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口ぐせは「芸人たるもの」。何かと空回りしております。

職業:美術館職員
My favorites:アート鑑賞、宝塚鑑賞、建築鑑賞、K-POP鑑賞、とにかく鑑賞。

昨今はおしゃれ迷子ですがなんとか生きています。
猫、夫、自分の3つの生命体で一つ屋根の下に生息。酒は飲めないが四文屋にいがち。

身長:168cm

特別展アリス —へんてこりん、へんてこりんな世界 @ 森アーツセンターギャラリー 不思議な国に没入できるアート体験

世界中、知らない人はいないであろう「アリス」という女の子。
ごきげんよう皆様。だいぶ涼しくなってきた、と親に言われましたが私はまだ夏を許せません、体調不良も仕事でのミスも、全部全部、夏のせい。

さて、そんな夏、六本木は森アーツセンターギャラリーにて開催中のこちらの展覧会に行って参りました。
特別展アリス —へんてこりん、へんてこりんな世界 @ 森アーツセンターギャラリー 不思議な国に没入できるアート体験_1_1
会期:2022.7.16(土)~ 10.10(月)
会期中無休
開館時間:10:00~20:00(月・火・水曜は18:00まで)
※7月18日(月・祝)、9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は20:00まで
※最終入館は閉館30分前まで
※会期・開館時間は変更の可能性があります。ご来館前に必ず本展公式サイトをご確認ください。
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
私が知っているアリスはディズニーの『不思議の国のアリス』一択であり、19世紀に原作が生まれて以来現代まで、実に多くの形でアリスが存在していたことを知りませんでした。原作者のルイス・キャロル(本名:チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)は勤めていたカレッジの学寮長の娘にせがまれて『不思議の国のアリス』を執筆。のちに現在まで演劇、テレビドラマ、アート、ファッションにまで影響を及ぼす世界で最も有名な女の子を生み出したのでした。

子どもと仲良くなるのはいいが、大の男と少女が仲良くなるとはいったい……?とほんの少し緊張感が。しかし解説をよく読むと「3姉妹と仲良くなり、そのうちのひとり」がアリスであり、当時アリスは3歳とのこと……。別に特定的ではなかったのかなと思いなおすことにしました。
許せドジソン。中央がモデルとなったアリス本人、右が3姉妹。
許せドジソン。中央がモデルとなったアリス本人、右が3姉妹。
さてこの展覧会、ブロガーにはなかなか厳しいルールが設けられており、写真撮影は基本OK(撮影不可のものもあり)、だがしかし必ず3点以上まとめて撮影すること、1点の接近はNGとのことでした。インスタレーションはこれに該当せず撮影OK。そのため絵画・写真においては引きの写真がなかなかに多くなっております。寄りたい……ならばカタログを買うしかなさそうです。

アリスのモデルとなったアリス・リドゥル(中央)の現代的な顔立ちと意志の強そうな目がとても印象的。眉前のパッツン前髪はこの時代の女性ではかなり珍しいそうです。うーん、寄りたい。(会場では存分に近づいて見られますが、迷惑にならない範囲でっ)
ジョージ・ダンロップ・レスリー Alice in Wonderland 1879年頃
ジョージ・ダンロップ・レスリー Alice in Wonderland 1879年頃 3作品写してまっせ!
第2部では映像になったアリスが紹介されています。当時の広告用ポスターなど、かわいいったら。
第2部では映像になったアリスが紹介されています。当時の広告用ポスターなど、かわいいったら。
インスタレーションが反射してしまいましたが、おそらく最も有名なディズニーの「不思議の国のアリス」。
インスタレーションが反射してしまいましたが、おそらく最も有名なディズニーの「不思議の国のアリス」。
こちらもディズニーアニメ、貴重な原画の数々。
こちらもディズニーアニメ、貴重な原画の数々。
アリスの物語は様々なアーティストをインスパイアしてきたようで、その影響はエンタメ業界にも。原作者の出身国イギリスでは劇団やバレエ団による舞台化も数多くされているようです。

特に目立っていたのは『Alice's Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)』(2011年)の衣装。奇抜なスタイルがまさに唯一無二のアリスの世界……。私のように物事を一面から考えがちな人間には独創性がうらやましすぎました。
着るっていうか装着するっていうか 『Alice's Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)』(2011年)ー特別展アリス —へんてこりん、へんてこりんな世界
着るっていうか装着するっていうか 『Alice's Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)』(2011年)
こちらは『ワンダー・ドット・ランド』(2015年)の衣装。夜道でこのうさぎと会った時のことを想像すると泣きたくなる
こちらは『ワンダー・ドット・ランド』(2015年)の衣装。夜道でこのうさぎと会った時のことを想像すると泣きたくなる
  • インスタレーションも多数!涙が溢れていくアリス

    インスタレーションも多数!涙が溢れていくアリス

  • 小さい自分、大きい自分……

    小さい自分、大きい自分……

このほかにもたくさんの作品と資料が目白押しの特別展アリス。展示演出は、著名な舞台デザイナーであるトム・パイパー(1964~)。存じ上げませんでしたが、楽しい演出も数多くあり、こちらには載せきれないほどです。アリスのことはアニメでしか知らない、または聞いたことはあるけど……という方も、原作の世界観に没入できる展示空間で楽しんでみてはいかがでしょうか!
母が撮ってくれた自分です。本気で斜めに撮影されましたが、奇しくもアリスの世界観が表現されており驚愕。
母が撮ってくれた自分です。本気で斜めに撮影されましたが、奇しくもアリスの世界観が表現されており驚愕。

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