大人の美しさは独りよがり ではいけない
![あなたは、誰のためにキレイになるの?_2_1](https://image-hp.hpplus.jp/q=85,f=webp:auto/org/8c/8c088334bfd23629909075673fbd64c8_2166x2161_w.jpg)
(右)"対人関係を良くする顔だち"の研究結果から顔のたるみや扁平感に着目し、"好印象顔"を目指すクリーム。起き上がりこぼしのようなデザインの上部に、スパチュラが付いている。V リゾネイティッククリーム 50g¥58,000/ポーラ
撮影/John Chan スタイリスト/郡山雅代
かくして人に好かれる顔作りのエイジングケアが誕生。そして見て欲しい。これがクリーム? と目を見張るようなボトルも洋梨の形の起き上がりこぼしがオブジェのよう。まさに、化粧品の未来の役割を形にしたクリーム誕生である。
もう一品、そばに置いておくだけで表情が和らいでしまう化粧品が生まれた。香りや感触で肌を美しくするメンタルな効果は、以前から散々語られてきたけれど、そういう意味でも究極、潤いの満足度でも一線を超えたのが、美しいピンクの二層式オイルウォーター。ベタつかないのに肌にうっすらオイルシール、その優しさに毎回小さな感動があり、それだけでもダイレクトに肌が輝くような、なんとも魅力的な一品なのだ。
心まで幸せにするエイジングケア誕生で、化粧品が幸せをくれるなら、それで得られた美しさで今度は人を幸せにする……そんな良循環が生まれたら素敵だ。これから間違いなくお手入れの意味が変わる。社会を明るくするためのものへ。
(Marisol 2017年11月号)
美容ジャーナリスト、エッセイスト。美容やファッションの潮流に社会的な視点を加え、美しくありたいと願うアラフォーの未来を照らす。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)をはじめ、著書多数