家のレモンが、いよいよ収穫直前となってきました。
昨年はたったの1個しかならなかったのですが、今年はなんとか4個!
レモンの木は害虫が多くなりがちと言うことですが、幸いこの子はそれほど手をかけていずとも、むしも寄せ付けず、ほぼ毎日たっぷりのお水だけでここまで到達してくれました。
昨年、近所の花屋さんで購入したときに、
「レモンは一度置く位置を決めたら、あまり動かさないほうがいいですよ」と言われていたのですが、そのときはなぜなのかよくわかっていませんでした。
育ててみて分かったのは、花が咲いて蕾をつけたときに、その蕾がとても脆く、ちょっとした振動で地面に落ちてしまうからだということがわかりました。
そうすると、結果的に、実になるものも減ってしまうわけで。
去年の失敗を教訓に、子どもたちと「とにかくなるべく動かさない!」を合言葉に、台風が来るときなども、そのときだけ慎重に慎重に最短距離で場所移動をし・・。その甲斐もあって、途中で落ちた蕾はいくつかはあったものの、昨年と比べれば無事に4個という“大収穫”に。
たまたま枝先に近い方に2個、連なってしまったので、葉が地面すれすれに到達しそうな様子に。
思わず「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」ということわざを思い出しました。
中身を増せば増すほど、成長するほど、謙虚になるものだという意味(すみません、辞書は引いておらず、覚えているイメージで表現すると)ですよね。
このレモンも、しっかりと実をなしているのに、「なんだかすみません」と言っているかのようにこちらを向いており、一層可愛く、どこか感慨深く思えてきました。
ところで全然話は変わるのですが、先日、通販で表示する「色名」について打ち合わせで話し合っていたとき。
通販コンテンツ作りの達人である上司が、
「色名が素敵だと売れる」というふうな話をしてくれたのを思い出しました。
たとえば黄色だったら、YELLOWと表示するのは普通ですね。
もしくはちょっと可愛くして、LEMON YELLOWといううこともできます。
でも、もっと踏み込んで、LEMONとだけ、表示してしまってもいい。なんだかもっと可愛いし、買うか買おうかまよっていたら、背中を押されてしまいそう・・。
気分が上がる色名、そしてイメージが膨らむ色名はワクワクします。
レモンひとつを見ながら、いろいろなことを思った今朝でした。
皆様良い週末をお過ごしください。