2023年8月11日

「乳がんあるある言いたい！！」【ケビ子の乳がん・ニューライフ vol.41】

第41回「乳がんあるある言いたい！」これを読んで賛同した方いますか？

看護師に「この部屋なんでもありますね」と驚かれた入院時の持ち物リストで入院中も快適に過ごせたケビ子。乳がん・ニューライフ（第40回はこちらから）

第41回は乳がん仲間と話をして盛り上がったあるある！

【乳がん仲間と話をした】

先日のこと、乳がん仲間と話をする機会があった。
彼女はケビ子と同じ2年前に乳がん手術を受けたのだが、つい最近ようやく職場の親しい女性社員数名に乳がんのことを打ち明けたのだそうだ。

すると「実は私も」と打ち明けた数名に思いがけず仲間が見つかり、気分が軽くなったと教えてくれた。同時に10人に一人がなるというのは本当なのかもしれないなと感じたのだそうだ。
仲間が集まると盛り上がるのがあるある話。
今日はケビ子の周囲で盛り上がった乳がんあるあるをシェアしよう。必ずしも皆さまのあるあるではありませんので、参考程度にお読み下さい。

【乳がんあるある！】

≪手術はワープ≫
これから手術だ、という直前にSNSに画像を投稿する。
着圧ソックスの画像だ。
「今からワープしてきます」と手術をワープすると表現するのだ。乳がん以外でもあるのかもしれないが、もれなく私も写真を撮って家族に送った。（SNSでは公表前だったので載せていない）
ワープって感覚はとてもよくわかる。
数時間意識がなく、意識が戻って目が覚めたら痛みと吐き気を感じながら病室の天井を見るのだ。
映画のような瞬間移動の疑似体験。

あるある！

≪ネット検索≫
ネット検索は乳がんに限らないとは思うが、乳がんあるあるだなと思うことがある。
自分の乳がんタイプとステージが確定、またはおおよそこれだというのがわかった時点で、同じタイプで同じステージの人を探すのだ。そして見つかった時にはその方の投稿をかなりさかのぼってみる。どういう生活をしていたのだろうか、遺伝なのだろうか。ケビ子も漏れなく検索しまくった。何らかの光を探して安心したくてそうするのだが、術後2年たって思うのは同じタイプで同じステージでもケビ子の乳がんはケビ子だけのものだから人さまのことは参考程度に冷静に。同じタイプでもその人の生活習慣、食生活、体力、自分にかけられる時間とお金などで状況はまったく違うものになるのだ。

あるある！

≪検診後にごほうびあげがち≫
手術を終えても定期的に病院で診察がある人が多いと思うが、検診に行ってきたという文章に添えられる画像がスイーツやお寿司などで、検診日まで体調管理をしっかりしたからこそのごほうびだよね～わかる～！と思いつつ見ている。ケビ子もこの記事が公開されるころは2年目検診の後なので、今からパフェを食べようと楽しみにしているところだ。

あるある！

≪温泉や銭湯が気になる≫
胸の手術をするまではほとんど意識をしなかったことのひとつに「温泉に入れるのかな」がある。手術前の状態ならばなんてこともないのだが、形が大きく崩れた胸を見られたくないが温泉に入る機会があれば行きたいし、なんてことを思うようになった。誰も見ていないとは頭で思いつつも自意識過剰になることは許してほしい。

あるある！

≪新ネタ披露≫
がんだけにがんばります！ガーン！と新ネタを披露する。
あるある！いや、これはケビ子だけか。聞いた人が反応に困るので控えます。

≪乳腺外科の待合で連帯感を感じる≫
同じ病気で戦う仲間かもしれないと思うと不思議と優しい気持ちになる。診察まで多少待ち時間がのびても「キィーーーー！早くーーーーー！！」とイライラすることはなく、ドアから出てくる女性が下を向いていると背中をさすってあげたい気持ちにさえなる。看護師に次の検査はCTだとか言われているのを聞けば「造影剤はおもらしした気になるけど大丈夫だぜ！」と心の中でエールを送る。

あるある！

書ききれないが、このようなあるある話をして労りあって病気のつらさを和らげている。

※次回【vol.42】は2023/8/25公開予定です。

※この記事はケビ子さんの体験に基づいて書かれております。治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません

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