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• WEB美容エディター 原田千裕
• ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中！ そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。Instagram:@marvelous.h

素敵なカウンターで吟味した宝石のようなアイパレットもいいけれど、気軽に、そしていち早くトレンドメイクに挑戦してみるならドラバラコスメ。コスパがいいし、クオリティも今、ぐんぐん上がっているのを感じます。気が付くと、底が見えるまで使い込んでいることも。

そんな底見えコスメの2023年秋・第1号になりそうなのが、こちらのセザンヌのビタートーンアイシャドウ。

私“ブルべ夏”なもので、最初は左の02 ドライローズが合うかしら……と思ったのですが、実際に使ってみたところ、右の01 オレンジガナッシュが好みのど真ん中＆肌なじみばっちり！（この夏の紫外線が防ぎきれずちょっと肌のトーンに変動があったのかも？？）

４色パレットのビタートーンアイシャドウは、左上の１色以外はすべてマット。オイルリッチでしっかり発色するけれど、ふんわりとした透け感もキープ。だから色を重ねてもくすみにくいんです。

01 オレンジガナッシュは、肌に溶け込んでまぶたを明るく見せるベースカラー（上から２番め）、ほどよいオレンジニュアンスのブラウン（３番め）、そして、赤みをはらんで肌の上でスモーキーなボルドー寄りに発色する締め色（４番め）。この３色のハーモニーで簡単に、芳醇で秋らしい目もとがかないます。

ちょっと華やかにしたいなら、いちばん上のラメをプラス。これがまた、ちゃんと密着して粉飛びしにくいんです。

とくに３番目のカラーがいいんです。オレンジ系って、濃すぎるとインパクトが出ちゃうのでなかなか色選びが難しいのですが……。このパレットはふわっと染め上げてくれる感じで、かつ目が腫れぼったい印象にならない理想のさじ加減。ボルドーニュアンスの締め色とも相性ばっちりです。ぜひお試しを！

ビタートーンアイシャドウ　全２色　各￥748／セザンヌ化粧品

秋メイクからはそれますが、セザンヌで見つけた激推しアイテムをもうひとつご紹介。

ヘアメイクパウダーは、気になる白髪をごまかすのにうってつけのアイテム。ころんと厚みのあるパフですべらせるようにパウダーをのせるだけで、キラキラ目立っていた白髪を違和感なく目くらまし。めちゃくちゃ助かっています。薄毛が気になる頭頂部や生え際、広いおでこの補整にも使えるし、シャンプーや洗顔でオフできるのも魅力！ 汗には若干弱い印象ですが、これからの季節に大活躍しそうです。

ヘアメイクパウダー　なじみブラウン　￥880／セザンヌ化粧品

というわけで、アイメイクに戻ります。こちらのデイジードールもマット３色×ラメ１色の４色パレット。左はBR-05 マカロニサラダ、右はPK-02 ローズフレーバー。名前も可愛い！

このアイシャドウに触れた瞬間に驚いたのは、その質感。ベルベットのようなテクスチャーがうっとりものなんです。実は夏前に発売されたアイテムなのですが、今の季節にふさわしい質感なのでぜひご紹介したくて。

ピンク系のPK-02をスウォッチ。しっとりと吸いつくような粉質だから、ご覧のとおりムラなく肌にひろがり、簡単に美しいグラデがつくれます。

ピンクというよりラベンダー系の発色。甘さ控えめのくすみ系だから使いやすいんです。ほのかな光沢が印象的で色も沈みにくく、秋らしいアンニュイなムードの目もとが続きます。マスカラもやわらかなブラウンなどでまとめたいですね。

デイジードールは、チークやハイライトにもくすみ系カラーが充実。普段のメイクに上級っぽさをプラスしたいときにぜひ試していただきたいブランドです。

上から時計回りに：デイジードール アイカラー パレット〈MT〉 BR-05、PK-02　各￥1430、デイジードール パウダー ブラッシュ 0-01、R-01、LV-01　各￥1430／クラブコスメチックス

そして！コスパとトレンド、どちらも満足させてくれるブランドといえば、忘れてはいけないのがケイト。9/23からは、素敵な限定アイテム“ひらめきコレクション”がお目見えします。

左はキャンバスペイントパレット。ツヤ・グリッター・高発色なミルキーマットという異なる質感を詰め込んだパレットは、目もとはもちろんチーク・ハイライト・陰影のちょい足しなどさまざまな使い方ができるマルチなアイテム。混ぜて・重ねて……顔をキャンバスに見立てて、自由な発想で印象際立つメイクをサポートします。

右はミルキーニュアンスパレット。これがもう……写真を撮っても分からないくらい、究極のなじみっぷりに驚くミルキーカラーの組み合わせ。ですが目もとにのせるとちゃんと発色。締め色もないのに奥行き感がでて、儚げなムードを演出する不思議なパレットです。

手持ちのアイカラーに混ぜてミルキーなニュアンスを出すのもおすすめ。茶系の定番アイカラーに重ねると、ちょっと韓国っぽいラテメイクが楽しめそうです。眉やチークに使っても、まろやかムードで統一できてやさしい表情に！

左：ケイト キャンバスペイントパレット　全２種（写真はEX-01）各￥2200、右：ケイト ミルキーニュアンスパレット 全２種（写真はEX-01）各￥2200／カネボウ化粧品＜９月23日（土）数量限定発売＞

＊価格はすべて編集部調べ

そして！ シーズンごとに各月をテーマにしたモンスターが登場するリップモンスターの限定カラー。今回は７・８・９月と、“３体”が発売されます。その中でもおすすめしたいのは、８月の108 レッドバケーション。

角度によってグリーンにも輝いて見えるシルバーパールが目を惹きます

みずみずしく透明感のあるオレンジレッドに、繊細なシルバーパールを散りばめた輝きは、まるでジュエリー。肌をきれいに見せ、カジュアルなコーデにも華を添えてくれる、日常的につけこなしやすい赤です。こちらも見つけたら絶対に買い！です。

左：ケイト リップモンスター 新色３色（写真は108）各￥1760／カネボウ化粧品＜９月23日（土）数量限定発売＞

＊価格は編集部調べ

もうひとつ、ケアも見た目もかなえるデイリー使いのリップをご紹介します。

t8k（テイトク）は、男性特有のお悩みに対応できる機能性を持ちながら、ジェンダーレスに支持されるブランド。ブランド名に含まれる“８”は見方を変えれば∞（無限大）になる……ということで理想へ近づくための選択肢を増やす、という意味合いも持っているそう。

最新作は、写真のリップ。メタリックでスリムなルックスは、確かに性別や年齢を問わず手にしやすい印象です。こちらはただいま、ロフトで先行販売中（一般発売は11/4）。

まず私が興味を持ったのは、この色のネーミングセンス。入道雲、金魚すくいはまだしも、ローストビーフにアメフラシ、競馬用語の３連単なんて、今までメイクアップアイテムの色名で出会った記憶がありません！

そしてこのリップの正式名称はカミナリップ。またまた個性的！ なんと、雷からインスピレーションを得て、心地よい刺激で唇をぷっくり仕上げるプランプリップなんです。

バリエーションは全５種。左端の00 入道雲は、ノーカラーながら他の色より刺激レベル高めだそう。そんなところにも遊び心を感じます。

上から順に01 金魚すくい、02 ローストビーフ、03 アメフラシ、04 ３連単

実際のカラーを見てみると……ふむふむ、確かにいずれもジェンダーレスにつけこなしやすい粘膜カラー。ちょっとセミマットに落ち着くのもさりげなくていいんです。イエベ・ブルべと肌トーンに合わせて選べばいっそう、超ビギナーのメンズでも怖いものなしです。

実際に塗ってみると……確かに、じんわりと爽快な刺激が。レベル高めの00番は確かに他よりぴりっと強めかもしれませんが、私にとっては心地よいの範疇です。

プランプ成分でぷっくり感を手に入れることで、縦ジワが気にならなくなるのはアラフォーにとってうれしいかぎり。しかも、うるおいの持続力に驚き。唇が乾きやすいリップクリームホリックの私ですが、これは満点出しちゃいます！

１本￥1650という良心的なプライスで、ぷっくりうるおったリップが保てるメンズコスメ。これはいいものを見つけました！ 

t8k（テイトク） カミナリップ　全5種　各￥1650／クラブコスメチックス＜11月4日（土）発売＞

＊ロフトにて先行発売中

バラエティショップやドラッグストアには、本当にコスパ優秀で、大人も納得のコスメがたくさん！ また、「これは！」というアイテムを見つけたらご紹介しますね！