ー2011年の大阪でのミュージカル「美女はつらいの」で知り合って以来、親しくしています。初めて会った時は、こんなハンサムな人がいるのか、と驚きました(笑)。
●今日も素敵にADOROのジュエリーをつけこなしていますが、ADOROのデザインの気に入っているところは?
ー全部素敵ですが、ブレスレットが気に入ってます。普段ジュエリーをあまりつけたりしないのですが、これは身につけていると気分も良くなり、自信が湧く気がします。鍵のモチーフのApertoというネックレスもすごく好きです。時代が変わって、男性も自分を大切している気持ちにしてくれるジュエリーを楽しんでいいと思うし、どれも欲しくなるデザインです。
●大切な人へのギフトに選びたいのはどんなジュエリーですか?
ー女性に贈るなら、ネックレスです。(男性の通訳の方につける動作をして)こんな風につけてあげられるじゃないですか(笑)。
●特に好きな貴石はありますか?
ー赤いサファイヤとダイヤモンド。ADOROのLinea Braccialeや新作のCucitureというブレスレットのメレダイヤがとってもきれいで、やはりダイヤモンドがいちばんですね! という気持ちになります。いい運気をくれるような気もします。
●好きなファッションのスタイルは?
ー普段はTシャツにジーンズといった楽なスタイルが多いですね。今日はADOROをカッコよく身につけたいと思って、おしゃれしてみました。
●いつ以来の来日となりましたか? 居酒屋が好きで、ソウルで料理店も経営されているそうですが、居酒屋の新しい発見はありましたか? 行ってみたいという沖縄旅行は実現しそうですか?
ー2019年の夏に来て以来なので、3年ぶりです。仕事や旅行で一年に一、二回は来ていたので久しぶりとなりました。昨日は寿司を食べ、今日は時間がなさそうなので、明日居酒屋に行けるといいんですが。来年はドラマ2作品、映画、ミュージカルと秋までスケジュールが詰まっているので、沖縄旅行はそのあとになりそうです。
●来日時、何か必ず買って帰るものはありますか?
ー太田胃散とピップエレキバンです(笑)。
●「愛の不時着」がこれほどまでに世界中で愛された理由はどんなところにあると思いますか?
ーまず、監督や作家の面白く楽しいストーリーを作ろうという強い想いが伝わったのだと思います。未知な部分が多い北朝鮮を描き、それに対する興味も大きかったと思いますし、何より、愛に国境はないというテーマを最大限に表現している作品だからじゃないかと思います。もちろん俳優たちやスタッフの皆さんの力もありますね。
●「愛の不時着」「五月の青春」と、悪役が続きましたが、悪役を演じるのにはとくに魅力が必要だと思いますが、どうですか?
ー「この人は本当はいい人なんじゃないか?」というイメージが持てる、そういう演技ができることが大切だと思います。「愛の不時着」では、ヒョンビンさんをイジメ倒す役でしたが(笑)、学校の後輩ということもあって、どういじめたらいいかわかっていたので演じやすかったです(笑)。撮影現場では、ヒョンビンさんに「大変で死にそうだから早くいなくなってよ」と言われたりしました(笑)。
●是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』のような国の枠を超えた作品も増えていますが、興味はありますか?
ー機会があれば是非やってみたいです。2年まえにも国外からのオファーがあったのですがスケジュールが合わず、ずっとやってみたいと思っているので実現するといいなと思います。
●マンソクさんは、ミュージカル俳優がドラマや映画で活躍する先駆者的な存在ですが、ミュージカル、舞台の魅力はどんなところにありますか? 友人が大邱でマンソクさんの「ヘドウィグ」を観劇して圧倒されたそうです。
ー大邱までいらしたんですか!? 舞台の魅力は、やはりその日その場にいる演技者と観客しか体験し得ない、感動を共感できること。舞台の魅力は”共感”のひとことに尽きますね。
●Marisolの読者に、メッセージがあればお願いします。
ー世界を、世の中を良い方向へ動かしているのは40代だと思います。見えないところで頑張っている皆さん、大変なこともあると思いますが、ご自身にも愛を注いで幸せに過ごして欲しいです。