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• WEB美容エディター 原田千裕
• ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中！ そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。Instagram:@marvelous.h

＊見出しの【　】のキーワードは、保湿以外で個人的に手ごたえを感じたポイントです！

日々のスキンケアのマストアイテム・化粧水。ここ数カ月の間に出会った化粧水がどれもこれも心地よく、しかも肌ごたえも素晴らしくて。うれしい悲鳴をあげています。

とくにこの春は、人気ブランドから誕生した化粧水がそろいもそろってハイスペック。そこで、まずはこの春の新作から、モノトーンのボトルがスタイリッシュなふたつの高機能化粧水をご紹介します。

“究極”の素肌美を目指すイプサ アルティメイト。ひとり一人の肌のポテンシャルを引き出して格上へと導くラインアップは、まさに大人の肌におすすめしたいアイテムばかり。

２月に発売されたばかりのエッセンスローション アルティメイトは、磨き抜かれた処方と成分アプローチが光る１本です。

なかでも注目したいのは、砂漠の植物から抽出したミロタムヌスエキスを配合していること。この植物は、少しの雨でたちまち鮮やかな緑をよみがえらせる、とても生命力の強い植物なんです。別名「復活の木」とも呼ばれているそう。我々の肌にも若々しさを呼び戻してくれるに違いない！

さらに、美肌キープに欠かせないアルティメイトこだわりの共通成分・各種アミノ酸と、植物エキスの融合から生まれた新・独自成分などを配合。ハリ・うるおいへの期待をさらに高めてくれる、申し分のない布陣です。

その使用感もまさにプレミアム。手にとった時は、ご覧のように美容液のように濃厚リッチなテクスチャー。それでいながら指をすべらせると水が湧き出るようにはじけ、みずみずしい感触が堪能できるんです。

肌になじんだ後はべたつかないのにうるおいのヴェールで守られているのを感じる、ふっくら・しっとりのハリ肌に。その感触が、ケア直後だけではなく長く続くのにも感激。肌ごたえ、まさに美容液級。厳しい冬を越えたのに肌の調子が上がらないエナジー不足な大人肌の“復活サポート”化粧水です。

エッセンスローション アルティメイト　150mL ￥9900／イプサ

噂のバズリップ・ルージュスターヴァイブラントの熱狂も冷めやらぬカネボウ。今月は、終わらない肌悩みと“闘う”化粧水が話題をさらっています。

春になると気になる皮脂。肌のうるおいを保ち、保護する大切な役割をもつ一方で、皮脂中の不飽和脂肪酸の割合が高まると“悪玉化”することをこの度、カネボウが突き止めたんです。その“悪玉”が肌内部に再び浸透することで、バリア機能や水分量は低下。乾燥や肌あれの原因となるのだとか。

そういえば、季節の変わり目や生活の乱れで皮脂がいつもより多く出てテカテカベタベタするのに、内側は乾いているのを感じ、肌トラブルも続発することってありますよね。そのせいだったのね……！

そんなお悩みに攻めのアプローチを仕掛けるのがこのスキン ハーモナイザー。“悪玉化する皮脂”を、速く・持続的にトラップするスポンジ様の構造を形成し、肌への浸透を防いでくれるんです。しかも単に皮脂を抑え込むのではなく必要な皮脂は残し、不要なものだけを選び取って“罠にかける”というのだから驚き！

そんな賢い皮脂対策を仕掛けつつ、角層に水分を抱え込ませる成分を配合し、保湿ケアもばっちりかなえてくれるのがこの化粧水のいいところ。さらには肌あれへ対策を見据えた成分もIN。すこやかな肌へと導く条件がすべてそろっていると言っても過言ではないのでは。

そして本体を見ると……実は２層式（写真左）。水層：油層＝98：２というこだわりの比率がまたポイントなんです。

シェイクすると、ほんのり白濁（写真右）。みずみずしいのにふわっとまろやか、コンディションが乱れがちな春先の肌もやわらかく包み込んでくれるやさしいテクスチャーは、やみつきになること間違いなし。

なじんだ後の肌は、その絶妙な量のオイルによるものなのか、閉塞感はないのに守られているのを感じられます。しかも直後からちゅるんとして明るさアップ、肌がきれいに見える！ そして天気がいい日でも、日中の皮脂が気になる瞬間が減った気がしています。

自分の肌に自信が持てて、前向きな気持ちになれるスキンケア。さすが“I HOPE.”を掲げるKANEBOです。ぜひこの“闘う”化粧水で、スキンウェルネスを手に入れてくださいね。

カネボウ スキン ハーモナイザー　180mL ￥5500／カネボウインターナショナルDiv.

春の新作でもうひとつ、お気に入りのプチプラ化粧水もご紹介します。

ロートの肌ラボシリーズは、化粧水を思う存分・たっぷり使いたい私にとって鉄板ブランドのひとつ。新しくなった「白潤」シリーズの化粧水は、春夏の肌に惜しみなく注ぎ込むのにうってつけの１本。実は大容量のポンプタイプもあります。

1000円以下というありがたすぎるプライスでありながら、ブライトニング・抗炎症のトラネキサム酸と肌荒れ対策のアラントイン、有効成分をW配合。さらにヒアルロン酸・ビタミンC誘導体・ビタミンE・ハトムギ由来成分と、美肌へ導く成分をこれでもかと配合しているのに拍手。

使用感も大満足。スーッとなじんで肌を満たし、あと肌はさらり。触れたときの“ちゅるもち”質感がまたいいんです。凹凸も目立たなくなり、明るさ際立つ肌に整います。

この、片手で開けやすいキャップも便利すぎ。実はボトルが柔らかくなっていて、振らずに化粧水を適量手にとれるのも助かるポイントです。

お風呂上がりに間髪入れず、顔はおろかデコルテ、果ては全身……これで保湿しておくと、ひとまずホッとします。スプレーボトルに詰め替えて、背中のニキビ対策に使ってもいいかも。

そして、手を抜くとすぐパサつき、ざらつきがちな二の腕がけっこうなめらかになってきたのは、この１本のおかげかもしれません。パシャパシャ使えるのが魅力だと私は思っていますが、保湿重視の方は、同じシリーズのしっとりタイプもチェックです！

肌ラボ 白潤 薬用美白化粧水［医薬部外品］  170mL ￥814／ロート製薬

とにかく化粧水が好きなもので。日々あれこれ試している中で、ここ最近ハマった化粧水も最後にご紹介させてください！

シートマスクも発売中。そちらもおすすめです！

こちらは昨年末、いちばん乾燥に悩まされたタイミングで試して助けられた１本。大人気の純米大吟醸「獺祭」の製造過程で生まれる酒粕から抽出した、独自の酒粕エキスを配合した化粧水です。

お酒造りに関わる人の手は年齢にかかわらず美しい、という通説に始まり、スキンケア好きなら日本酒のチカラ、ひいては発酵のパワーについてはご存知かと。獺祭の酒粕エキスには美肌成分として名高い16種類の天然アミノ酸が豊富に含まれていて、その点もすでにハイクオリティ。

さらにこの化粧水にはグリチルリチン酸2K、ナイアシンアミドも配合。つまり、うるおい・ハリ・明るさなど、大人が求める欲張りな願いをまとめて受けとめてくれるんです。

さらにうれしいのは、オイルインローションという点。肌なじみのいいマカデミア種子油などを採用し、べたつかずにしっとり柔らかい肌へと導きます。保湿力が非常に頼もしいため、個人的には冬の間はブースターとして用いるのが好きでした。

これからの季節なら朝、オールインワン的に下地の前はこれ１本！という使い方もよさそう。時短しながら肌を満たしてくれて、スマートな朝ケアができそうだなと期待しています。

獺祭 オイル イン モイスチャライジング ローション　115mL ￥8250／旭酒造株式会社

やさしく広がる心地いい軽やかさが秀逸なミルク（右：70mL ￥4290）もぜひご一緒に！

もうひとつは、香りとテクスチャーが“癒し”以外の何物でもないブランド。

LACTIFUL（ラクティフル）は、あの「ヤクルト」が手がけるスキンケア。肌本来のすこやかさを引き出す乳酸菌のチカラに着目したブランドです。ボトルもなんだかヤクルトっぽいのもなごみポイント。

約70年以上乳酸菌を見つめ続けてきたヤクルトは、飲料に活用される“お腹にやさしい乳酸菌”だけではなく“肌にいい乳酸菌”の研究にも注力し、すでにいくつものブランドを生み出しています。

その中でもラクティフルは、肌にうるおいを与える特別なふたつの乳酸菌が生む高浸透乳酸菌エキスを採用。深いうるおいと持続力で、もっちりふっくら、やわらかな肌へと導きます。

このローション、見た目はみずみずしい質感なのですが、肌にのばした時のとろみがめちゃくちゃ気持ちいいんです。スルーッと肌の上をすべるように広がってなじみ、あっという間に吸い込まれます。そしてその瞬間にふわりと香る、まさにヤクルトが思い浮かんじゃう甘酸っぱく爽やかな香り！ これがまたくせになるんです。そして肌はしっとりふわふわ。ああ、幸せ♡

疲れて肌がパサついている日についつい手がのびる、やさしく安らぐ使用感が魅力のラクティフル。食品メーカーならではの安心感も大きい！ 保湿力の低下が気になる肌におすすめです。

ラクティフル モイストアップ ローション　140mL ￥4290／株式会社ヤクルト

化粧水もここまで来たか！と感激するものから、毎日使いたくなる親しみ満点のブランドまで。化粧水の多様化と進化はまだまだ続きます。今の肌に使いたい１本が見つかればうれしいです。