愛らしさとユーモアと才能あふれる天使が降臨!
キム・セジョンさんにとって、ソロでの初のファンミーティングとなった「KIM SEJEONG 1st ASIA FANMEETING 2022 SEJEONG’S SESANG DIARY」。日本の舞台には白いレースのドレスで登場し、歌姫らしく「Flower Way」でスタートしファンを魅了。この曲は韓国を旅していた時にもよく聴いた大好きな作品で、ZICOさんプロデュースの彼女の初ソロ曲で2016年の大ヒット曲でもあります。序盤から鳥肌&感涙ものの天使の歌声に癒されていると、ウキウキ感の伝わるトークも愛らしさでいっぱい。「このドレスは、スタイリストさんは初恋のイメージだそうだけど、わたし的にはお姫様」と、笑顔。家族との初めての旅行にも日本を選んだほど日本が好きなので、ずっと来ることができなくて我慢していたといい、gugudanのコンサートツアー以来4年ぶりの来日だといいます。会場を埋めたファンの多くの方々が「社内お見合い」などでの女優として活躍するセジョンさんのファンだと知ると、「大変なことになりますよ!わたしは歌も上手いんです(笑)わたしにどっぷりハマることになりますよ!」と嬉しそう。日本ではまだ歓声をあげられないファンに、「大丈夫ですよ、みなさんの気持ちは伝わっているので心配しないでください、わたしは韓国で歓声なしのミュージカルの舞台を経験していますから!」と気遣ったりと終始明るく優しい人柄があふれていました。
久しぶりの日本滞在では、まずローソンに直行したそうで、「まず団子、焼きそばパン、プリン、クリームの入ったたい焼きパン、辛いポテトチップスを食べました。でも良心が咎めてラーメンは我慢した」のだとか。そしてドン・キホーテに行って買ったビールとラーメンでスーツケースはすでにいっぱいだけど、12月13日(火)に名古屋で開催される「2022 Asia Artist Awards in Japan」に来ることが決まっているので、とんこつラーメンは先延ばしにしたとも。また、「何をやってもたいがいベテランに見えてしまう」などお茶目な発言もキュートで、ハマっていることは演技の勉強と演劇観覧。サーフィンにもトライして、俳優の先輩にサーフィンと演技は似ているといわれた、いい波を待つこと、波に身を任せることが似ているんだなと実感したと続けました。
ドラマ「二十五、二十一」のOSTのカバーも素敵だった彼女、こんな歌を唄いたかったと思った歌をカバーするのが好きだそうで、即興でチャート逆走ヒット中のユンナさんの「Event Horizon(事象の地平線)」の一節も披露してくれました。日本のアニメが大好きという一面も見せ、好きなスタイルは重ね着などのヒッピースタイルだとも。TWICEのジヒョさんと親友なのは周知ですが、家で二人で話をしていたらあっという間に6〜8時間経ってしまったというエピソードも。二人は仕事を振り返るなど”未来準備会”に没頭しているらしいです。上手と褒められるより、頑張ったねと言われたい理由は、「上手なのはアーティストとして当たりまえ、と言ってもわたしが上手というわけではないんですけれども。うまくなりたいという気持ちを持って頑張る姿勢が重要」というコメントが印象的でした。また、演技の面白さは、人を理解する面白さにあるそうです。
さて、彼女は現在、わたしの推しドラマのひとつでもあり楽しみにしている「悪霊狩猟団:カウンターズ」のシーズン2の撮影中で、またアクションも披露してくれる予定だそう。目指すはマーベル作品!? 親しみのあるOST「Love Maybe」も披露した「社内お見合い」では、ソル・イナさんと出会えたことに感謝していると話し、「恋するレモネード」では皆が新人で同じスタートラインに立っていたから臆せず演技ができたとも。出演作の名場面は、アドリブ部分がほとんどだという裏話にも感心してしまいました。自身のアルバムの作詞作曲も手がけていますが、出演作品のOSTに参加した理由は、そのドラマ・キャラクターをいちばんよく知っているのは自分だと思ったから、という話もありました。最後は、会場出口でファンを見送ったセジョンさん。一人一人に笑顔を届け、帰路で脇を歩く母娘のファンが「あんなに可愛い人間が世の中には存在するのね」と話しているのに心の中で精一杯共感した次第です。胸が熱くなるほど彼女の魅力がたっぷり伝わるイベントでますますファンになってしまいました! 「原作が良くてファンが多い作品ですが、ちょっと違うヒロインを演じようとチャレンジした」という、「怪物」「恋慕」のナム・ユンスさんとの共演の「今日のウェブトゥーン」の配信も楽しみです!