☆教えてくれたのは・・・
ウォブクリニック中目黒 総院長。皮膚科医。悩める女性たちを多く救ってきた、美肌の救世主。近著に『気になるパーツのスキンケア2週間速攻メソッド』(宝島社)がある
乾きを制するもの、エイジングを制する。 乾燥対策はすべての基本
が、それにしても、なぜこうも冬の肌って乾くの?
「冬は気温と同時に湿度が低下します。肌は体内と外気の間にある臓器なので外気の影響を受けやすく、外気の水分量が低く、体内の水分量が高いと、水分が高→低に流れてしまう。つまり潤いが蒸発しやすくなるのです。加えて冬は皮脂や汗の量が少なく、皮脂膜も弱くなりがちです」(髙瀬聡子先生)。
そのうえ気温が低いと血管が広がらず、細胞の活性が高まらず、潤い成分のNMFが生成されづらく、新しい細胞ができる速度も低下。また、エアコンによる室内の乾いた空気も乾燥を加速させる。
おまけに「年齢を重ねると、肌の水分保持力が落ちるので、乾燥を感じやすくなります」というから、まさに乾燥要因のダブル、トリプルパンチ! アラフォーの肌は常に乾きの危機にさらされているのだ。