\ 私たち考えてみました! /
岡野瑞恵
ヘア&メイクアップアーティスト
山崎敦子
美容ライター
ハラチノ
美容エディター
“顔見せ”シーンが多様化した、今の時代は、
“魅せる”シーンに合わせたベース選びが必須です!
ニット¥11,000/カーサフライン表参道本店 ピアス¥13,200 リング¥18,700円/リキッド
ハラチノ 今シーズンの肌づくりの傾向って、どうなんでしょうね。
岡野 まるで自分の肌のようなリアルな血色感だったり、透明感だったり、素肌そのものが美しいと感じるような仕上がりは、いつの時代も変わらず理想ではありますよね。今シーズンは、まだマスク生活継続ということもあり、さらにシンプルに軽くて、無駄のない仕上がりが求められていると思うし、そんな優秀なファンデーションも多く出ているのを感じますね。
山崎 マスクして隠れちゃうからベースメイクしないという人も多いみたいだけど…。
岡野 それは“なし”ですよねぇ。なんか、自分を見放してしまう感がないですか。何もしないでいると、全部おざなりになって、顔までゆるむ気がしますよ。
ハラチノ そうそう。肌にも自信がどんどんなくなっていくと思う。
岡野 ベースメイクをしたほうが「あ、ここ乾燥している」とかわかるじゃないですか。マスクで隠れるからと、何もしないでいると、その気付きさえもなくなって、いざ、メイクする時に化粧が乗らない女になっちゃう。
山崎 確かに。それにマスクしていてもベースメイクしていないと、目もとのくすみなんかが余計強調されちゃうせいか、肌全体が疲れているように見えちゃうし。
岡野 私はマスクであろうがなかろうが、ベースメイクする派です。礼儀としても自分自身に対しても。アラフォーになると20代や30代と比べると、パーツも違うし、肌も違ってくるんですよ。ちょっとくすんでくるし、ハリも低下するでしょ。
ハラチノ 最近はファンデーションはもちろん、下地を含めて、スキンケア効果の高いベースアイテム豊富だから、実は素肌自体のキレイのためにも塗っておくほうが断然良き! ですよね。
山崎 とはいえ、このコロナ禍で、一日マスクしているのに、やっぱりべったり厚くファンデーションを塗る気にならないのも事実。
ハラチノ そうなの。ニューノーマルな生活になって、肌魅せシーンもいろいろあるじゃないですか? 例えば、一日マスクしているオフィス、マスクを外して友人たちとランチやディナーを楽しむときだってあるし。
山崎 オンラインミーティングで画面に映る自分にがっくりすることも多々。オフの日に近所に出るときなんかも、ファンデーションを塗るべきか迷う…。
岡野 最近は下地も進化しているから、例えば、一日マスクの日なんかは、目まわりと眉間を整えれば肌全体がきれいなように見える効果もあるので、下地とコンシーラーだけでもいけると思いますよ。
ハラチノ ですよね。マスク外すランチやディナーの日、オンラインミーティングの日、オフのワンマイルお出かけなど、肌魅せシーンに合わせて、ベースメイクも選ぶ、というのがイマドキの賢いアラフォーの肌作りだと思う。
❶目もとに視線が集まるマスク顔には、「色付き下地」を!
マスクをしていると、より目もとの肌悩みがクローズアップされ、マスクで隠れている部分も同じような肌感と印象づけてしまう可能性大。とはいえ、肌全体にファンデーションを塗るのには抵抗ある場合も。そんな日は最新の優秀な「色付き下地」を活用すべし! マスクに色移りしにくく、しかも肌全体が自然にトーンアップ。マスク下の肌までキレイと錯覚させる効果も。その上で、目の下のくすみやクマ、眉間のかさつきをコンシーラーで整えるひと手間を加えるとさらに美肌感アップ!
❷ワンマイルのお出かけ顔には、「色つきUV」を!
オフの日の近くへの外出。近所であっても紫外線には油断禁物だし、どこで知り合いにばったり出会うかもわからない…。そんな時に頼りたいのが「色付きUV」。紫外線ダメージで守られるのはもちろん、最近はちょっとした色ムラや肌の凹凸をカバーしながら、トーンアップさせる機能派も豊富。家にいる日も最低限、色付きUVを塗っていれば肌のためにも、不意の来客にも安心だ。戸外に出る場合は、さらに、薄付きのルースパウダーをプラスするのもおすすめ。サラッとしながツヤのあるナチュラルな美肌が叶う。
❸友人や仕事相手との会食顔には、「透けツヤファンデーション」を!
マスクを外してのランチやディナーの日。そんなシーンでは、やっぱり、素肌が美しいと感じさせる肌に仕上げたい。だったら、‘22年春夏最新ファンデーションのリキッドの出番。今季は、肌全体を極薄ヴェールでなめらかに一体化させる、軽さがありながら、ナチュラルなライブ感あるツヤを演出するワザありリキッドが豊富。だから、ただ塗るだけでも一気に今年らしい旬の肌に。素肌が透けて見えるような軽さも、健康的な艶やかさも1本で完成。今季のマストハブ間違いなし!
❹リモート会議のオンライン顔には、「ハイカバーファンデーション」を!
画面に映ると余計に強調されて見えるのが、”肌の影”。必要なのは、とにもかくにも、のハイカバーなファンデーション。繊細な肌感が映りにくい画面上では、いかに目の下のクマやほうれい線などの”影”をフラットにカバーできるかが勝負。そこで、登場させたいのがカバー力の高いクッションやパウダリーファンデーション。顔の中央を中心にバンバンとダイナミックにのせていくだけで、影ノイズが瞬時に消去。頬骨の高い位置にニュアンスカラーのハイライトをプラスすれば、自然なツヤや血色感も演出でき、完璧。
【アラフォーのシーン別ベースメイク】
次回は、『どんなシーンでも“肌魅せ”するための最旬ベースメイクの基本!』を2/17(木)公開予定です。(全4回)