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アラフォー女性はぜひ取り入れて!デリケートゾーンケアの正しい方法【備えあれば憂いなし!アラフォーの更年期対策④】

この不調もしかして……と思った時が始めどき!

アラフォーは、「もしかして、もう更年期?」と思うような不調が出始める時期。そんな女性たちのために、更年期の基礎知識から対策までを産婦人科医の八田真理子先生に教えていただく連載の第4回目。今回のテーマは、更年期になると老化が進みやすくなるデリケートゾーンのケアについて。きちんとケアをしたほうがいい理由と、正しいケア法までをご紹介。さっそく今日から始めて、デリケートゾーンをいつまでも若々しくキープ!

\ 私が教えます! /

八田真理子先生

八田真理子先生

ジュノ・ヴェスタクリニック八田 院長。日本産婦人科学会専門医。1990年聖マリアンナ医科大学卒業。順天堂大学、千葉大学、松戸市立病院産婦人科勤務を経て、1998年に現クリニックを開業。思春期から老年期までの幅広い女性の診療・カウンセリングを行う。性教育・不妊・更年期などの正しい知識の啓蒙にも積極的に取り組む。

最近、デリケートゾーンのケアが注目を集めていますが、アラフォー女性にはぜひ取り入れてほしいと八田先生。その理由を伺いました。

 

「更年期に近づくと、エストロゲンが減少することで、膣周りが乾燥しやすくなったり、外陰部がやせてきたり、膣が萎縮してきたり、ニオイが強くなりやすくなったりなど、デリケートゾーンのトラブルが増えてきます。

日本では、これまではデリケートゾーンはあまり触ってはいけない場所というように言われてきたこともあって、デリケートゾーンのケアについては発展途上国でしたが、最近になってようやくその重要性が認識されるようになってきました。

膣周りは、粘膜が薄い部分であり、汚れもたまりやすい部分。下着をつけているので汗をかいて蒸れやすく、ニオイやかゆみなどの問題も起きがちです。ですから顔と同じようにケアをするべきで、きちんと洗うことと、しっかりと保湿をすることが大切。また、マッサージをすると理想的です。最近、デリケートゾーン専用のフェムケアアイテムもたくさん登場しているので、そういうものを利用してケアするのがおすすめです」(八田先生)

 

以下から、八田先生おすすめのデリケートゾーンのケア方法をご紹介。最新のフェムケアアイテムもチェックして。

 

デリケートゾーン洗浄料でやさしく洗う

まずは、デリケートゾーンの洗い方について教えていただいた。

 

「理想的なのはデリケートゾーン専用のソープで洗うことですが、弱酸性タイプのものであればOKです。ソープを手でよく泡立てたら、揃えた指の腹を使って優しく洗いましょう。前から後ろへと洗うのが基本です。これは肛門に付いた大腸菌などが腟に入るのを防ぐためです。爪を立てたり強くこすったりしないようし、泡で洗うイメージで洗いましょう。小陰唇は垢がたまりやすいので、外側と内側をよく洗うこと。ただし、膣の中は洗わないようにしましょう。膣内を洗うと、デーデルライン桿菌などの善玉菌まで洗い流すことになってしまい、膣内の自浄作用を弱めてしまう可能性があるからです。洗った後は清潔なタオルで軽く押さえて水分を拭き取りましょう。ゴシゴシこするのはNGです」(八田先生)

腟内の善玉菌「ラクトバチルス乳酸菌」を配合。唇よりも薄く、複雑なひだや凹凸のある皮膚にも刺激を与えずきちんと汚れを落とすアミノ酸由来の洗浄成分を使用。オレンジブロッサムの香り。

エストール®︎ デリケートソフトウォッシュ 100㎖¥2,475/アドバンスド・メディカル・ケア

きめ細かな濃密泡が、 デリケートゾーンをふんわり包み込み、摩擦から守りながら細部の汚れやニオイの元をきれいにオフ。アーチチョーク葉エキスなど植物由来の保湿成分がくすみのない明るい肌印象に導く。弱酸性、低刺激処方。

インティメイト フォーミングウォッシュ 150㎖¥2,750/Waphyto

しっかりと保湿する

デリケートゾーンを洗った後は、しっかりと保湿を。

 

「特に更年期になると、膣周りが乾燥してくるので、洗ったら保湿をすることも忘れずに。デリケートゾーン専用の保湿アイテムか、低刺激のボディローションなどを選んで、保湿をしましょう」(八田先生)

Vラインやワキ、乳⾸などの黒ずみを明るく導く保湿ホワイトクリーム。皮膚に栄養と柔軟性、潤いを与えるオリーブオイルから抽出した⾃然原料や、ターンオーバーを促すコメヌカエキスやカンゾウ葉エキス、肌を明るく導くドクダミエキスのほか、トウキ根エキスなどの和漢植物のエキスも配合。

アンティーム ホワイト クリーム 100g¥2,860/サンルイ・インターナッショナル

ビタミンA・C・E や、ミネラルを豊富に含むハチミツエキス、保湿力が高いオーガニック 植物エキスを配合。ターンオーバーを正常にし、明るく透明感あふれる肌に。 塗りながらマッサージをすることで血行が促進し、巡りがよい体に。

ピュビケア オーガニック フェミニン マッサージ ミルク 125㎖¥2,750/たかくら新産業

マッサージをする!

さらに、ときどき、デリケートゾーンのマッサージを取り入れるのもよいそう。

 

「更年期になってエストロゲンが減ってくると、腟が乾燥しやすくなり、性交痛も出やすくなるので、そういう場合は、週に2〜3回程、デリケートゾーンのマッサージするのもよいと思います。方法は、デリケートゾーンを洗った後、専用のオイルやクリーム、ジェルなどを使って、外陰部全体をやさしく保湿しながら、マッサージをしましょう。オイルやクリームやジェルなどを利き手の人差し指・中指・薬指に取り、指の腹を使ってマッサージをします。まずは、大陰唇を前から後ろへと優しくなでるようにマッサージ。小陰唇は、指の腹でそっとつまむようにして内側と外側をマッサージします。次に会陰をUの字になでながら、血流を促すように何度かマッサージ。最後は肛門のまわりを軽くもみほぐすようにマッサージしましょう。

デリケートゾーンにうるおいと柔らかさ、弾力が加わるだけでなく、かゆみやニオイなども激減。腟の緩みも改善し、尿もれの予防にもつながります」(八田先生)

デリケートなパーツのエイジングケアに特化したオイル。肌を潤し、保護するマカデミアナッツオイルなど9種類のオイルや、透明感とハリのある肌に導く植物性フラーレン、乾燥によるくすみを防ぐビタミンC誘導体を配合。フレッシュでリラックス感のあるいブレスオブガーデンの香り。

バランシングボディオイル 30㎖¥3,960/アイムラフロリラ

保湿力の高いナチュラルオイルをベースにしたデリケートゾーン用オイルローション。ヒマワリ種子油、アーモンド油、ミツロウなどを配合、べたつかず、さらさらとしたテクスチャー。

YES インティメイト・オイルローション OB 80㎖ ¥3600/アジュマ

蒸れにくい下着や生理用品を選ぶ

デリケートゾーンのトラブルを防ぐためにも、下着や生理用品の選び方にも注意が必要。

 

「膣やデリケートゾーンにとってムレは大敵。蒸れると雑菌の繁殖の原因になり、ニオイやかぶれの元になるからです。そのためにも、下着や生理用品は通気性を重心して選ぶのがポイントです。下着は化学繊維はムレやすいので、コットンやシルクなど通気性がよいものを選びましょう。また、一般的なナプキンには塩化ビニルが使われていますが、これが、ムレやかぶれの原因になりやすいので、オーガニックコットンのものなど肌に優しく、通気性のようものを選ぶのがおすすめです」(八田先生)

肌に触れる部分はオーガニックコットン100%のナプキン。その他の部分もポリエステルなどの石油由来の化学繊維や高分子吸収剤を使わず、生分解可能な自然素材。柔らかく、ムレを感じにくい、やさしい肌触り。

natracare ウルトラパッド ノーマル( 羽つき) 12個入り ¥704/おもちゃ箱

純オーガニックコットン100%使用。軽い日用のセイル用ナプキンとしてはもちろん、おりものシートやパンティーライナーとしても使用できる、布ナプキン。表裏で生地を変え、生地の間に吸収力の高いパイル時が入っているので、使い心地も快適。何度も洗って使え、地球にも優しい。

リトル布ナプキン(ガーゼストライプ/茶)¥1,100/メイド・イン・アース

VIO脱毛も検討

VIO脱毛は最近は、もはや常識になってきているけれど、まだの人もやったほうがいいもの?

 

「VIO脱毛を提供しているクリニックやサロンなどでは、性器周辺に毛があると蒸れて雑菌が繁殖しやすくなるとので、VIO脱毛をしたほうが衛生的とPRしていますが、それは必ずしも正しくありません。陰毛の有無と発汗による蒸れやかゆみとはあまり関係がなく、脱毛したからっといって不快症状が解消するわけではありません。体毛は大切な場所を守るためのもので、陰毛があることで下着との摩擦など物理的刺激から性器を守ってくれているのです。つまり、VIO脱毛は、体への効果を期待するものではなく、おしゃれな下着や水着を着こなすためのもの。ですからそういった目的で行うのは問題ありません。ただし、VIO脱毛をしても、しっかりと保湿をすることが大切です」(八田先生)

 

セックスも膣のアンチエイジングに

デリケートゾーンの若々しさを保つためには実、セックスもおすすめだとか。

 

「定期的なセックスがあると、腟分泌物が増えますし、必然的に洗ったり手を加えることにより、腟の弾力性や潤いを保ちやすくなります。また、尿漏れ防止にもつながるというデータもあります。日本人はセックスレスの人が多いですが、腟のアンチエイジングのためには定期的なセックスはおすすめです。性交痛がある場合は、ローションなどの潤滑油を使ってトライしてみまるのもいいですし、最近は、膣をふっくらと若返らせることができるモナリザタッチなどの施術もあるので、婦人科医に相談してみましょう。パートナーがいない人の場合は、マスターベーションも効果的だと考えられています。自分の体を愛しんで触ってあげることで、血流がよくなりますし、膣のアンチエイジングになります」(八田先生)

 

イラスト/佐藤由実 取材・文/和田美穂 構成/原千乃

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