●12月24日から衛星劇場で「警察授業」が日本初放送されます。感想をお聞かせください。
ー日本のファンの皆さんにもこの姿をお見せしたいと思っていたので、とてもありがたいですね。この機会に、またファンの皆さんとお会いできる機会が生まれたらうれしいです。
●「警察授業」はどんなドラマですか?
ー警察大学を舞台にした物語なのですが、その中で繰り広げられるラブストーリーやスリラーなど、様々な内容が描かれるドラマです。
●この作品に出演することになったきっかけはありますか?
ーまずは台本を読んだときに、台本自体がとても面白かったんです。それに警察大学を舞台にしているという点がとても新鮮でした。制服などの衣装を想像してみたりしてすごく面白そうだなと思いましたし、見どころも多いだろうなと感じてこの作品を選びました。
●演じられたカン・ソンホはどんな人物ですか?
ーソンホは夢もなく、無彩色のような人物なのですが、ガンヒ(チョン・スジョン)とユ・ドンマン教授(チャ・テヒョン)に出会ったことで、少しずつ夢を育みながら成長していき、そして自分だけのカラーを見つけていこうとします。そんなふうに成長していくキャラクターです。
●ソンホはハッカーから警察官になろうとしますが、役になりきるために準備したことはありますか?
ーハッカーの方々が出ている動画を観たりして、どうやって実際にやるのかを役に反映させようとしたのですが、無理に反映させる必要はないかなと思いました。まずはどんな感じなのか、理解だけしようとしました。
●久しぶりに学生服を着た感想は?
ー制服を着ると昔のことを思い出しますね。もう11年という歳月が流れていますが…。正直この年齢でこれを着てもいいのかな?という気もして、少し心配だったのですが、周囲の方々もよく似合っていると言ってくださったので、心置きなく着ることができました。
●記憶に残っている学生時代の思い出はありますか?
ーその時期の全部が記憶として残っていますよ。友達と美味しいものを食べに行ったり、面白いことをしたり、コーヒーを飲みに行ったり…。今もその頃の友達とはよく会うんです。会うとその頃の話をするのですが、全てが楽しかった思い出ですね。
●あとどれくらい制服を着られそうですか?
ーそうですね…(笑)。実は『僕の中のあいつ』という映画で学生服を着るのは最後にしようと思っていたのですが、今回も着てしまったので…。また良いキャラクターがあれば着るかもしれませんね。
ー少しまえに母にプレゼントをしたのですが、すごく喜んでくれたんです。ブレスレットだったのですが、母が以前から欲しがっているものだと姉から電話で聞いていたんです。それで一緒にデパートに行って買ってあげました。ちょうど誕生日だったんですね。すごく幸せそうだったので、僕も幸せを感じました。
●ソンホの初恋の人ガンヒを演じたチョン・スジョンさんとの演技はいかがでしたか?
ーすごく良かったです。お話もたくさんしたので、自然な感じでリラックスしながら演じられました。スジョンさんはとても優しくて、お互いにいろいろな面で息はピッタリでしたね。
●スジョンさんの第一印象は?
ー第一印象もすごく良かったですよ。スジョンさんはよく、“シックな氷の姫”といった印象を持たれているようですが、全然そんなことはなかったですね。天真爛漫でおしゃべりも好きな方で、僕もリラックスして撮影できました。
●ユ・ドンマン役のチャ・テヒョンさんとはいかがでしたか?
ー撮影前から周りの方々から良いお話しか聞いていなかったので、僕も期待しながらお会いしたのですが、本当に期待以上でした。すごく素敵な方で、うわさ通りに尊敬の念を抱かせてくれました。だから今も親しくさせていただいています。本当に大好きな先輩です。
●息もピッタリだったようですが、アドリブもありましたか?
ー僕はアドリブをそれほどしませんでした。でもチャ・テヒョン先輩はたくさんされていました。だから僕の足りない部分を先輩が満たしてくれているようで、むしろ僕は演じやすくて良かったです。
ー全員ですね。みんな本当に性格が良くて、いつもみんなで集まって笑いながらおしゃべりして過ごしました。
●演じながら大変だったシーンや、演じるのが難しかったシーンは?
ーブリーフィング(発表)のシーンですね。警察の捜査の物語なので専門用語が多いんです。だからセリフを覚えるのはなかなか大変でした。長いセリフも多かったです。NGも多く出しましたし、最初から頭が真っ白になっていることもありましたね。
●劇中、名セリフや名シーンが多いですが、それぞれ一つを選ぶとしたら?
ー名シーンであり名セリフだと思ったのが、夢もなかったソンホが警察官になるという夢を胸に抱くようになって、警察大学に面接を受けに行くシーンです。その面接会場に父親に車で送ってもらうのですが、会場の前で父親に大声を出すシーンがあるんです。「父さん、僕は必ず合格します!合格して警察官になります!」と言うと、「当然受かるさ。俺の息子だからな」と父さんに言われるシーンなのですが、このシーンがすごく記憶に残っています。他の方々もすごくうるっとしたシーンだと言ってくれて、とても大好きなシーンです。
●その他にも視聴者の皆さんにオススメのシーンはありますか?
ー序盤に出てくるシーンなのですが、ガンヒに一目惚れしてしまうシーンです。そのシーンの演出がすごくいいんです。モニターがズラッと並んでいる場所でソンホはハッキングをしているんですが、そこに試合をしているガンヒの姿がいろんな角度で映るんです。その試合の前にガンヒが「私はあきらめない」という内容の話をしているのをソンホは聞いてしまうのですが、いつもあきらめてばかりだったソンホにはその言葉が胸に刺さるんですね。そしてガンヒに惚れてしまうその姿がすごく美しいんです。だからそのシーンは胸がときめくシーンですね。
●2022年の抱負と今後の活動計画を教えてください。
ー2021年はがんばって走ってきましたが、2022年はもっと走ろうと思います。もっとがんばって、これまでお見せできなかった姿をもっとお見せしたいです。音楽も演技も、ファンの皆さんの期待に応えられるようにがんばりたいです。