「親身な回答がしみる」と評判の「大人のカウンセリング室」。神崎恵さんと小田切ヒロさんのおふたりが、交代で読者のお悩みに答えます。自分の方向性に迷ってる人も、そうでない人もぜひ読んでみて!
お悩み:「自分の肌悩みは結局なんなのか、わかりません」
(44歳・医療専門職・既婚・子供なし)
回答者はこの人!小田切ヒロさん
■小田切ヒロさんの回答:「悩みが多くある人は、“フォルム”ケアからスタート」
また、アラフォーは、“遠目で見てキレイ”を目ざすべき。みんな小さなシミやちりめんジワを心配しますが、細かいトラブルはご愛嬌。あったほうがむしろ人間らしいと考えて、鏡の前から2歩下がって見た時に目立つエイジングサインからアプローチ。フェイスライン、長いシワやほうれい線、大きなシミ……なかでも、一度くずれると直しにくい、フォルムを第一に。フォルムが整っていると、若々しく感じられるのはもちろん、眉、チーク、リップといったメイクのトレンドも取り入れやすくなるんです。
具体的なお手入れ方法としては、エイジングケア美容液を。総合エイジングケア美容液もいいけれど、20代ならともかく、アラフォーだと効果が目に見えづらいことも。本気で改善したいなら、“たるみケア用”というようにピンポイントで目的を絞ったものがおすすめです。
この年代は代謝が落ちてくるので、体全体のめぐりをアップさせて、美容液が効きやすい肌にすることも大切。そのためには、こまめに水分補給。1日1.5〜2ℓは飲むようにしましょう。コーヒーなども水分ととらえがちですが、めぐりのことを考えるなら、シンプルな水だけを“水”とカウントします。また、おうち時間が増えて、運動不足になっていると思うので、全身のめぐり改善に散歩などをするのもアリ。それからマスクの影響で耳まわりが凝って、リンパが滞って、顔がむくんでいる人も増えているよう。耳たぶをつまんで回したり、耳のつけ根の上、後ろの頭皮から首にかけてマッサージしてみて。
そして即効的にフォルムを引き締めるには、メイクの力を借りる。輪郭をローライトで暗くして締める方法もあるけど、顔の高い部分をハイライトで明るくしたほうが、夕方、メイクがくずれてきた時にキレイです。肌全体をセミマットに仕上げ、明るめ色のスティックコンシーラーを、Tゾーンと目の下の三角ゾーン、小鼻の横に入れる。それだけでも顔が中高になって、メリハリが出ます。フォルムを補整すると、パーツも映えて、例えばイヤだと思っていた“タレ目”だって包容力や優しさに感じられて、個性のひとつになるんです。
優先順位をつけたケアとメイクをマスターして、全体の印象を美しく。アラフォーならぜひ実行を!
■美の処方箋:まず攻略すべきフォルムのゆるみに引き締め美容液
〜 クラランスのリフトケア 〜
【用法】
1日2回
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