神崎恵さんと小田切ヒロさんのおふたりが、毎号交代で読者のお悩みに答える「大人のカウンセリング室」。鋭くパワフルに、そして愛をもって、あなたの抱える問題、解決しちゃいます!
回答者はこの人! 神崎 恵さん
お悩み:「〝ぼっち〞生活が快適すぎて怖いです」
(42歳・会社員(企業広報)・未婚・子供なし)
■神崎恵さんの回答:ひとりが快適なら、今はぼっち生活をとことん楽しむ
私も家で仕事をすることが多くなって、外に出る時には、いつも以上に気力が必要です。でも、世の中の空気が変わったら、行動も変わるし、自然に外に出るようになるはず。だから無理に“ぼっち生活”を遠ざける必要はないのでは。これまで頑張ってきたのですから、こういう時期があってもOKです。
いつかは家庭を持ちたいのに、と心配していますが、それはどの程度本気で結婚したいと思っているかによるのかも。とはいえ、よく「恋愛していないと幸せじゃない。愛のあるセックスをして満たされていないとキレイになれない」なんて言われますけど、それには疑問。恋愛やセックスがすべてではないし、パートナーがいない人はキレイになる資格がないの? と思ってしまいます。何で満たされるかは自分単位でいいし、パートナーがいなくても、ほかにひとりで楽しいことがあるのなら、ひとりを楽しめばいい。
また、パートナーがいない人には、2通りあります。いないことに慣れている人と、もともとひとりが心地いい人と。ひとりが心地いい理由は、人に気を遣うのが苦手だったり、誰かに家に入られるのがイヤだったり。どちらにしても、スタンスは人それぞれなのに、コロナ前の世間には「こうあるべき」と雑音が多かったように思います。だからこのかたも、今はひと休み。雑音に惑わされずに生活してみて。
実は私も“ひとり”大好き。焼肉も、フレンチも、映画も、なんでもひとりでできちゃいます。自分のリズムで食べたり見たりするのって最高! 映画だって人と感想を言い合わなくていいですしね。大人になると、どうしても誰かとかかわることが多くなって、自分のペースでいられなくなります。だからこそ、たまにひとりでいるのがうれしかったりします。
ただし、人に会わないでいると、肌、体……といろんなところがゆるんでくるのも事実。ゆるまないようにする方法を生活の中にプラスして、楽しみながら肌や体を育てていけたら! 年末年始やお盆後の顔って、ゆるんでいますよね。と考えると、人に見られていなくても、「見られている」と思うことは大事。そこは自意識過剰くらいでちょうどいい。そしてひとりでいても、清潔感だけは失わないようにしたいですね。
こんなに長く家にいる生活が続いたことはないのだから、さまざまな感情がわいてきてあたりまえ。今はひとりを満喫する。時がきたらまた、誰かに会いたい、こんな服を着たいといった外へのベクトルが動いて、再出発できるはずです。
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