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都内で旅気分を味わえる ”風景の国宝”の街へ【40代 私の休日】

都心から30分程度。非日常的な雰囲気と風情をじっくり味わえる場所「柴又」をご紹介します。
こんにちは、emiです☺

以前、海外からの旅行者の方に浅草の道端で「他にどこかお勧めの場所ある?」と聞かれた際、迷わず「Shibamata」と答えました。

昭和の街並みが残る柴又一帯は「風景の国宝」とも呼ばれる国の「重要文化的景観」に選ばれています。
今回は、そんな柴又の1番の見どころ、柴又帝釈天をメインにご紹介します。

「なんか最近、オシャレスポットとかちょっと胸焼けしちゃう」そんな皆様も是非。
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駅を降り立つとまずは寅さんと妹さくらの像が。
ちなみに寅さんの像が「左足を撫でると運が落ちない」という縁起物になっており、左足がピッカピカになっています。

※映画「男はつらいよ」シリーズを見ていなくても充分楽しめる場所ですのでご安心ください。
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しばらく進むと右手に案内所。
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左手にハイカラ横丁(駄菓子屋等)、右に抜けると帝釈天の参道に入ります。
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映画「男はつらいよ」の撮影に使われたのはこの先にある「髙木屋」というだんご屋さん。草団子が名物です。
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参道ではこちら「い志い」の米粉ロールがお勧め。米粉を使ったロールケーキで上に乗ったザラメが炙ってあり良いアクセントに。生クリームもすっきりした甘さでバクバク食べてしまいます。
柴又帝釈天(正式名称:経栄山題経寺)の参道は、ほどよい長さ。
草団子はもちろん、煎餅、漬物などのお店が多く、昼ご飯を食べられるようなお店もいくつかありますが、数分歩けばすぐに入口である二天門が現れます。
江戸期建築の最後の名匠と呼ばれた、坂田留吉作の二天門。全てケヤキの木を使って組む手法がとられています。
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門の左右には増長天および広目天の二天が安置されています。(覗き込まないと見えません)
境内に入ったらまずは左手の浄行菩薩にご挨拶。
この世を浄化、人々の罪を洗い清め、流してくれるといわれています。
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そして正面が帝釈堂です。
靴を脱いで上がることができ、中でおみくじや御朱印がいただけます。

…おみくじですが、私が知る限り相当な確率で「凶」が出ます。
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帝釈堂の左側には「瑞龍の松」と呼ばれるクロマツがあり(龍が天に昇るように見えることから、この名がついたと言われています)
樹齢は400年を越え、「東京都指定天然記念物」に指定されています。

参拝を終え帝釈堂を出て右奥に進むと、大客殿と邃渓園(すいけいえん)の入口があります。
また、この日は彫刻ギャラリーの受付もこちらになっていました。靴を脱いでの拝観です。
(拝観料400円でどちらも見られます。)

大客殿は昭和4年に完成した建物で、東京都の「選定歴史的建造物」になっています。
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邃渓園は大客殿に付属する庭園で、戦前から大規模な改変のない庭園として貴重である、と高い評価を受け「東京都指定名勝庭園」に指定されています。
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廊下を渡り、また帝釈堂へ。

一番の見どころはこちら、彫刻ギャラリーです。

帝釈堂の外側に彫られている彫刻が見られるのですが、この彫刻は「法華経」の説話の中から選んで掘り出された10枚で、それぞれ別の彫り師の作品です。
1枚の板を彫って作ったことが信じられないくらいの立体感。思わず目を凝らしてじっくり見てしまいます。
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色が塗られていないので、彫り方による陰影の描写などがより一層わかりやすくなっています。

説話の彫刻以外にも数多くの素晴らしい彫刻が施されていて、帝釈天が別名「彫刻の寺」と呼ばれる意味がよくわかります。

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最後にお守りを購入。
昔、錦織選手がテニスのお守りを買ったことも有名ですが、ここにある珍しいお守りが「一粒符」という飲むお守り。
帝釈天は古くから厄除け、病気平癒のご利益があると言われているので、あくまで私の場合はですが、"病は気から"と思える症状の時に飲んでいます。
帝釈天のご紹介は以上になりますが、
近くには「寅さん記念館」「山田洋二ミュージアム」「山本亭」があり、
特に「山本亭」は是非訪れていただきたい場所。
和洋折衷の建築が特徴の、元々住居として大正末期に建てられた建造物で、葛飾区が登録有形文化財に指定しています。
庭園がアメリカの日本庭園専門誌で第3位(2016年)になっており、和菓子やお茶もいただけるので、庭園を眺めながらゆっくりとした時間を過ごすのがお勧めです。
そこから少し歩けば江戸川土手に出られ、
歌に出てくる「矢切の渡し」から船に乗ることもできます。


ご紹介しきれていない場所もまだまだありますが、今回はこの辺で。

一日のんびり楽しめる柴又。
アラフォーの皆様に是非お勧めしたいエリアです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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