美肌の秘密を、ケア、マインド、ベースメイクから探ってみました。
Megumi Kanzaki

Megumi Kanzaki

美容家。アトリエ「mnuit」主宰。年々アップデートされる美しさはアラフォーのお手本。ハリ、ツヤ、透明感ある肌は圧巻のひと言だ。『神崎CARE』(ワニブックス)など著書多数。本誌連載「大人のカウンセリング室」も好評

今の理想は、近づくと、窓ガラスが曇るような高湿度の肌です!

美容家 神崎恵さん
シャツ¥42,900/エブールギンザシックス(ebure) リブタンクトップ¥25,300/ウメダニット(COZ manufactured by WRAPINKNOT) パンツ¥37,400/ユーニード(Uhr) ピアス¥35,200・バングル¥50,600/エストネーション(ブランイリス) ネックレス¥49,500/ホワイトオフィス(GIGI) ブーツ/スタイリスト私物

頭を使って作ったアラフォーの肌には若い肌とは違う魅力が!

「今の肌がいちばん好きです」と神崎恵さんは言う。「若い時は無理なダイエットのせいで、肌がしおれていたこともあった気がします。それに40代以降は肌に若いころとは違う肌質感が出せる世代だから。密で、ねっとりしていて、湿度がある肌も目ざせる」。とはいえエイジングで日々、衰えていくのがアラフォーの肌。「若い人と比べない。若いころの自分とも比べない。比べるのは心によくないです(笑)。私は昔に戻りたいと思ったことはないんです。年齢は年齢。20代の肌にはなれないといい意味であきらめがついているので。それより今の肌をどうやっていい状態、なりたい肌にしていくかが肝心。頭を使って作った40代の肌には、若いコの肌とは違う魅力があるものです」

この世代の肌に必要なのはツヤ、ハリ、透明感。「自分の肌を見て、“心が曇る”部分にアプローチ。私は40代の初めごろに、ハリがないと実感した時、すごく心が曇りました。シミ、シワなどの“点”の変化ではなく、“面”の変化がイヤだったんです。それからは“面”の問題を解消しようと、ケアに取り組みました」。そしてトライしたのが1週間の“つけ込み”ケア。何かひとつテーマを決めて、肌をつけ込む=集中的にお手入れを。「高機能ケアをラインで使ったり、集中ケア美容液を取り入れたり。厳選したいいコスメで1週間ケアをやりきると、肌が変わります。年齢を重ねるとケアの効果を感じづらくなるけれど、エイジングの早い段階で、ケアで肌が変わるとわかれば、スイッチが入って億劫でなくなるし、ケアの方向性も見えてきます

また、身近なものの中からヒントを得て、“なりたい肌”を探すイメージトレーニングも欠かせない。「40代からは、顔や体だけでなく、肌も“雰囲気”。全体から出る空気感がキレイな人こそ、美しい人といえるのだと思います」

イメージ力と育成力と装い力で”進化”させる。

それが欲しい肌を手に入れるコツ

美容家 神崎恵さん

◆SKIN CARE

毎日の調子を見て、効率的に肌を”育成”する

"つけ込み"美容できっかけをつかむことは大切だけど、基本は日々のスキンケア。毎日続けやすい、シンプルなベーシックケアを土台にしつつ、肌の調子に応じてアレンジケアを加え、効率的に育てていく。

美容家 神崎恵さん

◆MIND

今、なりたい肌を明確に”イメージ”する

肌の理想像がビジュアル的に思い浮かべられると、気持ちがのってくるし、ケアやメイクにやりがいが感じられる。写真集、韓流ドラマ、雑誌、SNS……アンテナを張りめぐらせて、肌のイメージを具体的にふくらませて。

美容家 神崎恵さん

◆BASE MAKE-UP

素肌感を大切に服やメイクに合わせ肌を”装う”

その日の服やメイクごとに肌の"装い"を変えるのも大人の楽しみ。でもどんな時もベースメイクは極力薄く。そしてトラブルはコンシーラーでオフ。肝心な部分だけウソをつくことで、本当っぽい美肌が表現できる。

【Marisol5月号2021年掲載】撮影/向山裕信(vale./人物) ケビン・チャン(物) メイク・モデル/神崎 恵 ヘア/津村佳奈(Un ami) スタイリスト/石関靖子(人物) 山本瑶奈(物) 取材・文/入江信子 構成/原 千乃

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