今回は鞍馬の川床で有名な貴船喜らくの京懐石ランチをご紹介します。
京都の風情を味わうにはやはり川床、ということで鞍馬まで行った先でのランチはこちらを予約。
残念…
こちらのお店以外もここの場所柄川床のお店が何軒も並んでいましたが、確かにどこも床板が外されていました。
それでも景観はやはり素晴らしく風情があって、近くの貴船神社に向かうまでも楽しめました。
床板は外されていますが、この提灯と簾と川の景色だけでもかなり風情はありました。
どれも丁寧に仕込まれていて味わい深く、これだけでもじっくり楽しみたくなります。
続いて、お吸物と向付。
お吸物は確か鱧の葛仕立てだったかと思いますが、お品書きを撮り忘れ定かではありません。
でも、素晴らしいお出汁が味わえたことは確かです。
向付も、新鮮な鮮魚を素晴らしい包丁さばきで調理されていて料理人の方の確かな腕を感じます。
お店でも夏は鮎が看板メニューのようではありますが、小ぶりながら感動的に美味しかったです。
窓から見ていたら、板前さんが川床の下の方まで降りてきて川に繋がっているであろう生け簀のようなところから生きた鮎を網ですくい上げていました。
そこから少し経ってこちらが提供されたので、目の前の川の生簀で直前まで泳いでいる鮎を焼いて出してくれていることがわかりました。
そんな新鮮な鮎なので、美味しいのは当然ですが、こちらもまた焼き加減や鮎の下拵えなど調理の妙が光っておりました。
蓼酢でいただきましたが、こちらも刺々しさのない品の良い酸味で鮎の旨味を邪魔することなく最高でした。
こちらの小魚が何だったのかは忘れてしまいましたが、丸かじりでさっくり食べることができて内臓の旨みまでじっくり楽しめる最高の味わいでした。
添えられている椎茸や海老、温泉卵に至るまで全て丁寧に仕事がなされていて、たかが素麺とは言えないお料理でした。
赤だしは期待通りの〆に相応しい味わい。
そして、ちりめん山椒と柴漬けの美味しさにもノックアウトされ、メロンで締め括る。
ちりめん山椒と柴漬けはお店の手作りでお土産としても販売されていたので、両方ともゲットして自宅でも楽しみました。
冬は、すき焼きや鍋料理もあるようなので冬の川床も行ってみたいなと思っています。
京都の中心からは少し離れた場所ですが、鞍馬ならではの風情が楽しめておすすめです。
ぜひ、京都観光の際に行ってみてください。