マリソル世代はぎりぎり、テレビやCMで岡本太郎氏をリアルに見ていた世代ではないでしょうか。
しかし、今回の展示でたくさんの作品を見て、改めて素晴らしい芸術家であることを遅ればせながら再認識しました。
擬人化されどこかもの悲しい雰囲気をまとった第五福竜丸
核爆発の真ん中にたたずむ骸骨
キノコ雲や死の灰
岡本太郎が明確に、戦禍や核の悲劇を何度も描いていることを、恥ずかしながらほとんど知りませんでした。
でも、戦争を決して忘れてはいけないし、その悲惨な現実は、若い世代に受け継いでいかなければいけないこと。言葉にしなくても一瞬で強烈に戦禍を伝えてくれる芸術はやっぱりすごいものだなぁと心から感じました。