坪田あさみ エディター・ライター
@asamit1201
@sundownertokyoomuretsu
お腹のぽっこり感や肉感を抑える厚手生地で
「こなれ」と「脚長」を両立させる
この冬、デニムブランドウォードブルーとコラボして「ブーティデニム」というモデルを作りました。とても便利で私的に毎日大活躍しているので、今回はこの商品についてご紹介させてください。
そもそも「ブーティデニム」ってなんぞや?と思いますよね。実はこの企画の発端は私が冬の間ほとんどブーティを履いていることから生まれました。85%は黒いブーティ、そして残りの15%はローファー、バレエシューズ、スニーカー、そしてロングブーツといったところでしょうか。
つまり黒ブーティがほとんどなのだから、それに合うデニムがあればコーディネート的にめちゃくちゃ楽だし最強じゃないか?と考えたのです。つまり履きたい靴に合わせて、パンツを作ったと言うわけです。
なぜデニムなのかというと、冬はウールなどほっこりした素材のトップスやコートが多いので、あまりボトムにあったか見えする素材を合わせるのが好きではなく、デニムの抜け感や素材感があればとても便利だなーと感じていたから。でもブルーデニムとブーティの組み合わせだとちょっとカジュアルすぎるし、ともすると若見えしてしまうため、ブルーデニムとブーティを合わせることはこれまであまりしませんでした。
そこで以前にもコラボをさせていただいたデニムブランド・ウォードブルーにご相談したところ、黒ブーティと合わせた時に最高に脚が長く見えて、細見えするブラックデニムを作ろうということになり、この「ブーティデニム」が完成したというわけです。
今回はこの「ブーティデニム」が便利な2つの理由と、脚長・細見えに効く2つの理由について詳しくご説明したいと思います。
便利な理由1
裾の“ぶっ壊し”があるからシンプルな着こなしが一気にこなれる
この「ブーティデニム」の最大の特徴は裾の加工です。これまでも多くのフリンジや切りっぱなし仕様のデニムはありましたが、ここまで“ぶっ壊した”ものはなかなかありませんでした。このぶっ壊しのメリットは、どんなにシンプルな着こなしでも「地味」にならないということ。
これがブルーデニムだと裾のダメージの強さがカジュアルすぎてやりすぎに見えてしまうのですが、きれいめなブラックデニムで壊しているので、派手になりすぎず大人にちょうどいいカジュアル感に仕上がっています。
ちなみにこの“ぶっ壊し”は手間とお金がかかるため、デニムブランドはあまりやりたがらないそうです(笑)。
便利な理由2
ダークカラーのベーシック&メンズアイテムと合わせても女っぽさが漂う
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デニム/woadblue アウター/vintage 靴/ZARA
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デニム/woadblue コート/SOUJU ニット/Chaos 靴/Maison Margiela
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デニム/woadblue コート/HYKE ニット/JOHN SMEDLEY 靴/GUCCI
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デニム/woadblue ニット/UNIQLO ロンT/N.O.R.C 靴/ZARA
ベーシックカラーのアイテムばかり使ったコーディネートに、一般的なブラックデニムを合わせるとかなり地味な印象になってしまうのが私の悩みでした。しかし、この「ブーティデニム」は裾に派手さがあるので、写真のようなフラット靴ではもちろん、足首を覆うブーティの時でも、この裾の“ぶっ壊し”部分が足首の細さを強調し目立たせてくれるので、女らしさが漂う仕組みになっています。
脚長・細見えに効く理由1
ブラックデニムと黒ブーティが一体化するから脚長感がアップする
ヒールのあるブーティと合わせればその効果は最大です。見ていただくとわかるように、パンツと足が一体化することに加えハイライズになっているので、下半身の面積が広く見え脚がめちゃくちゃ長く見えます。
またこれは体型に悩みのあるマリソル世代ために作っているので、ハイライズでもお腹がぽっこりしないようにパタンナーに型を作っていただきました。ゆえに普通にすっと履くだけでお腹周りがフラットに見えるようになっています。
さらに厚手でキックバック力のあるデニム生地を使用しているので、お腹やヒップの肉感を拾わずすっきり整えてくれる効果もあります。
ブラックの着やせ効果に加え、あらゆる角度から下半身が細見えするよう計算されているのです。
脚長・細見えに効く理由2
裾広がりの細めシルエットの視覚効果でひざ下が長く見える
なぜこの「ややフレア」というシルエットが良いかというと、裾にかけて広がっていることで、ひざ下がグーンと長く見えるからです。今はスキニーまで細いとちょっと古い印象になってしまいますが、ストレートほど太くなくスキニーほど細すぎない中間のシルエットで、やや広がるフレアシルエットにすると、最強に美脚&脚長に見せてくれる効果があるのです。
寒くなるとダウンを着る人が多いと思うのですが、ボリュームのあるダウンと合わせた時にもこのシルエットがちょうどよいのです。
というのもダウンの時に太いデニムだとどこかもっさり見えてしまいますが、このブーティデニムならその心配もありません。スニーカーのような足の甲が隠れてしまうフラット靴でもひざ下を長く見せてくれるのはもちろん、裾の“ぶっ壊し”によってアクセントがあるので、オールカジュアルな着こなしでもご近所感が出ずこなれて見えるというメリットもあります。
さらにさらに。
デニムってカジュアルの代表アイテムのようですが、この「ブーティデニム」は裾をここまで壊しておきながら、デニム生地メーカー「カイハラ」の上質なマットブラックを使用しているので、きれいめな着こなしとも違和感なく馴染みます。着回し幅がとても広いのもうれしいところ。
いかがでしたでしょうか? ブラックデニムは元から着回し力があって使いやすいのですが、裾に加工を加えることでさらにこなれ感と脚長感が生まれ、登場回数がぐっと増えました。このデニムのよさを皆様にもぜひ体感していただきたいと思います。この「ブーティデニム」はwoadblue公式オンラインストアだけでなく、エストネーション六本木ヒルズ店やSHOP Marisolでも販売されます。よかったらご覧ください。
今回も読んでくださりありがとうございました!