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信頼できる美容クリニックの選び方&施術内容の決め方を美容医療のプロが伝授!【美女組白書Vol.7_③】

美女組メンバーが本音で語る美女組白書。第7回のテーマは「美容医療」。気になっているけれど、一歩踏み出せない……。そんなあなたのために、Vol.7_③では、美容医療のコミュニケーターとして活躍中の美女組kaanaaさんに、失敗に陥らないための美容クリニックの選び方と施術内容の決め方について教わりました! 最終回Vol.7_④では美容医療を受けた後のスキンケア方法までフォロー。

\今回のテーマは「美容クリニックの選び方&施術内容の決め方」/

美容クリニックの選び方や施術の決め方を教えてくれるkaanaa
今回のナビゲーターは、美女組kaanaaさん

今回のナビゲーターは、美女組kaanaaさん

美容医療を一般のかたにわかりやすく伝え、相互理解を深めるとともに付き合い方を考えていく「美容医療コミュニケーター」。論文を読むのが趣味というkaanaaさんの美容医療情報は底知れぬ量! 美容医療の最前線のなかで見識を深める毎日。今回の美女白書ではナビゲーターとして登場。
美容医療について対談する五色あや、まい、難波静香

|PROFILE|

左から

五色あやさん

美容業界歴20年。仕事では美容講師やヘアメイクに従事。美容師免許のほか、コスメコンシェルジュなど美容資格も複数所持する美容好き。毎日が楽しくなる美容を追い求め、「キレイになりたい」をサポートできる美容家を目指して日々勉強中。

五色あやさんのブログ

まいさん

美容と旅行をこよなく愛するアラフォーママ。元医療職(歴はなんと15年!)で、美容クリニックのナースとしての職歴も持つ美容ラバー。もちろん美容医療も大好きで美肌から痩身までさまざまな施術を経験済み。一方で失敗談もあり、しばらくは美容医療をお休みしていたが、本企画を機に再開を検討中。

まいさんのブログ

難波静香さん

IT企業でフルタイムで働くワーママ。美容医療×ファッション×カフェ活が趣味で、仕事にプライベートに子育てに毎日をアクティブに楽しむ難波さん。点滴などやりすぎない美容医療を中心にキレイをキープ中ですが、最近、年々一歩進んだ美容医療にも興味が出始めた今日この頃。

難波静香さんのブログ

美容医療について語る美女組の五色あや、難波静香、まい

美容医療コミュニケーターkaanaaさんが伝授! 信頼できる美容クリニックの選び方

―まいさんは、以前、医療トラブルにあってしまったと伺いましたが、その時を振り返るといかがですか?

まい(敬称略):HPやインスタの症例写真や口コミなど、きれいな情報だけを見て施術を受けたら大失敗。それからとことんリサーチして、クリニックの看護師の求人まで見るようになってしまいました。

kaanaa:看護師の情報ですか!?

まい:そうなんです。美容クリニックに勤めていた経験から、求人情報から、クリニックの雰囲気などをある程度推測できると思っていて、勤務形態や募集を見て、募集サイクルが短いようだったら「人の入れ替わりが激しいのかな? 雰囲気が悪いのかな?」などと思うところがあって……。「照射系をするならベテランの看護師がいるところがいいかも!」など自分の基準でクリニックを探していました。

難波静香:看護師までは見たことなかったけれど、医師はチェックしたいな。でも、何で判断すればいいかわからなくて……。

まい:医師もやはり勤務形態は大事かも。私はホームページで医師の診療カレンダーや経歴を見るようにしています。個人的には、非常勤で他の勤務先を記載していなかったり、若すぎる医師は避けています

五色あや:バイトの先生も多そうですものね。

まい:すべての医師がそうではないと思いますが、クリニックの非常勤の時給は病院よりも高いことも多いので経験値が低い方もいる気がして……。

kaanaa:そうなんです。大切な肌に刺激を与えるわけですから、何かしらの研修を受けて診察・治療にあたると思いますよね? でも実際は、ただ施術マニュアルを渡されておしまい。「それ読んだらできるから」というような適当なクリニックも残念ながらあるんです。

まい:全員とは思いませんが、それを聞くと怖いですね。でもここまでチェックしても、失敗することもあって……。kaanaaさん、クリニック選びってどうしたらいいのでしょう?

kaanaa:今の日本では、6 年間医学部で勉強して医師免許を取り初期研修を終えたら、法律上「私は◯◯科の医師です」と謳っていいんです。なので経験がなくても、内科、婦人科、美容皮膚科など好きな科を「全部できます」と語れちゃう。

五色あや:それだと私たちはちゃんとした先生なのか見極めるのが難しいですね。

kaanaa:実は、医師が特定の診療科において一定以上のスキルがあり、良質な医療を提供できる能力を有していることを示すための資格みたいな専門医制度というものがあるんです。大学卒業後2年間の初期臨床研修と、希望する診療科の専門研修プログラムに所属して、3〜5年の専門研修を受けます。その後に認定試験に合格したら専門医となれる。つまりその診療科のスペシャリストの証みたいなものなんです。

これは内科、外科、産婦人科など様々な診療科の専門医が存在しますので、美容医療のみならず、クリニック選びをする際の指標にしてもいいかと思います。診療科によって異なりますが、美容医療に関しては一定の症例数も必要ですので、経験を積んだ医師しか専門医になれません。

難波静香:きちんとした先生を見極める方法があって、安心しました。でも、美容医療の場合はどこを見て専門医かどうかを判断すればいいんですか?

kaanaa:日本の美容医療には、「JSAPS(日本美容外科学会)」と「JSAS(日本美容外科学会)」という2つの学会が専門医制度をとっていますが、JSAPSは形成外科の専門医資格を持っていないと認定されませんので、JSAPSの専門医のほうが、比較的安心感があります。JSAPSのホームページに所属医師の名簿もありますし、専門医かどうかも確認できます。

美容医療は手技の高さが必要ですので、形成外科の経験のある医師のほうが腕があることが多い気がします。形成外科の専門医になるだけでも最低6年は要しますから、さらに美容医療の専門医も取っているということは9年以上も研究を重ねていらっしゃるので勉強家なんですよね。

まい:明確な基準を教えていただいてよかったです!

kaanaa:あとは、Vol.7_①の美容医療の体験談でもお話ししましたが、受診するかたの体の機能を担保してくれる治療を考えているか。人間が持っている体の機能を損ねてしまう施術は実はたくさんあるので、そういったネガティブなこともきちんと伝えてくれる医師。そして、方向性と美意識があう医師かどうかも大切です。

上手なクリニックの選び方を語る美女組kaanaa

症例写真や口コミは参考程度に。“専門医”基準が上手なクリニックの選び方

kaanaa:五色さん、肝斑やシミの治療は経験と知識がものを言います。同じマシンを使っていても、きれいに消せる医師と消せない医師がいるので、絶対ちゃんと探して、その先生に施術をお願いしたほうがいいですよ! 今、美容医療の訴訟が本当に増えていて、経験値が低い医師は失敗のない無難な線を攻めることが多いのですが、ちゃんとした医師は同じマシンでもパワーや当て方も的確なので、きちんと効果が出るんです。

五色あや:知らなかった……。ありがとうございます。kaanaaさん、私は今まで症例写真を結構参考にしていたのですが、症例写真はどうなんですか?

kaanaa:私も参考にと思いながら見ていますが、紹介されている症例の多くはチャンピオン症例と思ったほうがいいですよ。

難波静香:チャンピオン症例?

kaanaa:その施術で自分が一番うまくできた症例写真ということで、その施術のすべてが同じように完璧な結果になるとは限りません。参考程度になさったほうがいいかと。1例ではなくてSNSなどで多くの症例を載せているのは、たくさんの数をこなしていらっしゃる医師だと思いますが、やはり参考程度に。この仕上がりになれるかもしれない。でもなれないかもしれないと思っていたほうがいいですね。

難波静香:口コミはどうですか?

まい:私も口コミは参考にしていますが、例えば、Googleレビューでそのクリニックの口コミ1件のみしかしていない投稿者が複数人いるクリニックは怪しい!と思って外しています。

kaanaa:私は美容医療初心者こそ、自分自身の判断基準ができるまでは専門医のところに行くのが安全だと思います。 あとは施術によって医師を変えるよりも、同じ先生か同じクリニック

に通ったほうが履歴も残っていていいですよ。そこでやっていない施術を患者様が希望し

た場合、別の先生に紹介状を書いていただくケースもありますし、医師目線での口コミな

んかも信頼関係の構築と共に聞けると思います。

美容医療について語らう美女組の五色あやと難波静香

「◯◯を受けたい」は失敗の一因! 医師と共有&相談が悩み解決への近道

―SNSを見たり、友人の話を聞いたりしていると、糸リフトやハイフのようにトレンドの施術名だけがひとり歩きして、「この◯◯が受けてみたい!」とついなってしまうかたは多いと思いますが、施術選びのポイントを教えてください。

kaanaa:施術方法だけで進んでしまうと結構失敗しがちです。ですので、まず信頼できるクリニックを選んだら、例えば「シミが気になるんです」などと悩みを医師に伝えるほうが悩み解決が早かったり、安心して施術を受けられたりするかと思います。医師によってもちろん得意不得意はありますし、専門医であれば、その施術がお悩みに適しているかどうか、受診者の肌や骨格に合った施術かどうかも判断できるはずですので。

友人との間では、つい「この施術よかったよー」となりがちですけれどね(笑)。

五色あや:専門医って偉大ですね。「◯◯を受けたい」と「◯◯できますよ」という需要と供給が合致しただけで受けると失敗にもつながりやすいということですよね。

kaanaa:そうですね。カウンセリングで悩みを相談して、ネガティブなことも話して、施術を決める。そんなカウンセリングを重要視してくれる知識豊富な専門医に診てもらい、経済面などでも続けられる施術かどうかまで話をしてください。納得のいく施術を選択する自己決定こそが失敗のリスクを下げる方法です。

五色あや・まい・難波静香:とても勉強になりました! ありがとうございました!

今の時代、情報があふれていて、コスメを買うような軽い感覚で美容医療を受けているかたもいるようですが、美容医療は皮膚や体にダイレクトに影響する治療であり、常に進化しています。昨日までは安全だとされていた施術も、今日にはリスクが指摘される可能性もあるとkaanaaさんから教わりました。クリニックや医師をきちんと選んで、自己責任で判断して、納得のいく美容医療と出会ってくださいね。

美容医療企画、最終回Vol.7_④では、施術後のダウンタイムを快適に過ごすためのスキンケア方法を解説。お楽しみに!

「美容医療」記事はまだまだ続きます!
▶︎Vol.7_④ 美容医療後のスキンケアを美容のプロが指南(Coming Soon)

  • 「美容医療」の成功体験から失敗談まで、美女組4人のリアル体験談!【美女組白書Vol.7_①】

    「美容医療」の成功体験から失敗談まで、美女組4人のリアル体験談!【美女組白書Vol.7_①】

    美女組メンバーが本音で語る美女組白書。第7回のテーマは「美容医療」。気になっているけれど、一歩踏み出せない……。そんなあなたのために、Vol.7_①では、美容医療のコミュニケーターとして活躍中の美女組kaanaaさんと美容好きの美女組メンバーが今までに試した美容医療のリアルな体験を語ってくれました! さらに次回以降の記事でも40代女性におすすめの美容医療について深掘りしていきます。

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