Vol.11 シンママの再婚は失敗する? そのわけは……
読者の皆さん、こんにちは。モテ期プロデューサーの荒野です。
秋も本格化してきましたね。お出かけが楽しいシーズン、ぜひ気になる人を誘ってみてほしい時期です。
さて、今回はシングルマザーの恋愛・婚活について。大反発をいただいた(笑)前回の「推し活」に続く難解なテーマがきましたね(笑)。
今どき、離婚は珍しくないですし、もう一度結婚したいシンママさんってたくさんいると思います。でも、子供や周囲からは賛否両論の反応があったり恋愛はしたいけれどもう結婚はこりごり……という方もいらっしゃるかもしれません。大前提として、僕はシンママを応援しています。シンママ全員に幸せになってもらいたい。だからこそ今回は生温い応援ではなく、リアルな目線で叱咤激励をさせてください。
シンママ婚活は結婚条件の棚卸しが生命線
「シングルマザーですが、また恋愛できますか?」そんな相談を受けることがよくあります。一度は決めた相手との結婚生活が終わった後、傷ついている状況でもあり、もう一度恋愛をするのには勇気がいりますよね。 シングルマザーが婚活をするのって、やはり難易度が高いんです。もういちど婚活市場に自分を売りに出そうと考えた場合、その″市場価値”は独身時代と天地の開きがあると考えてください。婚活市場では、‘結婚って素敵だよね’とかいう綺麗事じゃなくて、皆リアル。男性側の立場としては、いくらシンママのあなたのことを好きになったとしても、知らない元旦那の子供を生涯かけて自分が育てて……となると相当の覚悟がいる。魅力的な独身女性がたくさんいる中で、わざわざ苦労して法定相続人をひとり、なんならもっと追加するって何のため?と男性が思うのも当然です。そうなると、やはりシンママ側も相当頑張らなきゃいけないし、お相手の条件も更新する必要があるんです。
そう、どんなシンママも、相手を見る目が厳しすぎます! 自分の婚活市場価値は下がっていくのに、です。人間としての経験値が高くなればなるほど「そういう人はよくないよね」「こういう人はダメだよね」と、男性に対する見方が厳しくなってしまうのは仕方のないこと。よもや、離婚直後は基本的に心身ともにズタボロの状態。人同士の信頼関係が損なわれた場合ってダメージが半端ない。次は失敗したくないというブロック機能が強く働いてしまうのは理解できますが、条件だらけだとすぐ手詰まりになってしまい、恋愛も婚活も次には進めません。 例えば、前回の結婚では、相手を外見やスペックで選んでいたとします。その感覚が残ったままに、次の相手にはさらに、自分を大切にしてくれる人じゃないといやだという条件が追加されたら、それはただ条件が厳しくなっただけ。本当に今そのすべてを自分が相手に求める条件なのかも棚卸ししないと、なかなか合う人にはめぐりあえませんよね。新しいものを得たいなら、まず古いものを捨てることを意識してみてほしいんです。つまり、前の結婚の時には条件で落とした相手にも目を向けてみること。
「シンママ婚活の成功率は2割」に食い込むには
結婚はいいけど恋愛はしたいというシンママも結構いるかもしれません。でもそれってどうなんでしょう? もしかしたら「もう結婚はやめてひとりのほうが楽だ」と思ってしまっているかもしれないですが、新たに出会いを求めるのなら絶対に結婚することを目指したほうがいいと僕は思います。 というのも僕の経験上、結局、幸せに対して受け身だったら悪いやつしか寄ってこないということ。やっぱり結婚しないっていう自分への言い訳を用意してしまったら、相手もがっつり遊ぼうとするでしょうし、当然子供へ悪影響をおよぼす確率が上がります。結婚を考えるあなたを「重い」と取る相手ならクズ確定としてさっさと次に行くべきです。
僕の体感的に、シンママさんが再婚で幸せになれる割合は2割、思いどおりの幸せをつかめない人2割、残り6割はというと、恋愛・婚活に対して動かない人たちです。成功する2割はちゃんと努力している人の中にしかいないと思っています。
例えば単純ですがシンママならではの気遣いとか献身的な動きって男は弱い。子育てで体得したそれは、独身女子にはなかなか出せないもの。それに、シンママがもう一度婚活しようとするなら「軽い恋愛」には絶対にならないはず。だって、結婚の重さを知っていて、失敗した時のリスクの大きさを知っていて、子育ての大変さも知っているうえで、新しい人と付き合うというのだから。 将来へのリアリティ、結婚に対する重さっていうのは、男性が感じているもの、なんならバツイチ男性が感じているものの比ではない。自分と本気で幸せになりたいと思ってくれている女性を、まともな感性を持つ男なら手離すはずはありません。経験から得たメンタリティ、それも十分あなたの魅力です。
もし、頑張れないならそれはそれでいいんです。6割の人は動かないんですから。日々の忙しさもあると思いますし、それはそれで「守り」としての正解ではあります。もちろん、再婚ですべてがハッピーエンドになるとも思っていませんが、得られるメリットと、振りかかるリスクっていうのは、いったんは完全に分けて考えないと先に進めないと僕は思うんです。両方が発生するっていうケースをあまり考えず、まずは女性として前向きになることが重要。まだ40代、恋愛・結婚を気にしているならあきらめるには早すぎる。僕は、シンママさんたちが今度こそ幸せになることを心から応援しています。 消費する恋愛ではなく、もう一度愛され続ける結婚を目指してほしい。そんなあなたに贈る、今回の格言はこちら!
結婚条件の断捨離で
幸せスペースを確保する