月に一度、出来上がった本が見本誌としてデスクの上に置かれるときは、ほっとひと息つける大好きな瞬間でした。
ひとつの努力が結実したような、みんなの努力が束になったような。
表紙がピカピカしていて、ツルツルのページをそっとめくって。
撮影や校了のころを振り返る懐かしさと、「実はこれから」という出発感とを同時に味わう瞬間。
新しくなったマリソルは、それが半年に一度となったわけで感慨もひとしおです。
書店さんの中でどのように扱われているかハンティングに行くときは、
大げさに言うと、いちいち子供の授業参観を眺めているような気持ちにもなります。
あ、十分に目立ってないんじゃないか・・
ちゃんと人の目を引いているだろうか・・
他の雑誌も手に取ってみたりして、判型や値段や情報も見比べてみたりして、
この子がどう思われるだろう、と気になってしまいます(笑)。
何はともあれ、様々な試行錯誤を重ねながら、完成形になった1冊!
「通販と紐づいている」なんてちょっと変わった立ち位置かも。
けれどもファッション誌であることの意味を大切にしながら、
心が動いたアイテムをすぐに通販で手に入れていただけるよう落とし込んだこの形。
いつもより、ちょっとだけお買い物に意欲満々に(笑)、見て頂けると嬉しいかなと思います。