かねてから気になっていたもののなかなか足を運ぶ機会がなく、先日ようやく初訪問。
オリジナリティ性の高いこちらのお店ならではのタコスがずっと気になっていました。そして、それに合わせてナチュールワインも揃っているとのことで期待大。
お店は2階建てで、1階はカウンターのスタンディングタイプで、ふらっと入れる気軽さがいい感じです。
店内も気取っていないのにお洒落でとても居心地がいいです。
泡もナチュールでも飲みやすくすっきり前菜にぴったり。
そして、この前菜も全てが品よく繊細な味わいでメキシカンのイメージを覆す味わい。
一品ずつのメニューは忘れてしまいましたが、フレンチビストロ的なクオリティです。
このトッピングセットがまた料理を進ませる魔法のセットで、ソースやスパイス、野菜やライムなどなど何通りもの味の組み合わせができるのでエンドレスループにハマります。
後に登場するタコスもそうですが、このワカモレチップスだけでも、ソースを変えたりトッピングする野菜を変えるとそれぞれ全く違うものになるので飽きることがありません。
タコスは目移りするバリエーションで、選ぶのに一苦労。
上がポーク、下段左からチキン、舞茸チョリソー、茄子モーレ、えびです。
それぞれサイズはそれほど大きくないので、色々な種類を楽しめます。
そして、ここでも大活躍のトッピングセット。
ひと口目はそのままの味を、2口目からは色んなトッピングを組み合わせて楽しんでいたらこんなに頼んでたというオチです。
ソースで気に入ったのは、マンゴーのソースとキウイのソース。
どちらもフルーツの風味はもちろん活かされているものの、甘さはなくそれぞれに合ったスパイスなどが加えられてピリッと引き締まったり、マイルドにしたりと絶妙な仕事をしていました。
タコスだけでなくこちらのソースもなかなか他では味わえない感じです。
料理の内容やクオリティからもこれだけナチュールワインを揃えているのが納得できます。
タコスやメキシカンと言えば、ジャンクでビールで流し込むみたいなイメージがありますが、ここではそのイメージは完全に覆されます。
というか、ここで初めて飲んだメスカル。
テキーラはメスカルの内の一種で、リュウゼツランを原料として作られた蒸留酒全般がメスカル。
なので、テキーラを飲んだことがあれば厳密にはメスカルを飲んでいたことになるのですが、樽の仕込み方とか年数とか製法の違いが色々あってそれによって味も全く別物に。
今回お勧めしてもらったメスカルは、バランスがよくて初心者でも飲みやすいものをいただきました。
今まで飲んだことのあるテキーラとは全く別物のお酒。どちらかと言うと、ウィスキーに近いような樽香を感じる味わいでした。
それだけ繊細な味わいで、絶品な料理とお酒なんだなと実感。
お店もスタンディングでカジュアルなのに、かなりクオリティの高い味わいが楽しめるおすすめのお店です!