伊藤真知・エディター
早いもので、10回目の記事を書かせていただくことになりました。春に始めて、もう秋か……(遠い目)。中にはブログを読んで「買いました!」と紹介してくださった方もいたりして、本当にうれしい限りです。
いい機会なので、過去の記事を振り返ってみたのですが、黒、黒、茶、黒、茶、茶……と圧倒的に多いのがこの2色。春夏ということもあってシンプルな1+1コーデになりがちでしたが、それにしても似ている!?
着ていて落ち着くとか、似合うと言われるとか、理由は何にせよ“好きな色”ってそうそう変わらないもの。加えていまはお出かけの機会も減ったので、月~金まで(なんなら土日も)デニムで過ごすこともありますし、ここ数年はトレンドに変化が少なく、昨年や一昨年の服も違和感なく着られるので、完全にコーディネートがパターン化しています。実際、急に肌寒くなって昨年の服を引っ張り出しても、なんだかんだでシンプルな黒と茶ばかりだったりして……食傷気味。
思えば仕事では、何度となく「アガる服を着よう!」と書いてきたこの1~2年。人のためではなく“自分のため”に、着回せる服より“ときめく服”でもっとおしゃれを楽しもう――そう、みなさんにご提案しておきながら、私こそ似た服ばかりではないか!と反省しまして。でね、買ってみたんです、新鮮な服を。
「MADEMOISELLE ROPÉ」のマーメイドラインマキシスカート ¥11,000
「急に?」という声が聞こえてきそうないきなりの派手柄ですが(笑)、実は私は大のレオパード柄好き。そもそも茶系+黒で構成されている柄だから、手持ちの茶や黒はもちろん、どんな色にも合わせやすいし、通年使える柄なのでアイテム数が多いのも魅力です。
でも、服で取り入れるのはひさしぶり。今シーズンは幅の広いビッグチェックや500円玉くらいありそうな大粒のドットだったり、なかなかの派手柄ボトムが多いので、ロングスカートで大胆にいってもよさそう。
▲身長155cm+6cmのブーツをはいてちょうどマキシな丈感。細身ですがタイトすぎず、すそにかけて広がるマーメイドシルエットが女性らしくて好きです。
▲薄手の生地ですがちゃんと裏地もついてるし、着脱はファスナー&ホックと細部まで手が込んでいます。
「マドモアゼル ロペ」は20~30代向けのファッション誌の仕事でよく目にしていて、大人にも着られそうな可愛い服があるなぁと気になっていたブランド。いきなりのレオパードで個性的?と思われたかもしれませんが、こんな上品なカットソーもありました。
「MADEMOISELLE ROPÉ」のパフスリーブカットソー ¥5,005(セール価格)
春先から長らく人気のパフスリーブはブラウスやワンピースなどでも出ていますが、ハリのある素材だとボリュームが出すぎて“着られている感”が否めず……ちょっと抜けてるカットソーくらいがいいのかなと。
Tシャツのようなラフさがありながら、アクセなしでもサマになる華やかさも。ただ、どうしたって甘くはなるので色は黒。ボトムは少し辛さの出るパンツのほうがいいかなと思いますが、もちろんスカートでも!
▲黒×グリーン×茶は大好きな組み合わせ。パンツは光沢素材ですが、上がカットソーなのでドレッシーになりすぎません。ここでも靴でレオパード柄を投入。
▲デニム以外は上と同じ。ボトムの違いだけでぐっと印象を変えられるのも、万能な黒トップスのよさです。
肩はぷっくりしていますが、袖はやや細身なので、何かをはおるときも袖が通らなかったり、くしゃくしゃにつぶれる心配もありません。ちなみにパフスリーブは肩をきゃしゃに見せてくれますが、私のようになで肩をボリュームアップしたいときにも◎。
▲気になる二の腕をカバーできる五分袖もうれしい。
結局、やめられない黒と茶色ですが(笑)、今回のパフスリーブやレオパード柄のようにちょっと趣を変えるだけで新鮮に映りますし、気分が上がります。たまには仕事だとか、着回せるかといったことから離れて、純粋に楽しい服を選んでみてもいいのかも……。もちろんそれらを現実に引き戻してくれるシンプルな服も必要ですし、この秋はバランスよくいろんなアイテムに挑戦したいと思います。あ~新しい服を着ると、やっぱりお出かけしたくなりますね。その日が来るまで、もうちょっとの辛抱だ!٩( 'ω' )و ではまた~
*次回は10月3日公開予定です