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口ぐせは「芸人たるもの」。何かと空回りしております。

職業:美術館職員
My favorites:アート鑑賞、宝塚鑑賞、建築鑑賞、K-POP鑑賞、とにかく鑑賞。

昨今はおしゃれ迷子ですがなんとか生きています。
猫、夫、自分の3つの生命体で一つ屋根の下に生息。酒は飲めないが四文屋にいがち。

身長:168cm

川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり ー 東京オペラシティ アートギャラリーで開催中

儚くも美しい生命の一瞬をとらえ続ける写真家・川内倫子さんの約6年ぶりの大規模個展。会期は12月18日(日)まで。
ごきげんよう、皆様。冷えてまいりましたな。

先日、元美女組のseikoさんにお誘いいただき東京オペラシティ アートギャラリー(初台)で開催中の「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」へ行って参りました。

エクラ華組の麗人・華菜子さんのブログでもこちらの写真展の様子を拝見していて、「我も見たい、我も…」と欲していたところに、とても会いたき方からのお誘い。「引き寄せの…法則…?」と狂喜乱舞したのでした。
日曜日、ギャラリーオープンと同時刻に出陣。
すでにお客様はチラホラいらっしゃいました。
しかし午前中だからか激混みという感じではないので、周囲の方に配慮しつつ撮影可能な場所で胸にくる作品をパチリとしてきました。
会期:2022年10月8日〜12月18日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
ハローダイヤル:050-5541-8600 
開館時間:11:00〜19:00 ※入場は18:30まで
休館日:月(祝日の場合は翌火)
料金:一般 1200円 / 大学・高校生 800円 / 中学生以下無料
※最新情報は公式ホームページをご確認ください。
川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり 東京オペラシティ アートギャラリー
川内倫子氏の過去10年の活動にスポットを当てつつ、新作シリーズ「M/E」を展示。10シリーズで構成され、会場は中山英之建築設計事務所が空間デザインを手がけているとのこと。

写真だけでなく映像作品、過去作品である写真絵本の朗読をサウンドとして取り入れながら、展覧会がひとつのインスタレーションかのように、空間を体験することができます。
導入部分、壁に投影された映像。
鉄を打ち付け火花を舞いあげる中国の祭りの様子。
「Halo」より
「Halo」より
壁にかけられたモノクロの写真とそれを投影した布が、天井からの微かな光の中、静かに揺らめいている一室。

この写真には写っていないのですが、壁からスピーカーがニョッキリ突き出していて、川内さん自らが写真絵本『はじまりのひ』を朗読する声が流れています。
「One Surface」より
「One Surface」より
こちらは個人的に惹かれた写真です。
若い人の生命としての美しさに弱くなりました。
互い違いの三つ編みに、そこに立っているという命に弱い(つまり歳をとったと……)。
「光と影」より
「光と影」より
別室では、川内さん自らが撮影した動画が地面に投影されています。
川のせせらぎ、樹々のゆらめきが部屋中に充満しています。
  • 「A whisper」

    「A whisper」

  • 「A whisper」

    ゆらめく水面など映像の上を歩ける不思議な体験

「あめつち」より
「あめつち」より
オーガンジーで作られた洞窟?のような展示風景。
オーガンジーで作られた洞窟?のような展示風景。
柔らかな光の作品の数々。
柔らかな光の作品の数々。
「M/E」より
「M/E」より
川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり ー 東京オペラシティ アートギャラリーで開催中_1_11
「M/E」より
「M/E」より
「M/E」より
「M/E」より
滋賀県にある障がい者多機能型事業所「やまなみ工房」を撮影した「やまなみ」シリーズでは、障がいを持った人々による創作活動が写し出されています。滋賀の美しい山並みと空気感、そこから生きる人々のイキイキとした雰囲気も伝わってきます。
「やまなみ」より
「やまなみ」より
「やまなみ」より
「やまなみ」より
川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり ー 東京オペラシティ アートギャラリーで開催中_1_16
グリーンのオーバーオールを着ていたseikoさん。この展覧会のイメージにピッタリ!
グリーンのオーバーオールを着ていたseikoさん。この展覧会のイメージにピッタリ。
私はまたもピンクのコーデュロイパンツで参戦。
私はまたもピンクのコーデュロイパンツで参戦。
(以下は個人の感想です)
大地では他者からの美しさの評価もクソもなく、ただ事象が起き、朽ち果て、生まれるということが繰り返されていて、そこには意味などなく生と死があるのみ、ということを改めて思い知らされました。矛盾や悪意、嫉妬、日々の疲れ、そう言ったネガティブなものさえ柔らかい光が包み込んでくれるような、ただ生きていれば良いと言われたような気分になります。

と余韻にひたりつつ、お腹が空いたのでレストランへ移動……。
オペラシティビル1階にあるベーカリーレストラン、ル・パン・コティディアンへ。パン屋さんですがイートイン、レストランコーナーもあります。
seikoさんはシュリンプ&アボカドのタルティーヌをチョイス
seikoさんはシュリンプ&アボカドのタルティーヌをチョイス。グリーンで統一…かわいい。
私はスモークサーモンのタルティーヌを。タルティーヌって固いパン?
私はスモークサーモンのタルティーヌを。タルティーヌって固いパン?野菜がずり落ちてますがすみません…
ニコニコ優しいseikoさんと写真展についてから始まり、ここ最近の近況報告などしつつ、ゆったりおしゃべりできました。

生活の中にアートと大事なお喋りを心に染み込ませて、また日々を歩いていこうと思うのでした。
(なんか思い悩んでる風ですが取り急ぎ元気です)
お気軽にインスタ覗いてみてください。

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