働く40代を応援!新時代のEC連動メディア

ひとり遊びが得意な会社員。韓国料理を求めて新大久保に出没しています。

My favorites:趣味 = バレエ、旅行、食べ歩き、ダイエット 好き = 猫、タイ料理、マカオ 得意 = 韓国語

身長:167cm


東宝ミュージカル『エリザベート』開幕初日を観てきました。

コロナで上演中止を余儀なくされてから2年半……積り積もった思いが、舞台からも客席からも溢れていました。
日本の舞台芸術界で、おそらく今年最大の話題である
東宝ミュージカル『エリザベート』を観てきました!
ミュージカル エリザベート エリザベート2022 東宝 帝国劇場 シシィ 
開幕初日は、闇が広がりやすそうな、どんよりとした雨空でした。
私はつい去年、宝塚版をAmazonで観たのが
初エリザベート、というニワカなのですが、
パソコンの小さなモニターで一回観ただけで
すっかりファンになっちゃった。
実在したオーストリア皇妃エリザベートの、
実際かなり悲劇的だった人生を描いた作品で、
少女の頃に「黄泉の帝王トート=死神」に
見初められてしまい、
人生をかけて抵抗するも、最後は死の誘惑に負けて、
イタリア人の無政府論者に暗殺される、というお話。
(もんのすごく端折ってます)
エリザベート ミュージカル エリザベート2022 東宝
夫の皇帝フランツ・ヨーゼフ役の田代万里生さんが特に素晴らしかった!若フランツと老フランツの演じ分け、歌い分けが見事でした。初日だったのでカーテンコール後に主演の花總まりさん、山崎育三郎さん、演出の小池先生による挨拶があって、それに2020年の上演中止の無念と今年ついに開幕を迎えられた安堵が詰まっていて、ホロリとしてしまいました。
このトート役が、バージョンによって少し異なるものの
基本、銀色のロングヘアをして黒装束に身を包み、
毎度、自分のクローンのようなイケメンダンサーズを
引き連れて登場するという人物(死神)で、
少女漫画によくある、どこか陰のある超美男子、
ってやつを地で行っているのですわ。
ストーリーはほぼ史実をなぞっていて、
実際のエリザベートは、死にたい、ということを
頻繁に口にしていたそうなのですが、
それを「美しい死神と恋に落ちてしまう」
という設定に昇華させたところが
まずこのミュージカル最大の勝因だと思う(←誰?)
一方、トート以外の登場人物はかなりリアリティがあり、
たとえば厳しい姑の皇太后ゾフィにいびられて
夫である皇帝フランツ・ヨーゼフに「なんとかして!」と
泣きついても、
母親にからきし弱いフランツ・ヨーゼフは
「母も君のためを思って言っているのだから、
我慢してくれ」って言っちゃうところとか、
も~~~それだけは言ったらいかんじゃろ~~~!と
脇腹に裏拳かましたくなるくらい、リアル。
エリザベート ミュージカル エリザベート2022 東宝
「それがうちのしきたりだから」とか、ほんと言っちゃダメだから!!!
これは記事で読んだ専門家の方の言葉なのですが、
作曲のリーヴァイさんはハンガリー出身で、
ハンガリー人はアジアにルーツをもつ民族だからか
音楽がどことなく演歌調……とおっしゃっていて、
なるほど!と膝を打ったのですが、
たしかにディズニーミュージカルとかの
明るくてお洒落な旋律とは違って
かなりメランコリックで、リズム的にも
「ズンドコドッコイ」が似合ってしまう
ちょいダサ加減が絶妙に心地よく、
一度聴いたら覚えてしまうくらいキャッチー。

ちなみに私は一番有名なエリザベートの独唱
『私だけに』はもちろん、
老いたエリザベートとフランツ・ヨーゼフが歌う
『夜のボート』がめちゃめちゃ好きです。
ただでさえ先祖代々の大帝国が崩壊しそうなうえに、
公務ほっぽらかして好き勝手するエリザベートに
翻弄されまくる老フランツ・ヨーゼフが
それでも「君を愛してる」と絞り出すように伝えるものの
「いや、無理」って言われちゃう歌で、
気の毒すぎて涙無しには聴けない……。
エリザベート 東宝 ミュージカル 帝国劇場 エリザベート2022
売店とトイレが長蛇の列でした。休憩の25分間では、どちらかに行ったら終わってしまうので、グッズを確実に手に入れたい人は開場後なるべく早く来てゲットしたほうがいいと思います。ちなみにあたしゃハブラシ1600円に目が飛び出したよ!
『エリザベート』は他のミュージカルと違って
バージョンがいくつもあるのも特徴的で、
宝塚版と東宝版は、セリフも演出も、
ニワカな私が気づいただけでもかなり違っていました。
ちょうど今、韓国でも上演中で
先日ソウルに行ったときに観たのですが、
それともまったく異なっていたので
違った点探しとか、自分の好み探しをするのも
面白そう(←こうやって深みにハマっていくのね……)。

今のところ私は宝塚版が一番好みだったけど、
宝塚は宝塚で、さらに組によっても異なるし
これに「ガラコン(ガラ・コンサート)版」も加わったりして
バラエティがほぼ無限っぽい……。
さらにさらに本家本元のウィーン版も観てみたいし、
大変な底無し沼ですよ、これは……。

いつか宝塚大劇場で観るのと、
ウィーンのシェーンブルン宮殿の庭園で
夏に数日だけやる野外コンサートを観るのが
目下の夢です。
ミュージカル エリザベート エリザベート2022 東宝 帝国劇場 シシィ
観劇に際してウィーンで買ってきたシシィスターのアクセサリーを付けたので、嬉しくて駅のトイレで慣れない自撮りをしたら、なんかいろいろ酷い有り様になっちゃった。

Shopping News トレンドがわかる、買える!

AND MORE

What's New 新着記事

AND MORE

What's New 新着記事

AND MORE

Feature 編集部のおすすめ記事

×

この記事をクリップしました!