占星術師 レイコ・ローラン
2022年5月 12星座全体の運勢
5月は世の中全体に原始的なエネルギーがあふれる月となります。日々の活動に関与する主要な星たちが、若々しいキャラクターを持つ最初のほうの星座に集中しているからです。「正直であること」が、通りやすかったり、評価を得たりする気運があります。本当にやりたいことかどうか、気持ちいいか悪いか、新鮮かそうでないか。そんな分かりやすい判断基準が、世の主な潮流になるようです。シンプルにものごとを取捨選択をしていく人々が増えます。自分の感覚や感性にいったんは素直に。そして他人にも同じように素直であることを許容する態度がカギになります。
■蟹座の運勢
1日の新月は蟹座にとって「仲間」の位置で起こります。人と連携してこそ進められる何かに“控えめなリーダーシップ”を発揮することに喜びを感じるでしょう。3日に金星が「キャリア」を表す位置に入ると、やや苦しいことがあっても、それゆえこその「仕事ファースト」だという自覚が芽生えます。ただ、10日に知性の星・水星が逆行し始めると、原因がはっきりしないことに少し悩みそう。それは過去に起こった出来事と関わりがあるのは確か。素直な態度で思い出をたどることで、解決策の第一歩が見えてきます。11日に木星が「天職」の位置に移動すると、今取り組んでいる仕事や目標はどこか運命的なもので、必ずや自分を成長させるものになりそうだ、という認識がはっきりしそう。16日の満月は「楽しみごと」を表す位置で起きます。近頃でこそ“仕事ファースト”と思いつつも、もともと享楽的な部分も併せ持つ蟹座。この日ばかりは、好きな人と好きなことをしても良いのです。21日、太陽が「まとめ」を表す位置へ移動すると、これから進むべき方向に向かって、バラバラだったことを集約する作業が効く時期に入ります。気になる資料などはとりあえず、全て集めておくつもりで。23日にコミュニケーションの星・水星が「仲間」の位置に入ると、周囲の頼りになる人たちからの意見も貴重な時期に。25日に闘いの星・火星が「仕事」の位置へ入ると、職場ではさながら目標に向かう“戦士”へと変貌。エネルギッシュに動けます。28日に愛情の星・金星が「仲間」を表す位置に入ると、「頑張るあなた」に「好意的な仲間」という理想の図式が生まれます。