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肌寒い日でも、やせ我慢せずに春の気分を取り入れるには?【アラフォー世代のお悩みを解決!おせっかいサロン】

スタイリスト松村純子&エディター発田美穂の“おせっかいサロン”

雑誌Marisolで大人気の“おせっかいコンビ”がWEB連載で復活! アラフォー世代の切実なおしゃれのお悩みに、相変わらず前のめりでお答えしていきます。第一回目は、季節の狭間のおしゃれについて。そろそろ冬のワードローブには飽きてきたけれど、実際はまだまだ肌寒いから、無理はしたくない! そんな時季の着こなしテクニックとは?


『おせっかいサロン』とは?

プロフィール画像

松村純子
@junko.mm

発田美穂
@mihohotta_editor

上品で女らしいコーディネートが人気の敏腕スタイリスト・松村純子と、お買い物はいつだって“ときめき至上主義”の全力エディター・発田美穂が、アラフォー世代のお悩みを解決する愛と情熱のサロン。

お悩み

“おしゃれの先取り”っていうけれど、寒い思いはしたくないんです。

発田

突然ですが! あの、大人気コーナー「おせっかいサロン」が、とうとうMarisolオンラインで月1回の連載記事として復活することになりました〜!(自分で拍手)

自分で「大人気」って言っちゃいましたね(笑)。今度は月1回の連載になったので、その時季に合ったお悩みが解決できますねー。

松村

発田

それ! いいこと言う! で、早速第一回目のお悩みが“おしゃれの先取り問題”ですよ。これねぇ。気になりますよねー。私もよく原稿で「春の気分を先取りして!」とか書くんだけど、ペラペラなお洋服をいきなり着ると後悔しかないよね。確実に風邪ひくし。

大人は健康第一。無理は禁物です。そこで今回は、実際はまだまだ寒いこの時季にすぐ実践できる、“春の気分は感じつつも現実的”なコーデをご紹介します!

松村

解決コーデはこれ!

1. 淡いワントーンで配色から春らしく

画像01

  シャツ/ザーセリベオーバーシャツ ¥53,900(カオス)≫

  Tシャツ/(商品コード:367868)¥7,700 (松村純子×エムセブンデイズ)※4月1日販売予定

  パンツ/ベイカーパンツ ¥20,900(ザ シンゾーン)≫

/SHOP Marisol


靴(参考商品)/FRANCESCO RUSSO
ニット/¥39,600/ギャルリー・ヴィー 丸の内店(ギャルリー・ヴィー)
バッグ/¥38,500/ショールーム セッション(モダン ウィーヴィング)
メガネ/33,000/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン)
ネックレス¥19,800/シップス 渋谷店(ミキア)
バングル/¥9,900/UTS PR(フォークバイエヌ)


松村

冬ってどうしてもダークカラーの着こなしが増えがちですよね。なのでまずは、配色で春らしさを表現してみました。私自身も冬の服に飽きたら、まず最初に取り入れる方法です。

発田

なんか一気に新しい季節って感じがする! 確かに真冬にはこんな明るいカラートーンってなかなか着ないかも。

松村

こういう配色って重ね着をしても重たい印象にならないので、極端な話、着込みたいだけ着込めます(笑)。

発田

ほんとにぃ〜??

松村

下をロンTにしたり、機能性あったかインナーにすれば、ニット1枚よりもあたたかいですよ!

発田

それは大人にとって朗報! あとさ、ワントーンって一見簡単なようだけど、似たような色を合わせればいいってものでもないのよね。私、よく、全身がぼんやりしたコーデになっちゃうんだけど。

松村

淡い色でまとめる場合、全体で見たときにコーディネートに奥行きが出るようにすることが大切です。この場合ニット、リネンシャツ、コットンTシャツというニュアンスの異なる素材感をミックスしているのがポイントです。

発田

一番濃色のリネンシャツを間に重ねているから、スタイリングに立体感も出てる。このやり方だと、今から無理なく春物を投入できるね〜!

2. ライトブルゾンは中でしっかり着込む

画像03

  ブルゾン/TOWN PARKA (商品コード:394302)¥46,200(ザ シンゾーン) ≫

 スウェット/袖ボリュームスウェット(商品コード:393273)¥11,000(エムセブンデイズ) ≫

  バッグ/【Lys】タッセルミニポーチバッグ(商品コード:386839)¥18,150(ノマディス) ≫

  ネックレス/ナバホパールネックレス 5mm (商品コード:385499)¥24,200 (ハルポ) ≫

/SHOP Marisol


タートルネックニット/¥17,600/プラージュ 代官山店(プラージュ)
スカート/¥41,800/オーラリー
スニーカー/¥22,000/マルティニーク ルコント ルミネ有楽町(ノヴェスタ)
ピアス/¥18,700/フラッパーズ(シンパシー オブ ソウル スタイル)


発田

はい、先生! 先取りして買ったライトアウター、大至急着たいんですけど。

松村

わかります。せっかく早めに買った春物、今すぐ着たいですよね。その場合は無理せず、中はしっかり着込んでください。軽いアウターを取り入れているだけで、十分春先取りのおしゃれですから!

発田

なんか、アウターが春物だと、真冬のニットと合わせちゃ悪いかなと思って遠慮してました。

松村

誰に遠慮してるんですかー(笑)?? でも確かに、ライトアウターの中にあまりにもモコモコのニットだと、せっかくの“春感”が台無し。薄手のタートルニットとスウェットを重ね着して、見た目は軽やかに、でもあたたかさはしっかりキープするのがおすすめです。

発田

確かにすっきり見えるけど、でも首もとはしっかりニットであったかそうだからいいね! すぐ真似する!

松村

あとは重ね着をしすぎて、袖にボリュームが出てもたついてしまうと、全身の印象が重たくなってしまって残念な感じに。ライトアウターはインナーのシルエットを拾うので、そこは気をつけたいところです。

発田

ふむふむ。このコーデ、足もとはスニーカーだし、ラクチンで可愛くてあたたかくて、最強なんですけど。

松村

ライトブルゾンがそもそもスポーティなアイテムなので、さらにスニーカーを合わせる場合、ボトムスはきれいめスカートにするのもポイント。女っぽいカジュアルに仕上がります!

3. 軽やかに揺れるスカートで春を表現

画像04

発田

はい、お松さんも私も大好きなロングスカートです!

松村

私たち、本当にしょっちゅう着ていますよね(笑)。

発田

軽いコットンとか、薄手でツヤ感のある素材とか、シーズンレスで着られるロングスカートって本当に便利。衣替えせず、1年中着られるし。

松村

そうなんです。薄手素材のロングスカートは、ボトムスの広い面積で軽やかさを表現してくれるので一気に春っぽい印象に。

発田

私が冬でもロングスカートを愛用している理由を、ここで告白いたします! 実はタイツでもレギンスでも、なんでも仕込み放題なのよね。だってマルッと隠してくれるから!

松村

真冬ならタイツとロングブーツ、あるいは機能性レギンスとソックスっていう組み合わせもおすすめ。無敵のあたたかさです! スカートがそもそもふんわりシルエットですから、どれだけ重ねても大丈夫。

発田

そうそう! 着膨れの心配もないしね。

松村

もう少し暖かくなってきたら、今度は“素足でパンプス”に見せかけておいて、実はこっそりレギンスを仕込んでおく、って技も使えますし。

発田

やっぱり軽やか素材のロングスカートって、使えるねー! このティアードスカートも欲しくなってきちゃった・・・。

4. 春小物投入で簡単に季節を先取り

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  シャツ/スクエアービックシャツ(商品コード:386806)¥23,100(ティッカ) ≫

 ストール/ベルギーリネンフリンジSTL(商品コード:379451)¥30,250(アソースメレ) ≫

  バッグ/BASKET M+SHOULDER(商品コード:363664)¥52,800(アエタ) ≫

  ネックレス/George Necklace(商品コード:395754)¥18,700(マリアブラック) ≫

/SHOP Marisol


ニットベスト/¥19,800・パンツ¥24,200/ボウルズ(ハイク)
トレンチコート/¥79,200/デ・プレ
ロングブーツ/¥95,700/アパルトモン 青山店(ジア ボルギーニ)
ピアス/¥26,400/ワームス ルミネ新宿店(ルフェール)


発田

最後はやっぱり小物! 春夏の小物って色がきれいだったり、素材が涼やかだったりで、気分が上がるよねー!

松村

春小物は、今までの冬スタイルにプラスすればいいだけなので簡単! このコーデも色づかいはシックなモノトーンですが、ストールとかごバッグのおかげで春先取りのムードに。

発田

たしかに。足もとはロングブーツだし、トレンチコートも合わせているし、これなら寒くないね! 今すぐ真似できそう!

松村

はい、寒くないです(笑)! このかごバッグはレザーを編んでいるので、オールシーズン使える優れもの。ミルクティーベージュなので冬のダークカラーにも合わせやすく、通年で使えます。

発田

あとはストールだよね。このアクアブルーは、持っているだけで可愛い差し色になってくれるから使える〜! なんなら巻かなくても、バッグにパサっと乗せておくだけでも可愛いし。

松村

リネン素材のストールでも地厚なものを選べば、オールシーズン使えます。

発田

だね。かごバッグのレザーづかいも、地厚なストールも、季節を問わず活躍する小物は素材づかいがカギかも!

発田

私は本当〜に寒さが苦手だから、無理もやせ我慢も絶対にしたくないんだけど、今回の4つのテクニックならすぐにできそうな気がする。

はい、大人は何事も無理は禁物です! 春物を上手に取り入れて、徐々に新しいおしゃれにシフトしていきたいですね。

松村

発田

素足になったり薄着したり、浮かれたい気持ちはあるけれど、もうちょっとの我慢だね〜。あたたかくなるまで、重ね着と仕込みテクを駆使して頑張るわ!

撮影/魚地武大(TENT) スタイリング/松村純子 取材・文/発田美穂

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