坪田あさみ エディター・ライター
@asamit1201
@sundownertokyoomuretsu
大人のゆらぎ肌は5歳ふける(私調べ)。
とにかく肌は安定が第一
冬は乾燥、春は花粉、梅雨時期はカビ、夏は猛暑による皮脂崩れ、秋は再び花粉と、ゆらぎ肌にとっては常に外敵が潜んでいる昨今。その上アレルギー持ち・敏感肌な私は、一年中気が抜けません。つまり美容は「攻める」のではなく「ゆらがない」ことが何よりも大事だと実感しているのですが、それは肌がゆらぐといきなり老け見えしてしまうから。
肌のトラブルは年齢を重ねるほどに増えていきますが、シワやシミは肌が健やかでさえあれば、そんなに嫌な印象を残しません。ところが肌に赤みが出たり、湿疹ができてしまうと周りから「大丈夫?」と心配されてしまい余計に落ち込むことに。メイクで隠すのも荒れていると躊躇しますし、自信がなくなり人と目を合わせられなくなってしまうことも。結果5歳以上は老けて見えてしまうと言うわけです。
アラフォー以上の大人にとって、何よりも肌は「安定させる」「ゆらがない」「トラブルがない」状態でいることがとても大事なわけですが、そんな私がとても信頼している化粧品メーカーがあります。それが「ディセンシア」。敏感肌研究をルーツにもつブランドなので、敏感肌の人にとってはもちろんおなじみのブランドだと思いますが、このディセンシアが10月にリニューアルしたという情報を聞きつけ、ひと足お先にお試しさせていただきました。
▲シリーズはエイジングケア※アイテム5品、スペシャルケアアイテム1品の全6品。パッケージもすっきりシンプルに新しくなったディセンシアは、ドレッサーや洗面台に並べても美しいので、ライン使いしたくなります。
※年齢に応じたケア
ディセンシア デイ エッセンス 25g SPF25 PA+++ ¥4400、ディセンシア ローション 125mL ¥5720、ディセンシア フォーミング ウォッシュ 100g ¥3300、ディセンシア クレンジング クリーム 120g ¥3850、ディセンシア モイストS/C コンセントレート 36mL ¥7150、ディセンシア クリーム 30g ¥6380/ディセンシア
私は敏感肌歴がとても長いのでもはやエキスパートの域なのですが、敏感肌にとって一番大切な化粧品アイテムは、化粧水でも美容液でもなく「クリーム」。これは皮膚科の先生からもよく言われていて、水分と油分のバランスがよいクリームで潤いバリアを高めれば、元から肌にある水分が蒸発せず肌が潤った状態をキープできるというわけ。
今回リニューアルされたディセンシアの全6品の中でも、私が一番推したいアイテムはやはり「クリーム」。素晴らしいのは「理想的※1な肌のお手本※2を作る“角層クリーム®”」と言うコンセプトにもあります。
※1うるおいに満ちた
※2 美しくすこやかな肌へ導く疑似角層のこと
▲こちらが新シリーズの中で核となるクリーム。手のひらに収まるコロンとしたサイズ感も使いやすい。肌への優しさと肌にとって大切なことだけをという思いを表現しているような、丸みのあるシンプルなパッケージです。
この考え方に私も思わず心の中で「拍手〜!」となった次第。そうなんです、肌にとって大切なのはなんといっても「バリア機能」、つまり「角層」です。肌がゆらいでいる状態の時は、この角層自体がスカスカ・ボロボロでバリア機能がなくなっているから、水分が蒸発しやすくカサカサ肌に、そして外的刺激に敏感になり、ますます荒れてしまう悪循環に陥ってしまいます。当然花粉やダニなどのアレルゲンも入って来やすく、それもまた刺激になります。
このクリームは、そうした悪循環に陥らないよう、肌のバリアである角層自体をしっかり育みましょうというもの。そのため擬似的に理想的な角層と同じ構造・機能を再現したクリームとなっているのです。これはお肌の敏感な人、ゆらぎやすい人には朗報です!
理想的な角層の状態にクリームが整えてくれれば、「ゆらぎ」や「肌荒れ」といった肌トラブルを予防することができ、肌の健やかなサイクルをサポートしながら角層や角層深部も整っていくはず。この好循環に乗りさえすれば、肌はハリ不足やキメの乱れなどのエイジングサインもケアでき、そしてゆらぎにくくなるというわけです。
理論に納得! さっそく使ってみました!
▲クリームは真っ白ではなく、少しグレイッシュな白いクリーム。人工的な匂いがしないので快適に使えます。敏感肌研究をルーツにもつブランドらしく、余計なものが入っていないシンプルさが魅力です。
▲手に取ってみるとこんな感じ。クリームによくあるこっくりした感じと言うよりも、ふわっと軽いジェルとクリームの中間のような感触です。この軽さが私にはとてもよい! なぜなら油分が多すぎる重いクリームだと、肌の方が負けてしまうから(涙)。こっくりクリームで吹き出物ができやすい人にも合いそうです。
▲塗り広げるとこんな感じ。とっても軽く伸びがいいのでスルスル広がります。これは摩擦を少しでも少なくしたいアラフォー世代にとても重要。時間がない人も、スキンケアが雑な人も肌に負担をかけずに塗ることができます。
▲肌の上にいつまでも残っている感じではなく、体温とともにどんどん肌に馴染んでいく感覚。とっても気持ちのいいテクスチャーです。
朝晩のスキンケアではいつも通りに化粧水や美容液などでお手入れした後に、いわゆるフタをする感覚でクリームをプラスすればOK。信頼感というかホッとする不思議なクリームです。「これで寝ている間に理想的な角層が整うぞ」と言う暗示もかけながら……(笑)。
2週間ほど使い続けると、朝起きた時に「あれ?どうした?」と言うようなちょっとした違和感もなく、本当に自分にピッタリなクリームなんだと気づきます。そして心なしか気持ちも弾むような感じに。人工的感じではなく、ちゃんと角層細胞のひとつひとつがしっかり水分を含んで保持できていることから、肌のキメが整うようにと考えられたクリームということにも納得です。これはなかなかよいぞ!
おまけですが、あまりにも気に入ってしまった私は、小さなケースに入れて、外出時もこのクリームを持ち歩いています。そして化粧室に立ち寄った時などちょっと乾燥した首に塗ったり、ほんの少量(爪先ちょっとだけ)を手に塗り広げてバーム感覚でほおや目元などの上から押さえるようになじませています。
こうすることで、夕方になって、肌が乾燥でパサパサでしぼんだ印象になる前に効率よくお手入れできているような気がします。
この新しいディセンシアのクリームは、「重すぎも軽すぎもダメ」という大変面倒くさい乾燥・敏感肌の私がようやく見つけたバランスのよいクリーム。季節の変わり目はもちろん、乾燥の季節などゆらぎやすい季節も、「理想の角層」を手に入れることで、きちんとバリアできる肌に育んでくれると思います。乾燥、ゆらぎに悩む方はもちろん、エイジングサインが気になる方にもぜひお試しいただきたいと思います。
今回も読んでくださりありがとうございました!
●Information
DECENCIA 伊勢丹新宿店(本館2F)では
ディセンシアシリーズ6日間分のサンプルをプレゼント中です。