「各国でたくさんファンミーティングをしたので、これから7年ぐらいやらなくてもいいかも」と冗談を言ったり、「日本ではファンイベントを5年くらいやっているので、リラックスして、友人に会うような気持ちでいられ、茶目っ気もお見せできます(笑)」との余裕も見せた。
東京公演では、「トッケビ」の脚本家、ヒットメーカー、キム・ウンスク作家もサプライズ登壇し、貴重なお話も伺え、ファンは興味深く耳を傾けた。キム作家といえば、「シークレット・ガーデン」「紳士の品格」「相続者たち」「太陽の末裔」など、数え切れないほどの名作で知られる大御所。「本当に特別な方で、僕もなかなかお会いできる方ではないんですが」と、ドンウクさんに紹介され登壇すると、キム作家は、「「トッケビ」は、かつてないほど素晴らしい俳優陣、スタッフと莫大な制作費をかけられるわけですから、わたしも一生懸命脚本を書いた作品です。この作品は、さらに結果が良くてとても幸せで、嬉しかったです。それに「トッケビ」のおかげで、こんなイケメンと酒飲み友だちになれて光栄です」と言って笑いを誘い、「死神役は、色が白くて唇の赤い、死神のイメージそのもののイ・ドンウクさんしかいないと思ってました。ハンサムなだけでなく、ユーモアセンスもあって。「トッケビ」は、これまでの作品よりも、愛、人生、死の物語で、深みがある作品と評価されて嬉しく思っていますし、私にとって、大きな意味のある作品です。日本の方々も深みのあるストーリーが好きだと思いますので、きっと気に入ってもらえると思っています。」
さらにドンウクさんが記者に豹変して、以前から気になっていたキム作家への質問も向けられ、「たくさんの素晴らしい作品はどうやって、生まれるのですか?」との問いに、「インスピレーションは、なかなか降りてこないので、ただ机に向かって一生懸命に待ち続けなければならないんですよ」。と。
「もうひとつだけ質問していいですか?「トッケビ」をご覧になって、どのシーンが一番好きでしたか?」とイ記者。(笑)
「名演技だったワン・ヨの悲痛な表情のシーン」です。(ネタバレになるのでここまで)キム作家は、新作に取り掛かっているそうで、次回作も楽しみ。もちろん、名シーン満載の「トッケビ」はマスト!!!
桂まりさん●かつらまり 韓流予報士(?)。温泉保養士。「SPUR」や「eclat」などで、トラベル、フード記事など担当するライター。趣味は各国で料理教室に行くこと。「専門外ではありますが、泣いて笑って癒される韓流ドラマのお勧めを不定期で紹介します!」