美味しいナチュラルワインのお店やスイーツのお店など気になるお店が沢山あって、相変わらず盛り上がりをみせている街。
そんな中でも常に満席が続く人気店O2。
ナチュラルワインも楽しめるモダンチャイニーズのお店で4年前のオープン以来話題となっているお店です。
オープンからずっと気になっていたのですが、緊急事態宣言を幾度か挟んだりなかなか行けずにいました。
今回、大切なバースデーディナーの予約にやっとこちらへ。
お店の雰囲気も料理も完璧でした!
プラス5千円でお肉料理をフカヒレに変更することもできるそうです。
また21時以降はアラカルトでのオーダーも可能です。
かなり豊富な種類が揃えられているようで、ソムリエの方が丁寧に希望を聞いてくれておすすめのものをいくつか持ってきてくれます。
繊細なO2のお料理に合わせるワインは、すっきり軽めなものがぴったり。
赤白オレンジとそれぞれ持ってきてくれて、わかりやすく説明してくれます。
その中から今回はボジョレーのロゼを。
ボジョレーといえば赤ばかりでロゼはあまり飲んだことがなかったのですが、すっきりとした切れ味のよい飲み口で、お料理ともぴったりでした。
前菜は3種類で、一品一品出されます。
なので、全5品といっても実質7品あるような感じなのも嬉しい。
まずは、帆立と甘夏、アスパラとウイキョウの前菜。
さっぱりとしたお酢の効いたソースでいただきます。
通常の中華では考えられない繊細な味わい。お酢もアクセントとして感じますが、全くきつさがなく素材の味わいを活かす味つけ。
これをいただいた段階で、これは中華ではなく中華のエッセンスを取り入れた創作料理、とO2の中華たるやというのが理解できる一品でした。
焼きたてを出してくれます。
少し甘めな味付けでほろっと柔らかいお肉が最高。
こちらも非常に繊細な味わいで、ホタルイカの旨味も十分に楽しめます。
さわやかなミントの風味が心地よいクスクスもいいアクセントに。
こちらは蓋を開けた瞬間に煮干しとバターの良い香りが広がります。
新玉ねぎの甘み、煮干しとバターの風味はソフトでこちらもすっきりといただけます。
こちらが一番中華を感じさせる一品でした。
とはいえ普通の焼売とはやはり違い、ふきのとうとの斬新な組み合わせ。
肉焼売の旨味の中に、ふきのとうの苦味と風味。
これもまた新鮮な一品でした。
メニュー名には入っていませんが、手前にのっているのは太刀魚のフライです。
程よく脂ののった味わい深い太刀魚は下味に塩が効いてより旨味を引き締めます。
アスパラの食感も心地よく、そしてこの一品で気に入ったのは、添えられたレモンのソース。
フライにレモンを絞るところをこのソースを付けていただくのですが、皮の苦みも少し感じて一層深みが増します。
タルタルソースもあくまで引き立て役として前に出過ぎない味わい。でもしっかりとコクもある。
さすがにバランスが計算された一品でした。
実はコースの中で一番気に入ったのはこちらでした。
普段は魚介派なので、大概魚料理が気にいるのですが、こちらでは珍しくこのお肉料理が最高でした。
ホロホロの食感は言うまでもなく、豆豉の効いたあんとの相性も何ともいえず美味。
とはいえ、あんの味付けはあくまでも上品。
とにかくこれは美味しかった。
そして、こちらには紹興酒のロックを。
紹興酒も種類がありますが、とてもすっきりとした飲み口でこちらのお料理にぴったりでした。
予め人数分に分けて出してくれます。
コシのしっかりした細麺、ザーサイとスープの組み合わせが最高。
パクチーはこちらの希望で別添えにしてもらいましたが、こちらを入れるとまた全然違う味わいに。
桃まん!!
かわいい!
オーナーシェフもとても気さくな方で、カウンター越しに楽しい会話を交えて終始居心地の良い雰囲気でした。
でも、オーナーシェフをはじめスタッフの方は皆気さくで丁寧な接客。
とてもリッチで素敵なお料理とワインを肩肘張らずにアットホームな雰囲気で楽しめるのは、清澄白河ならではかもしれません。
ここでしか味わえない新たなジャンルです。
大切なディナーにもぜひおすすめのお店です。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。