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ひとり遊びが得意な会社員。韓国料理を求めて新大久保に出没しています。

My favorites:趣味 = バレエ、旅行、食べ歩き、ダイエット 好き = 猫、タイ料理、マカオ 得意 = 韓国語

身長:167cm


【ガチ中華巡り】川崎のディープな西安料理店『回味』で、サクッとガチる。

川崎にいて、そうだ、ガチ中華食べよう!ってなること、ありますよね。ね?そんなときにサクれるお店をご紹介。
先日、初めてワーケーションとやらをしました。

宿泊先は、JP川崎駅の隣の【ホテルメッツ川崎】。
JR東日本が経営するビジネスホテルで、
手頃なお値段、いい塩梅のサービス、清潔な部屋、
そしてすぐ隣が川崎駅のホームなのに、
何の音も聞こえない脅威の防音、と、
すっかり気に入ってしまったのですが、
驚いたのは、な、な、なんとこのホテル、
朝食会場が【つばめグリル】なのですよ!!
ホテルメッツ 川崎 つばめグリル ホテル 朝食
メインは4種類あって、日替わりです。
朝からつばめ風ハンブルグステーキって
贅沢すぎませんか???
ドイツ貴族かっつーの(イメージ)。
ホテルメッツ 川崎 つばめグリル ホテル 朝食
トマトのファルシまで付いているのだ!
この朝食は宿泊者専用らしいので、
このためだけに【ホテルメッツ川崎】に
泊まる価値があるな、と思ったのでした。
さて、朝はつばめグリルで良いとして、
問題は、昼食ですよ。
実は川崎は私のライフワークでもある(そうなのか?)
ガチ中華の店がちょこちょこありまして、
そのうちの一軒に行ってきたのでご紹介します。
JR川崎駅の東側(ラゾーナと反対側)、
チネチッタ川崎の近くにある、

【回味】

回味 ガチ中華 西安料理 川崎 中華料理
ラーメン屋さんを改装したような店構えで
カウンター10席しかなく、
非常に入りにくい雰囲気ではあります。
でも勇気を出して入店すると、お店の人は超親切!
日本語は例によってほとんど通じませんが、
それでこそガチ中華なので、没問題です。

ここで食べられるのは、西安料理。
西安はかつて長安と呼ばれ、
古くは西周から、秦、漢、隋、唐を含め
13もの王朝が都を置いたという歴史ある地。
かの有名な兵馬俑も西安にあるらしく、
いつかは行ってみたい憧れの古都です。
平城京と平安京は長安を模して造ったとされているので、Google Mapで西安を拡大すると、京都と同じようにきれいな碁盤の目になっています。
そして、西安はシルクロードの東の出発点。
西方のイスラム諸国から運ばれてくる文物の
集積地だったため、
西安料理もイスラム教の影響をかなり受けているそう。
店名の「回味」も、イスラム教の漢字名「回教」から
来ているのだと思われます。

ちなみに世界一画数の多い漢字で有名な
ビャンビャン麺も、西安料理なんだそうです。

さてこの日は一人でのランチだったので、
サクッと食べられる二品を注文。

肉夾饃と西安面皮

回味 ガチ中華 西安料理 川崎 中華料理
まずは肉夾饃(ロージャーモー)ですが、
これも最近「中華バーガー」という名前で
街なかでよく見る気がする。
西安を代表するB級グルメだそうです。
回味 ガチ中華 西安料理 川崎 中華料理
具がたっぷりで、ずっしりと持ち重りがする。
甘くない、硬めのパイ生地みたいな
サクサクのパンの間に、
繊維に沿って裂いたお肉がたっぷり。
肉は煮込んで味を染み込ませてから
挟んであるので、美味しくないわけない。
回味 ガチ中華 西安料理 川崎 中華料理
ぎっちり詰まったお肉をこぼさないように食べるのが大変。
このパンと肉との組み合わせは
たしかに親しんだ中華料理の味からは程遠く、
はるか西方から旅路をやってきたキャラバン隊が
隊商宿でかぶりついく食べ物のような、
シルクロードの砂埃が鼻をくすぐるような、
そんな味がする……ような気がする……。
耳に聞こえるは喜多郎のテーマ曲……(←古い)

このお店のお肉はたぶん豚肉ですが、
イスラム教徒のお店だと当然ながら羊肉だそうです。

つづいて西安面皮(シーアン・ミェンピー)。
【ガチ中華巡り】川崎のディープな西安料理店『回味』で、サクッとガチる。_1_8
これもたまに他のお店でも見かけますが、
西安のある陕西省の名物だそうです。
ところで「面皮」とよく似た料理に
「涼皮」というのがあって
ググったところ、面皮が小麦粉の太麺、
涼皮が米粉の太麺らしいのですが、
このお店のは、今写真を見ても
米粉のような気がするんだけど
メニューに「面皮」って書いてあった。
ヨクワカラナイ……。
回味 ガチ中華 西安料理 川崎 中華料理
ともかく、モチモチの太麺に
冷たい汁、キュウリ、ピーナッツ、お麩、
そしてラー油をかけ、よーく混ぜて食べるのが
「面皮」または「涼皮」だそうです。

冷たい麺と、キュウリの歯ごたえに
ラー油のピリ辛が加わって
暑い日にぴったりの逸品。
ピーナッツの香ばしさと、
冷たい汁をジュワッと含んだお麩も
美味しいアクセント。

ちなみに私は何度食べても
この旨味のある塩水のような冷たい汁の
正体が分からないため、
「謎汁」と呼んでいます。
だれか謎汁の正体を教えておくれ……。
この日は一人だったので、
二品しか食べられませんでしたが、
他にも串焼きとか臭豆腐とか、
いろいろ気になる料理が揃ったお店でした。
夜にお酒飲みがてら食べに来ても
絶対楽しいと思う。
(むしろそっちのほうがいいかも)

お世辞にもお洒落ではないですし、
今まで紹介したお店でもダントツ入りにくい雰囲気で
万人向けではないですが、
カウンター越しに飛び交う
店員さんと常連さんの中国語会話を聞きながら
ディープな異国情緒に浸りたい方にはオススメです!

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