伊藤真知・エディター
雨の日、しかも9月というこの時季、みなさんはどんな靴をはいて出かけますか? 雨の日の靴問題って梅雨時をすぎると忘れられがちですが、今年は夏も雨が多かったし、これからは台風もやってくる季節。いっそ濡れてもいいサンダルともそろそろお別れだし……と考えると、いまこそ知りたいテーマだったりして。
私もその昔、レインブーツなるものを買ったのですが、ムレと重さに耐えきれず断念。最近は雨OKのおしゃれなパンプスも増えてきましたが、どうしても甲から水が入って靴の中がぐちゃぐちゃになってしまうし、デザイン的にもベストとはいかず……。でも今年はついに、コレというシューズに出会えたのです!
実は6月に見つけて迷っていて、秋になってもほしいと思ったら買おうと“温めていた”逸品。雨の日にはまだデビューさせていませんが、秋のトレンド靴としても申し分ない一足ですし、みなさんに早くご紹介したくてウズウズしてきたので、もう出しちゃいます(笑)。
「A de Vivre」の晴雨兼用スクエアトゥレースアップシューズ ¥11,990
ご存知の方も多いかもしれませんが、私は初めましての「A de Vivre(ア ドゥ ヴィーヴル)」。ブランド名を検索すると「A de Vivre/ローファー」とまっ先に出てくるので、ふむふむ……ここのローファーは人気者のようですね。たしかにかなりの種類がありました。
中でも惹かれたのがこのレースアップシューズ。いちばんの魅力はなんといっても晴雨兼用の仕様ですが、ひもつきも決め手に。私は足が22.5~23cmと小さく、こういった靴では1cm程度大きめのほうがバランスよく見えて好きなのですが、スポンと脱げてしまわないためにも“ひも”は意外と大事なポイントなのです。
▲すべりにくいゴムソール。ちなみに中敷きは吸汗、放湿、抗菌、消臭効果があり、汗や雨でムレても安心。
軽く、やわらかく、本革よりも扱いやすい合皮ですが、高級感も十分。ステッチもソールもしっかりしていて、1万円ちょっととは思えないほどの本格派です。色はブラック、ブラウン、ライトグレーがありましたが、私は白スニーカー感覚ではきたかったのでライトグレーにしました。ぱっと見はほぼ白といった感じ。
▲グレーが混ざることで、くすみカラーのボトムとも相性抜群。スクエアトゥも今っぽくて洒落て見えます。
秋は服のトーンが暗くなってくるし、アウターも加わって重々しく見えがちなので、こういった明るい色の靴があると“抜け感”が出しやすくて便利。パンプスで白ってなかなか難しいですが、メンズ靴なら適度にカジュアルさがあって取り入れやすいのもいいですね。
そして、せっかく靴を買ったので靴下も。もう少し肌寒くなったらすぐにはけるように早めにチェック!
「Pantherella」の5×1 リブ ウールソックス J905(ライトグレーミックス、ダックエッグ) 各¥3,300
一足3000円超と考えると少々値は張りますが、肌ざわりのよさといい、色の美しさといい、ほかには代えがたい「パンセレラ」のリブソックス。先ほどの靴にも似合いそうなグレーとくすみブルーの2色を購入。
「Shinzone」のウールリブソックス(白、ベージュ) 各¥2,750
丈が長めでくしゅっと感が絶妙な「シンゾーン」のリブソックスは、靴下上手な友人のおすすめ。数年前に教えてもらって以来、毎年欠かさず買い足しています。
“雨の日にもはけるおしゃれな靴”探しから見つかったレースアップシューズでしたが、今季はローファーも含めメンズ靴がいつも以上に豊富なので、トレンドアイテムとしても一足あって損はないはず。同じぺたんこでもバレエ靴やスニーカーとは違った洒落感や目新しさを味わうことができるので、天候はともかく一度挑戦してみてもいいかもしれません。その際はぜひ、気分の上がるソックスもお忘れなく! ではまた~
*次回は9月19日公開予定です