当時、私はLEE編集部にいたのですが、そのころの大御所スタイリストさんのアシスタントを始めます、と入ってこられたのが小川さんでした。
他のアシスタントさんに比べて20代後半とスロースターターだったのですが、以前アパレル勤務をしていたということもあり、おしゃれ偏差値は高く、それでいてとても腰が低く丁寧なお仕事ぶりに、周囲からの信頼が厚くなる一方でした。
その後独立してLEE、バイラ、エクラなどで大活躍。
私もエクラに在籍していた時はまた、再びいくつかのテーマでお仕事を一緒にさせていただいていました。
それからしばらくして、昨年の初秋ごろでしたか。
Marisolがコマースメディアに移行する準備を始めていたころです。
小川さんがTHE HANDSOME というブランドを立ち上げました、ということでMarisolにサンプルを持って来てくれました。
長い間、服を見続けているスタイリストさんならではの、進化した大人のためのベーシックな服のあれこれ・・シャツやジャケット、そして今回のデニムなど。
テーブルに並べられたアイテムを、Marisolのスタッフでワイワイ言いながら、次々試着していくと、「おぉ!」
見た目だけではわからないシルエットの美しさ、主張し過ぎないのにほのかに香るエッジ感などに、さすがだなぁ・・と思い、お世辞抜きに誉め言葉が出てきました。
そしてMarisolでも販売・・と至ったわけです。
私自身は、じつはMarisolでの販売を待ちきれず、ブランドサイトのほうで(黒を)購入をしてしまったほど(笑)。
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タグも美しい。まさにブランドの雰囲気は”ハンサム”です。
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このセンタープレス部分、実はプレスのみならず、縫われているんです!
流行のハイライズ・・魅かれはするものの、大人には難しいかなと思っていました。
ところが私のポッコリおなかと垂れ気味のお尻も、逆にスポッときれいに包み込んでくれて、座った時なども・・なんというんでしょう、ウエストが押さえつけられる感じがせず、そのままお腹周りが”カップに入っている”ような感じで座ることができるので、キツさを感じません。(変な表現ですみません。伝わるかな??)
ハンサムのデニムは、試着した人はみんな買う・・と言う噂も。
小川さんの周りで「ストレートデニム」のほうを愛用してくださっている方々の写真を、小川さんが集めてきてくださって、それを記事にしたものもあるので、ぜひご参考に。
″とにかく脚長に見える”というタイトルがついた記事ですが、うんうん、まさに。
これを見ていると、「ブルーのストレートも良かったかな」と思います。
こちらは以前、私も所属していたエクラで組まれていた特集記事。
小川ゆう子さんと、エディター坪田あさみさん(Marisolの連載でもおなじみ!)のお二人の対談です。
エクラ→マリソルと異動してきてつくづく思うのは・・″大人ならでは″の体形の変化に関わる悩みは、似通っているのですよね。
ゆう子ちゃん、素敵なデニムをありがとう。
ずっと知っている方が、こうして発展的にお仕事をされているのは嬉しいです。
これからも応援しています!