今回訪れたのは、東京は新小岩にある「貴州火鍋」。
『孤独のグルメ』で放映されたということもあってか
土曜とはいえ、18時には満席でした。
あまり大きな店ではないので、事前予約が無難です。
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/74/74d38bee5782bffffaf0b7de24692274_640x640_w.jpg)
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五郎さんこと松重豊さんのサイン。
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久住昌之さんのサイン。
貴州とはどこぞ。
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/3f/3f7ef50cb112a97a78e2ecc46081ff61_640x544_w.png)
ご覧のとおり内陸に位置し、最寄りの大都市は重慶市。
平均海抜が1000メートル程度と高めで、
人口の4割を少数民族が構成しているのが大きな特徴です。
(Wikiからの受け売りです)
とにもかくにも、辛いこと。
高地なので手に入る野菜が限られているからか、
基本どの料理にもビタミンC豊富な唐辛子が必須で入ります。
唐辛子はそのまま使うのではなく、
さまざまな方法で発酵させて
異なる味わいの唐辛子調味料にするそうです。
そう、貴州は発酵食材の宝庫でもあるのです。
「貴州火鍋」では、自家製の
5種類の唐辛子調味料を使っています。
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/68/68b27660a55453414453724d49a81ed4_512x306_w.png)
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/12/1265335e6e2062e32219e7e4f8c174f6_640x499_w.jpg)
では、いただきまーす。
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/ec/ec55d981a9f8ca4732ca15121d1ba5b8_640x640_w.jpg)
●お通しの冷やっこ
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/20/2004b4e5839ab266d015023e1355c49e_640x640_w.jpg)
このタレがいきなり激辛!!!
ほんの少し舐めただけで、口中が燃えるようです。
「うちの店に来たってことは
こういう辛さに耐える覚悟があるんだろうな?」
と、こちらの心構えを問うかのような、初っ端のパンチです。
●前菜三種盛り
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/1a/1af4ad9f3b67c3d23dba0101c21f6587_640x697_h.jpg)
ジャガイモがいちばん口に合ったのですが意外に一番辛く、
こんにゃくは日本料理にも通じる醤油味で、食べやすい辛さ、
玉ねぎかラッキョウ的なものは、いちばん辛くなかったのですが
わたしが生のネギ系が苦手なので、味をレポートできないっていう……。
●厚揚げの回鍋肉(貴州家庭式)
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/90/907d308403d304281507c1fde683efd1_640x640_w.jpg)
ほわほわの厚揚げと豚肉を炒めて、
唐辛子調味料のタレを絡めてあるのですが、
豚肉は(後から調べたら)一度皮を真っ黒に炙ってから、
焦げた部分を取り除いて茹でたものを炒めているそうで、
脂が多いのに、とても食べやすいです。
でもこれも結構辛い!
最初は豚肉と豆腐のおかげで
あれ、まろやか?って思うのですが
後からジワジワと強い辛さが主張してきます。
それに加えてほんのりした酸味もあって、
口の中が大騒ぎです。
●ドクダミと干し肉の炒めもの
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/6c/6cc011f734f4a52f0e141cef051fa07f_640x640_w.jpg)
道端でおなじみの葉っぱではなくて、地下茎を食べます。
ドクダミ茶は飲んだことあるけど、ドクダミをそのまま食べるのは初めて……
と胸躍らせてひと口食べると、
く、く、くさ~~~~~~~~い!
パクチーやセリの根のような味を想像していたのですが、
なんというか、ドクダミそのもの!!!
初食では素直に美味しいとは思えなかったけれど、
慣れたらやみつきになる系なのかも……。
これはぜひ、違う料理で再度チャレンジしてみたい。
●発酵野菜入りポテトサラダ炒め
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/e8/e842694b748aef6c7e7b38723c7339af_640x640_w.jpg)
これは「ふらっとQUSUMI」で久住さんが食べていた料理。
見た目も味も、炒飯のマッシュポテト版って感じ。
でもこれも容赦なく辛い!!
貴州の子どものおやつ的存在らしいのですが、
こんな辛いものを食べているのか、君らは……。
でも、まったりとしたマッシュポテトの中に
漬物の酸味と歯ごたえが、とてもよいアクセント。
これほど辛くしなくてもいいけど、
ポテトサラダに漬物を入れるのは
今後、自宅でもありかもしれない。
よく漬かった”すぐき”とか、ザーサイとか合いそう。
口の中がヒーヒーですが、
ここでようやく真打ちの登場です。
●豆鼓火鍋
こちらでは、日本の納豆を天日干しにしたものを使っているのですが、
本場の豆鼓とそっくりの味なんだそうです。
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/e8/e823bf4274de9c331b64263ea48809bc_640x846_h.jpg)
お鍋に限らず、他の料理も全部そうなのですが、
見た目も味も濃いけれど、塩分控えめなのがありがたい。
貴州は内陸の高地という土地柄、かつては塩が手に入りづらかったそう。
塩が少なくても旨味を引き出せる発酵の技術が発達したのは、
そんな事情の賜物かもしれませんね。
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/41/41f12a294ff0f4565f6dc197fd83d70a_640x881_h.jpg)
200円くらいの追加料金がかかってしまいますが
つけダレを注文するのを強くオススメ!
このタレもかなり辛いので、ヒーハーになりますが、
野菜やお肉をつけると、旨味が倍増します!
鍋とタレの往復が止まりません。
![ガチ中華 貴州 貴州火鍋 孤独のグルメ 新小岩](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/96/96df2bac9c7f1b44c18115dcc892c3f1_640x640_w.jpg)
![火鍋 貴州火鍋 孤独のグルメ 納豆火鍋](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/41/414615bc9ad094feff54bdcf320e0faa_640x640_w.jpg)
「四川人は辛さを恐れず、湖南人は辛くとも恐れず、貴州人は辛くないのを恐れる」
どの料理も辛かったのですが、
それ以上に、発酵の複雑さや
食材のユニークさが強く印象に残った
初・貴州料理体験でした。
このお店、店員さん全員、
とても感じがよくて、気持ちよく食事ができました。
特に、若い女性の店員さん(中国の方?)が
ハキハキして、よく気がついて、
パーフェクトを超えた接客でした!
外食は店員さんの応対も、満足度を左右する要素なので
その点、このお店は本当に素晴らしかったです。
みなさんもぜひ食べに行ってくださいね!
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