伊藤真知・エディター
気にはなっていたけれど、なかなか手が出せなかったチェック柄のコート。今年初めて買ってみたのですが、結論から言うとものすごく便利! なぜもっと早くトライしなかったのだろうと後悔しているくらいです。でもいま思えばこれまでも何度か見てきていたものの、“いいもの”が見つからなかったんですよね……。
やっぱりコート分の面積を「柄」で埋めるのは、まあまあ派手だし、勇気がいります。素敵なチェックと出会っても、ミョーにメンズライクだったり、高額すぎたり。かといって、あまりに安価だと生地が頼りなかったりして、大人にちょうどいいチェックのコートって意外とむずかしくて……。そんな中、6月に行われた展示会で「これよ、これ!」と運命の出会いを果たしたのがこの一着。みなさんもよくご存知のPLSTです!
「PLST」のウールパイピングコート ¥25,000
なんといっても魅力は上品なグレンチェック! ブラックとブラウンの2色がありましたが、私は手持ちの服が圧倒的に茶系が多いので、ブラウンを選びました。
そして名前にもある通り、衿や袖口、ポケットやすそにはパイピング(縁取り)が施されていて、これもまた上品に見えるポイント。丸くカットされたすその可愛さも相まって、横や後ろから見ても様になります。
▲身長155cm、Sサイズを着用してひざが隠れるくらいの丈感。すそは気持ち後ろが長めで、横から見たときに自然なニュアンスが出るところもお気に入り。
首まわりはボタンつきのノーカラー。女性らしいとか胸もとが閉じるので寒くないとか、マフラーを巻きやすいとか……利点はいろいろありますが、流行りのタートルネックと相性がいいのもかなりの高ポイント!
表はチェック、裏は無地のダークブラウンを配したリバーウール素材。バイカラーのようにぺろっとめくれても可愛いので、前をラフに開けて着ても素敵です。
▲厚手のフーディと重ねやすいのもノーカラーならでは。今回ボトムはどれも大好きなデニムに合わせましたが、もちろんきれいめなパンツでも。ベーシック色もきれい色も、濃色にも淡色にも合ってまさに万能。
着心地は軽く、シルエットもゆったりしているので、気楽に羽織れるのもいいところ。前を閉めればポンチョのように着られるので、あっソースがない!でもわざわざ着替えるのも面倒だし……なんてときにも、ロンT+レギンスにさっと羽織ってコンビニへ。コートがいい仕事をしてくれるおかげで、中は部屋着のままでも堂々と出かけることができるようになりました!(使い方が間違っているような……まぁいいか)
気負わず着られて、でも安価すぎない2万円台という価格も“毎日着る”コートとしては絶妙。年内だけでも元が取れそうなほどすでにかなりのヘビーユース中ですが、カジュアルなお出かけが増える年末年始に向けていっそう大活躍の予感! せっかく来年は初詣も行けそうなので、たまにはダウンじゃなくこんな可愛いコートで楽しみたいなと思っています。ではまた~
*次回は12月5日公開予定です