全11回にわけてお届けする予定です(現在、すでに2回分UPされていますね)。
舞台裏をお話すると、データを送っていただいたのは、11月末~12月頭でした。
その頃は、今よりはやや、各都市ともにコロナ感染状況もひどくなかったので、無事にお願いすることが出来ていたのでした。
ヨーロッパは一昨年など、完全にロックダウン状態になったこともあり・・
あのころは、街角で普通にスナップをすることもままならないし、
捕まえられても、やはり写真のために「マスクを取る」ということに抵抗のある方も多く、
アポイントを取って、特定の方に室内で取材をお願いするなど、
工夫をしていただいたころもありました。
でも今年の秋は外を歩く方も多かったようで、ワクチン接種の広がりや感染対策の浸透などで、
今回のように、大豊作!! 行けましたよ。
一瞬のスキがあった時期に敢行できたからかもしれませんが・・ありがたいことです。
各都市のスタッフの方々にも感謝です。
海外SNAP、以前はよく編集者が直接、現地に赴いていたものでした。
20代のころ、入社3年目ほどで「パリ」に行けたときは、本当にうれしかった!!
カルチャーショックを受けたあのときの空気、今も生々しく覚えています。
リセエンヌのよく通る場所、サンジェルマンの街角など。
ちょっと疲れたら近くのカフェでお茶を飲みながら・・
夜はパリならではの各国料理を頂くことも多く。ベトナム料理や、アフリカ料理などのおいしさを最初に知ったのは、パリでした(遠い目)。
集英社の女性誌といえば、フレンチカジュアルが基本的なDNA。
今思うと、”若くてペーペー”であっても、パリ出張などに早めに派遣してしまい、ストリートSNAPを体感させることで、「勉強しておいで」ということだったのでしょうね。
その後も何度か行かせてもらったことは、本当に感謝です。
ちょっと話がずれてしまいましたが、
パリの人たちのモノトーン好きは、ずっとずっと変わらないものですね。
一番最初の回も、まさに「黒アウター好き」のパリジェンヌたちでした。
NYは前出の写真のように、思い切りヴィヴィッドカラーを躊躇なく、でも自分らしく、センスよく使用しているところにすごさがあったり、
ミラノはやっぱりブラウンが得意! リュクス感、トラッド感を自然に今風にアレンジしていて・・など。
見ごたえ満載です! ぜひ今月はこのシリーズをお楽しみください。
ところで私は毎日、電車の中や歩いているときなど、人のファッションチェックが本当に好きです。
本当なら「すみません! 写真を撮らせていただけませんか?」と声をかけたくなることもしばしば。
スケッチとかできないだろうかと思いながら(それも怪しすぎる・・)、頭に焼き付けたりしています。
最近は女性に限らず、20代の男子とか、老若男女問わずに素敵と思わせてくれる方が増えていて、
私の”脳内SNAP"は活発に動いております。
その人ごとの、言葉なくとも最初の表現である「着こなし」。
誌面になってもならなくても、ウォッチングは永遠に楽しい!です。