坪田あさみ エディター・ライター
@asamit1201
@sundownertokyoomuretsu
パーマは「老け見えするのでは」と恐れていました
1か月ほど前にパーマをかけました。なんと20年以上ぶりぐらい! 長くロングヘアで周りからも「絶対ロングが似合う」とおだてられつい長く続けていたのですが、さすがに自分の中でマンネリ化していたのと、服のトレンドや全身バランスがだんだん難しいと感じて、バッサリ切ったのがちょうど1年ぐらい前でした。
切ったことですごく気持ちがよくなり、ショートにしたり、ミニボブにしたりといろいろ楽しんでいたのですが、さらに今回はパーマもかけちゃいました。実はロングの頃からずっとパーマをかけたいと思いつつ決断できずにいたのです。
その理由は大変失礼なのですが「年配の人はたいてい髪が短くパーマをかけている」というイメージがあったから。もちろん自分もその世代に入っているのはわかっているのですが、そう思われるのが怖くて、踏み切ることができずにいたのです(その考え方自体すごく古くて恥ずかしいのですが)。
しかも私は黒髪直毛で、硬くはないけれどコシと張りがある日本人的髪質で、パーマがとてもかかりにくい。たとえかけたとしても自分が求める外国人風のくしゃっとしたイメージ通りのヘアにならないのではと、悶々にしていたのです。
ただ年齢のせいか髪にボリュームがなくなってきていることがどうしても気になり(これが年配の人がみんなパーマをかける理由かな・笑)、大げさですが一大決心してパーマをかけてみることにしたのです。
オーダーの仕方を細かく工夫してみる
▲アラフォー世代の髪にスタイリング剤はマスト。毎日バーム、オイル、ワックスなどいろいろなものをイメージに合わせて使い分けています。
その決心ができたのは、自分の中で「パーマだけで完成させるヘアにしない」という考え方にたどり着けたことが大きいかも。
私が恐れていた“ご年配ヘア”というのは、多分しっかりパーマがかかっていて、スタイリングを何もせずとも形になってしまう、いかにもパーマという感じのものだったから。
なので私はオーダーを以下のようにしました。
1/コテやアイロンは使い慣れているので、簡単なアレンジをする前提で考えています。それをしやすいようにベースとなるボディパーマをかけてほしい。
2/小さくひとつに結ぶアレンジが好きなので、後れ毛などが出てもこなれた雰囲気になるようなバランスにしてほしい。
3/黒髪でも頭が重く、昭和に見えないパーマにしてほしい。以前は入れていたハイライトをまたやるかもしれないけど、しばらくはダークヘアでいたいので。
などなど。そしてもちろんイメージ写真も持って行きました(ヘアカタログのパーマの写真は大抵コテで仕上げているのであまり参考にならないのですが、それでもイメージは掴んでもらえるように)。
そして最後は20年前と比べてパーマの技術が進化していることを祈りつつ、サロンに身を任せることにしました(大げさ)。
結果、かけてみて一番の感想は、「もっと早くかければよかった!」でした(笑)!
まずスタイリングがめちゃくちゃ楽になりました。ゆるくかけているので水に濡らせばカールが出ますが、濡らさないと私の場合は、普通のボブみたいな感じに。地毛だけだとそっけないストレートだけど、パーマのおかげで少しふんわりするようになりました。
また濡らせばスタイリング剤で質感を変化させることができます。それがめちゃくちゃやりやすく、楽になりました。
しかも最初想定していたアイロンやコテもほとんど使わずに、スタイリング剤だけで髪型が決まるようになり、それもうれしい変化。
▲濡らさないでスタイリングするとこんな感じ。全体にふっくらする程度でくるくるはしないので、ストレート感を楽しみたい時は軽めのオイルを馴染ませる程度に。
▲ひとつにまとめるアレンジは頭が小さく見えるので私の定番。ロングの時のまとめ髪よりも今っぽく決まります。オイルやバームをつけてまとめます。ストレートの頃はまず巻いてからまとめていたのですが、巻く作業がなくなったので時短に。
▲まとめ髪でもふわふわさせたい時は、全体を軽く巻いてからまとめます。全体にワックスをつけてからまとめて最後はスプレーでふんわり感をキープします。
▲自然に下ろす時は全体を水で濡らしてからワックスやオイルなどを揉み込みます。最大限カールを出してもこの程度のゆるいパーマがかかっています。
失敗するのが怖くてなかなか新しいことに手を出しづらくなる世代ですが、意外と産むがやすしでした。髪はどうせ伸びるものだし、これからもいろいろとトライしてみようという前向きな気持ちになりました。
私のような髪質でパーマに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
今回も読んでくださりありがとうございました。