今年、誕生50周年を迎えたモルトンブラウン。ロンドンのメイフェア地区の小さなヘアサロンから生まれ、今や世界各国で愛されるブランドです。ホテルのアメニティとしても、よく出合いますよね。
そのラインアップはフレグランス、バス&ボディケア、ヘアケア、ホームフレグランス……と多岐にわたりますが、今回は50周年の節目の年に新たに発表されたコレクションから、ボディケアをご紹介します。それは、2つのアンバリーフレグランス。
ひとつめがこちらのラブダナムダスク。ラブダナムとは古代からお香などにも使われてきた樹脂で、ちょっと調べたら、白い花の画像がでてきて“ロックローズ”なんていう別名も。でも、花の可憐さとはうらはらに、香りは深く強く、スモーキーなんですって。
手掛けたパフューマーが「水たばこの煙が夕暮れに漂う中東の地」をイメージしたという香りは、再植林プロセスを通じて持続可能なかたちでドバイから調達した沈香や、シダーウッドを採用。モダンなアーシーノートを奏でます。
そして、バス&シャワージェルで目を奪われるのはこの見た目! 黄金のマイカが黒いジェルの中で無数にきらめく様子に、ただただうっとり。
ボトルから出してみてもこのとおり。バスタイムをゴージャスに盛り上げてくれそうです。
香りは、最初はスモーキーで男性的な印象。イギリス紳士とすれ違った時にふわっと広がりそうな、濃厚でタフなイメージです。これは、自分が使うよりパートナーにおすすめしたほうがいいかも?とも思いましたが、マイカのキラキラを味わいたくて(洗ったあとは残りませんが)バスルームへ。いざ泡立てて肌に広げると……あら?なんだか爽やか。原液で香りを確かめたときよりも軽やかな木々の香りを堪能できます。
そしてこの香り、とっても落ち着くんです。バスルームの中がまるで瞑想スペースになったみたい。お風呂上がりの肌、そして眠りにつくまでほのかに続く芳香。官能的なアンバー系の香りがお好きな方、ぜひお試しを。
ラブダナムダスク バス&シャワージェル 300mL ¥3960/モルトンブラウン<9月10日(金)発売>
もうひとつはネオンアンバー。業界で伝説級に有名なアンバー系フレグランスのアコードをベースに、モダンな解釈をプラス。トンカビーンの気品ある甘さを活かして、深みとクリーミーさをもつ複雑な芳香を放ちます。
最初の印象的には、こちらの方が軽やかで女性に好まれるかも。トンカビーン由来の桜餅のような香りがふわっと鼻に抜けると、これまたリラックス。トンカビーンズに含まれる成分・クマリンには、心を落ち着かせ、ホルモンバランスに働きかけるなんていうデータも。
モルトンブラウンのバス&シャワージェルは総じて軽やかな泡立ちで、洗い流すのも簡単。疲れた夜、モヤモヤをさっと洗い流して、優しい残り香に包まれる……秋の夜長のバスタイムにうってつけのアイテムです。こちらの香りは来月発売の予定なので、気になる方はしばしお待ちを。
ネオンアンバー バス&シャワージェル 300mL ¥3960/モルトンブラウン<10月15日(金)発売>
今回は新作ということもあり、ちょっと濃厚な香りばかりをご紹介しましたが、イランイランやローザ(ローズ)といったフローラル、オレンジ&ベルガモットなどのシトラス系もあるので、ぜひサイトもチェックしてみてください。
既存の中で、私のお気に入りの香りはブラックペッパー。マダガスカルから調達したブラックペッパーをキーにジンジャーやハーブが香る、ちょっとスパイシーで温かみのある香りは今のシーズンにぴったり。モルトンブラウンのボディローションは肌なじみがよく、べたつきも残らないので晩夏の肌を心地よくなめらかに整えられますよ。
ブラックペッパー ボディローション 300mL ¥5940/モルトンブラウン
気温が下がると恋しくなる、アンバーやウッディのフレグランス。この秋はモルトンブラウンの深く豊かな香りとともに、おうちで心ゆくまでボディケアを楽しんでみては?
- WEB美容エディター 原田千裕
- ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中! そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。Instagram:@marvelous.h