演技派人気俳優ソ・イングクさんの8年ぶりの映画復帰作となった『パイプライン』は、『マルチュク青春通り』『江南ブルース』のユ・ハ監督作品。イングクさんと言えば、「応答せよ1997」!韓国でブレイク後、歌唱力でも知られる彼が日本デビューのため来日、比類なき大型新人の存在に感心していたら、あれよあれよという間にスターとなり、「王の顔」で取材させていただいた時にはもはや超人気のヒットメーカーでした。その後も「君を憶えてる」「ショッピング王ルイ」「空から降る一億の星」「ある日、私の家の玄関に滅亡が入って来た(原題)」などでファンを虜に。そんな彼が『パイプライン』で演じるのは送油管に穴を開け、石油を盗み転売する無敵の穿孔技術者”ピンドリ”。壮大な犯罪計画に、グイグイ引き込まれます。脇を固めるのは個性派実力派揃い、「熱血司祭」での演技が強烈すぎて思い出しても笑ってしまう、「コンビニのセッピョル」「こんにちは?私だよ!」のウム・ムンソクさん、「模範タクシー」などでもお馴染みのテ・ハンホさんとユ・スンモクさん。紅一点は、「私のIDはカンナム美人」のペ・ダビンさんです。ハイリスクな10億ウォンの盗油作戦を持ちかけるのは、大企業の恐れ知らずの後継者。この役を、モデル出身で、「一理ある愛」「ウチに住むオトコ」などで活躍中のイ・スヒョクさんが演じています。スーツ姿が絵になる、とんでもなく破天荒な役を好演。ソ・イングクさんとは、「ナイショの恋していいですか!?」、最新作の「ある日、私の家の玄関に滅亡が入って来た」と、共演作が重なり縁があるよう。(ちなみにスヒョクさんは目下、SF9のロウンさん、キム・ヒソンさんとNetflixで配信予定の「明日」の撮影中で、そちらも楽しみ)キャスティングも絶妙な『パイプライン』は、時に笑えて、先が読めない、一攫千金を夢見る盗油師たちの命がけの戦いを描く犯罪娯楽映画。2月4日(金)公開です!