占星術師 レイコ・ローラン
2022年8月 12星座全体の運勢
個人的な気持ち、欲求、表現したいことに光を当ててみてもよい8月です。本来の自分らしさを掴み直しましょう。ここ数年、社会的な動静に沿って行動しなければならなかったり、何かしら間接的に影響を受け、気がつけば立場が変わっていたり。仕事や人間関係の方向転換も、少なからず経験した人は多いはず。ここで大きな動きに本格的に抗ったり、元の場所に戻ることはできなくても、自身を取り戻すきっかけに遭遇する月となります。社会と自分、その比重は本来はフィフティー・フィフティー。自分を押さえつけるだけでは良い結果は生まれません。これから時間がかかっても、新しい立場や活動の場所を望んでも良いのです。気づいた人から、幸せへのチャンスを掴んでいくようです。
■蟹座の運勢
驚くようなことが、一つではなく複数、周囲で起こっているような今。けれども”愛され星“である金星が、蟹座を守っている月初なので、不思議とあなたへの火の粉は少なく、むしろ優しい態度が周囲の人への癒しになりそう。特に月のなかばごろまでは、暖かい言葉、寛容な態度を積極的に周囲に向けてあげてください。コミュニケーションを表す水星も、蟹座にとって好位置が続きます。心さえこもっていれば、その場でいわば即興的に紡ぐ言葉でも響きますし、誰かにとって有益なアドバイスや、今後につながる約束なども次々と繰り出していけるでしょう。一方で12日に起こる満月は、人生そのものについて考えるターニングポイントになりそう。血のつながりのある人や、これまで深い関係を築いてきた人たちと、コロナ禍によって十分なコミュニケーションから離れてしまっていたのではないかという心配。それがまた頭をもたげて来そうなのです。今すぐにもリアルにどうにかしなければ、という思いも湧いてくるかもしれませんが、焦りは禁物です。今は爽やかな声かけに留めておいたほうが吉。半年ほど後に時間が紐解いてくれることもあります。懸念はとりあえず後ろに置いておいて。下旬にはさらにコミュニケーション運が上がります。今いる場所、持てる立場からちょうどいいと思える意思疎通ができます。