約4年ぶりの日本公演、名曲と新曲の数々で観客を魅了
全身白の衣装で輝くオーラを纏った4人がステージに現れると、オープニングの「HIGHLIGHT」で、胸にこみ上げるものが隠せないオーディエンスは総立ち。花火が上がり、「Can You Feel It ?」では金のテープが放たれ、被せるようにダンスナンバー、キラーチューンのひとつ「Good Luck」に繋ぎいきなり会場のボルテージはアップ! 公演タイトル「HIGHLIGHT LIVE 2022 [INTRO] IN JAPAN」のように、HIGHLIGHTのステージとストーリーの新しい”INTRO”の幕が上がりました。
MCでは、ドゥジュンが「久しぶりですね、5月のソウル公演には日本のファンの方々が来れなかったと思い、一日でも早く公演をしたいと願っていました。感無量です」、「会いたかったです」とヨソプ。ドンウンは「元気な姿で皆と再会できて嬉しい」、ギグァンが「自分にあげるプレゼントだと思って、思い切り楽しんで」と。
そして、「行きましょ~!」の掛け声から、最新アルバム『DAYDREAM』と昨年リリースした『THE BLOWING』から「PLAY」「Disconnected」「Hey yeah」を風格あるパフォーマンスで披露し、メンバーが近況などを報告。「去年と今年に出した曲はみなさんに直接お見せすることができなかったので、気に入ってくださってありがとうございます!」とギグァン。ドンウンが「この夏はどう過ごしてましたか? ヨソプさんはランニングにハマってましたが、ランニングとギグァンさんとどっちが好き?」などど振り笑いを誘いました。ドゥジュンは「夏は、公演の練習とサッカー。そして日本に来て、5年ぶりの一蘭が美味しかったです!」と、チャルメラまで口ずさんでいました笑。他のメンバーは焼肉を堪能したとか。
スタンドマイクが用意され、「WAVE」「Sorry」「Night Fog」のメロウなバラードを伸びやかなボーカルで聴かせ、会場全体を陶酔させます。ブリッジ映像には、ライブに寄せる想いが「公演ができなくなって5年経つ、まるで夢だったかのよう」「メンバーで集まって顔を合わせて笑った記憶」「ライブの特有の香りを思い出す」などと綴られ、心情を吐露。公演が恋しかった気持ちがひしひしと伝わり視界がにじみました。
彼らが黒の衣装にパールのアクセサリーを効かせた姿で再びステージに現れ、音楽チャートを賑わせた最新アルバムのタイトル曲「DAYDREAM」ではダンサーと12人で圧巻のパフォーマンスを魅せつけると、ビルボード入りしたヒット曲「12時30分」のイントロのピアノの旋律が続き、会場がどよめきました。この曲をキレのある流れるようなダンスとともに届け、代表曲「On Rainy Days(雨が降る日には)」に繋ぎ、ドンウンが「胸がいっぱいです」、ヨソプが「(パワフルなパフォーマンスが続き)なんかエキサイトしている感じです。(感染対策で)声を出さずに応援してくださっている皆さんの方がもっと大変だと思う」とファンを労い、「Midnight-星を数える夜-」「君が思う以上に」の日本語曲を連投、会場はどよめき続けることに。「Our Eyes」ののち赤と黒の衣装に着替え、「Breath」を個性が際立つパワフルなダンスパフォーマンスで魅せ、続く圧倒的人気を誇る「Fiction」、失恋ソングの名曲「Shock」の”想いがたくさん詰まった”曲たちの迫真の日本語バージョンパフォーマンスに飛び上がって喜ぶファンも! 「Seven Wonders」「Classic」「Whatever」を笑顔と愛嬌を振りまきつつ届け、「Whatever」 では自撮り棒も登場。「Surf」、そしてドンウンも参加したギグァンのソロ曲「Goodbye with a Smile」を4人で歌いながらステージの際に立ち、しばし揺れるペンライトを見渡し感慨に耽るメンバーたち。ラストは「NOT THE END」のパフォーマンスの余韻に浸ることに。また、「とても夢みたいで信じられないくらい幸せ。僕たちより、ずっと待ってくださった皆さんの方が推測できないくらい待ってくださったと思います。ありがとうございます。次はお待たせせずに来ます!」など、メンバーそれぞれが感謝の言葉を伝えました。止まない拍手に応えたアンコールは、ポップチューン「FREAKING CUTE」「Don’t Leave」。会場に星がひらひらと舞い、惜しまれつつ幕を閉じました。デビュー14年目となる彼らの色褪せない名曲、日本初披露となった新曲を盛り込んだ、新しい魅力も満ちた幸せで濃密な時間でした。