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【40代からの頭皮ケア #02】アラフォー過ぎたら顔より「髪」!樋口賢介さんがレクチャー[ 美髪を手に入れる編 ]

最近、顔も髪も、さらには体調や気分までどんどん下り坂……。そう感じたら、まずするべきは頭皮のケア。あなたの頭皮、カチカチになっていませんか? 頭皮が硬くなると、たるみやほうれい線、抜け毛・薄毛、肩こり、首こり、イライラ、くよくよとトラブルが続出。これを解決すべく、“ヘッドスパ界のゴッドハンド”の異名をもち、「HIGUCHI式頭筋ストレッチ」で大人気の樋口賢介さんに、お悩み別の頭皮マッサージの方法を教えていただく連載の第2回目。今回は、抜け毛・薄毛・白髪などの髪のエイジングを防ぐためのメソッドをご紹介。

\ 私が教えます! /

樋口賢介さん

樋口賢介さん

美容研究家。ホリスティック・ビューティクリエイター。トータルビューティサロン「HIGUCHI」代表。HIGUCHI BEAUTY SCHOOL 主宰。さまざまな美容技術を学び、アーユルヴェーダを軸にさまざまな美容法を取り入れた「HIGUCHI式美容メソッド」を確立。ヘッドスパの予約状況は約6ヶ月待ち。メディア出演も多数。著書に『1日5分 頭皮を引き上げれば、シワ、たるみ、シミがなくなる HIGUCHI式 頭筋ストレッチ』(PHP研究所)などがある。

アラフォー過ぎたら顔より「髪」を重視!髪が顔印象を決める

アラフォー過ぎたら、女は顔より髪! 髪は顔の額縁だから今すぐ頭皮ケアを始めるべきよ!!

髪のエイジングを防ぐためにも、やはり頭皮が大切だと話すのが樋口さん。
「40代以上の女性に特に多いのが薄毛や抜け毛など、髪のボリュームダウンのお悩み。これを防ぐために効果的なのがやはり頭皮のマッサージ。薄毛の人はそうでない人に比べて、2.6倍も血流が悪いという研究データもあるから、頭皮の血流を促す頭皮マッサージは薄毛・抜け毛対策にはマスト

もちろん白髪対策にも効果的。白髪になるのは毛根に存在するメラノサイト(色素形成細胞)の働きが低下し、毛母細胞に十分なメラニン色素が供給されなくなるから。頭皮マッサージで血行のいい頭皮が保たれれば、メラニン色素を作る機能も良好になり、白髪が増えるのを未然に防ぐことも可能よ! 白髪はできてしまったら戻すことはできないから、気になりだしたら早めにスタートすることが肝心! アラフォー過ぎたら女は顔より髪。髪は顔の額縁で、髪があなたの顔の印象を決めるから、今すぐ頭皮ケアを始めて!!」(樋口さん)

髪に活力を与える

こりかたまった頭皮をほぐすマッサージ。頭皮全体がほぐれて血流がよくなり、元気な髪が生える土台を作ることができる。

髪に活力を与えるSTEP1

頭頂部に両手の5指の腹を押し当て、シャンプーで髪を洗うときのように指を1〜1.5cm幅くらいに上下左右に動かしてマッサージ。頭頂部全体がほぐれるまで行って。

髪に活力を与えるSTEP2

次に側頭部に両手の5指の腹を押し当て、同じように指を1〜1.5cm幅くらいに上下左右に動かしてマッサージ。側頭部がほぐれるまで行う。

髪に活力を与えるSTEP3

後頭部に両手の5指の腹を押し当て、同じように指を1〜1.5cm幅くらいに上下左右に動かしてマッサージ。後頭部全体がほぐれるまで行う。

髪に活力を与えるSTEP4

左手で頭の左側、右手で頭の右側の頭皮を、5指の腹でつまみ上げるようにタッピングする。左右交互にリズミカルに行って。

抜け毛を防ぐ

頭皮を手でブラッシングするように押し流すマッサージ。血流を促す効果が高く、育毛・発毛・白髪予防効果が大。最後にこめかみのリンパ節を刺激することでリンパの流れも促進。顔のリフトアップやクマの改善にも効果的。

抜け毛を防ぐ
①両手の5指で髪を根元から頭頂部に向かってとかすように押し流す。前頭部から頭頂部、側頭部から頭頂部、後頭部から頭頂部と全方位から行う。

②最後に5指の腹をこめかみに押し当て、小さな円を描くように動かしてマッサージ。次に中指の腹をこめかみの中心に、ほかの4指の腹を耳の周りに押し当て、円を描くように動かしてマッサージ。

両手の5指を使った「フィンガーコーミング」で立毛筋が刺激され、毛髪の立ち上がりも増すから、ふんわりボリューミーな髪を取り戻せるわよ!

イラスト/佐藤由実 取材・文/和田美穂 構成/原千乃

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