最近バタバタと忙しくてゆっくり映画館へ足を運んだり、
自宅で映画を観たり…という時間が少なくなってきているのですが
本来私は映画好き。
と言っても、私の好きな映画って偏りがあって。
いわゆる「ハリウッド系」と言われるものよりも
人間味あふれる等身大の人生を描いているものの方が好みだったりします。
そんなこんなで一足早く試写にて楽しませていただいたのが
今週7月8日公開のイタリア映画
歓びのトスカーナ
![今週末7月8日公開 イタリア映画【歓びのトスカーナ】_1_1](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/40/40ff66bdf16fda6e2a0ab5de5e25d47f_2048x1365_w.jpg)
この映画は、誰もが心に持っている小さい悲しみや闇の部分。
その部分と向き合いながらも、小さな幸せを求める女性たちのお話。
年齢だって、悩みだって、闇の部分だって関係ない。
傷ついたり悩んだり立ち止まったりするのは
ある意味、純粋すぎるくらい純粋だからこそなのかも。
誰だって幸せになる権利があるし
それは側から見たら小さな小さな幸せだけれども
そんな小さな幸せが本人にとってみたら
大きな大きな幸せだったりするんですよね。
幸せの価値を決めるのは自分次第だな。。
そんなことを思い巡らせた作品でした。
さて、この映画の舞台は
イタリアはトスカーナ。
自然あふれる魅力的なトスカーナ風景。
そして、そこに描かれる人間味あふれる純粋すぎる純粋な女性たち。
そのトスカーナの街並みが作り出す雰囲気も
この映画に一味も二味も加えてくれていました。
精神病院を全廃した世界で唯一の国 イタリア
そして、この映画を見て私がはじめて知ったこと。
イタリアは精神病院を全廃した世界で唯一の国だそう。
精神病院に変わって、精神科のケアサポートがついた
グループホームが誕生したそうです。
この映画の中の施設をみればみるほど
心の闇は四角いコンクリートの中では癒されない…
そう思わずには入られません。
健康&生活ライフカウンセラーとして、
ナチュラルライフ・コンシェルジュとして、
人間も自然界の一部であり
お日様やお月様、そして自然界とともに共存して生きていること
そして、その自然との育みが
私たちの心と体を癒してくれているということを
痛切に感じ、学び、そして伝えています。
この映画の中のグループホームをみればみるほど
その大切さを改めて感じることができました。
トスカーナという豊かな土地で
お互いをリスペクトし、
自然をリスペクトし、
自分をリスペクトする。
きっとその裏側にはいろんなことが
あるのかもしれないけれども
精神病院全廃を決断し
そんな環境を作り出した
イタリアという国の決断。
素晴らしい。。
繰り返しになりますが
精神病院全廃は世界でイタリアだけ。
もちろん日本は精神病院に依存している国。
世知辛い世の中で
気をつけていないと、いや気をつけていても
普通に生活しているだけでも
心が自分を忘れてしまいそうになることもある現代社会。
これは、私たち日本の、いや世界のこれからのテーマですね。
と話はそれましたが、
この映画、私的にとてもおすすめ。
7月8日公開です。
ぜひ足を運んで見てくださいね。
■タイトル:『歓びのトスカーナ』
■コピーライト表記:COPYRIGHT(C)LOTUS 2015
■配給:ミッドシップ
■7月8日より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
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イタリア・アカデミー賞<ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞> 5部門受賞!
作品賞、監督賞、主演女優賞、美術賞、ヘアスタイリスト賞
ナストロ・ダルジェント賞 監督賞、主演女優賞、脚本賞、オリジナル作曲賞、衣装賞
バリャドリッド国際映画祭 グランプリ(金のスパイク賞)、主演女優賞、観客賞
イスキアグローバル映画&音楽祭 主演女優賞、プロデューサー賞
FICE賞 イタリア映画観客賞、主演女優賞、プロデューサー賞
ワルシャワ国際映画祭 観客賞第2位
カンヌ国際映画祭 監督週間 正式出品