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ベースメイクで目ざすは「あくまでも美しい“素肌感”」進化する”神崎肌”の作り方

年齢を重ねるほどに磨きがかる美容家・神崎恵さんの肌。気になる肌作り法をご紹介
Megumi Kanzaki

Megumi Kanzaki

美容家。アトリエ「mnuit」主宰。年々アップデートされる美しさはアラフォーのお手本。ハリ、ツヤ、透明感ある肌は圧巻のひと言だ。『神崎CARE』(ワニブックス)など著書多数。本誌連載「大人のカウンセリング室」も好評

 神崎流ベースメイク 

その日のファッションやメイクカラーで肌を変える余裕は必要。けれど、目ざすはあくまでも美しい〝素肌感


肝心な箇所だけウソをついてリアルな美肌を追求する

湿度を感じさせる肌にするためには、うるおい下地、カラーコントロール下地、ファンデーション、コンシーラーの順に重ねて。「ファンデーションは薄く、肌のノイズをすべて消そうとせず、整えるくらいの感覚で。そのうえで、消したいトラブルだけをコンシーラーでオフします。素肌っぽく見せておいて、肝心なところだけウソをつくと、リアルな美肌に見えますよ」と神崎さん。ファンデーションはクリーム、リキッド、クッションを使い分け。「ファッションやメイクの色に合わせて、肌も着替えたいから、いくつかの肌のパターンをもっておく。肌を使い分けられるようになると、メイクがもっと楽しくなりますよ」



■神崎ベースの基本4ステップ

進化する”神崎肌”の作り方 ベースメイク1

うるおい下地を塗る。適量を額、鼻、両頰、あごの5点に置き、内から外に向けて、顔全体にのばし、最後にハンドプレスする。


進化する”神崎肌”の作り方 ベースメイク2

カラーコントロール下地を5 点置きした後、写真の範囲にのみのばす。肌がトーンアップするうえ、顔が立体的に見える。


進化する”神崎肌”の作り方 ベースメイク3

ファンデーションを5点置きし、カラーベースの範囲にのばす。指でトントンと密着させ、指に残ったものを細かい部分と輪郭に。


進化する”神崎肌”の作り方 ベースメイク4 

コンシーラーは隠したいところにだけつける。筆やチップに取り、気になる部分にのせ、指で軽くたたいてなじませる。



Point 1:

スキンベースは2種を駆使。ノイズはコンシーラーで上手に“ウソ”を

昔から下地は2 種類使っているという神崎さん。「うるおい下地で顔全体にツヤを足してから、カラーコントロール下地を部分的につけて、肌色を整え、立体感を出します。カラー下地の色は、フレッシュに見えるオレンジがおすすめ」。コンシーラーは入れる範囲を大きくせず、カバーしたい部分だけにとどめて。

ベースメイクで目ざすは「あくまでも美しい“素肌感”」進化する”神崎肌”の作り方_1_6

1)【うるおい下地】みずみずしさに惚れ惚れ。うるおいの力で透明感となめらかさを。アンプリチュード クリアカバー リキッドベース 30㎖¥8,250/アンプリチュード 
2)【カラーコントロール下地】健康的な肌色 をかなえるオレンジ。クマやシミも目立たなくする。モデリング カラーアップベース OR 200 SPF25・PA++ 30g¥4,950/エレガンスコスメティックス 
3)【コンシーラー】カバー用ベージュ2色、 クマ用オレンジベージュ、ツヤを加えるグロウの4色をイン。トーンパーフェクティング パレット 02¥4,950/コスメデコルテ



Point 2:

イメージに合わせ、ファンデーションはいくつかの質感を常備

「『服は着替えるのに、なぜ肌は着替えないの?』って思います」という神崎さんは3 種のファンデーションを用意。「ぬめっと感を出しやすいのはクリーム、もう少しみずみずしく仕上げたい日はリキッド、自然にするならクッション。肌はその人の雰囲気を作るのでファンデーションに投資を惜しまないで」

ベースメイクで目ざすは「あくまでも美しい“素肌感”」進化する”神崎肌”の作り方_1_7

(右から時計回りに)
4)【クリーム】密着感の高いオイルバームで水ツヤ肌。ルナソル グロウイング シームレスバーム SPF15・PA++ 全6 色 30g¥6,600/カネボウ化粧品 
5)【クッション】血色を感じる生っぽい肌感に。フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション SPF50・PA+++全8色¥6,380/ローラ メルシエ ジャパン

6)【リキッド】ピグメントとケア成分でサテンライクな光をオン。ブラシつき。シャネル サブリマージュ レサンス ドゥ タン 全6色 40㎖¥19,250/シャネル 

<装いによって肌を着替えることを覚えてから、肌作りがもっと楽しいものになりました>

進化する”神崎肌”の作り方 ベースメイク5
ジャケット¥19,000・ベスト¥12,100・ショートパンツ¥12,100/アンクレイヴ 白タンクトップ¥8,800/スローン ピアス¥41,800・リング¥49,500・バングル¥61,600/エストネーション(ブランイリス)
ベースメイクで目ざすは「あくまでも美しい“素肌感”」進化する”神崎肌”の作り方_1_9

ちなみにこの日の肌は…

クールなブルーグリーンのスリーピースには、クッションファンデーションを使った、軽やかなぬめ肌をコーディネート

【Marisol5月号2021年掲載】撮影/向山裕信(vale./人物) ケビン・チャン(物) メイク・モデル/神崎 恵 ヘア/津村佳奈(Un ami) スタイリスト/石関靖子(人物) 山本瑶奈(物) 取材・文/入江信子 構成/原 千乃

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