
多忙を極めるスター、チュ・ジフン
古参韓流ドラマファンがベスト作品と愛してやまない作品のひとつが、チュ・ジフンのデビュー作となる2006年の「宮~Love in Palace」。韓国に王室制度が残っていたら…という設定の王道ラブコメ「宮(クン)」はリメイク作品も予定されていて、彼が特別出演するのかどうかも話題となり、最新作映画『プロジェクト・サイレンス』も日本で2月28日から公開中です。
韓国では人気バラエティ番組に登場したり、ニュージーランドを旅するバラエティ番組「歩いてチケッティング」も配信中、「ムービング」「照明店の客人たち」のカンフル原作で、GOT7のジニョンとノ・ジョンウィ主演の「魔女-君を救うメソッド-」に特別出演。年内放送予定の「クライマックス(原題)」では、ハ・ジウォンと共演しています。「君の声が聞こえる」「ピノキオ」のチョ・スウォン監督作品となる架空の帝国の物語「再婚皇后(原題)」では、「魔王」などで共演したシン・ミナと16年ぶりの共演、イ・ジョンソク、イ・セヨンという豪華キャストの出演が決まっています。超多忙を極める彼の第二の全盛期に熱狂するファンのためのここ数年の推し作品がこちらです。
世界的ヒットでファンイベントも盛況「トラウマコード」
世界的ヒットから、2月にファンイベントまで開催された「トラウマコード」。イベントには2万人の応募があり、大盛況だった模様。チュ・ジフンは、重症外傷チームの再生のため戦場から韓国大学病院の重症外傷センター長に着任する、大胆不敵な天才医師ペク・ガンヒョクを演じています。笑えて泣ける、型破りな外科医と成長を見せる後輩たちが繰り広げる痛快医療ドラマで、「こんなリーダーがいたらいいのに」と心を鷲掴みされるはず。後輩役で活躍する、こちらもおすすめ作品の、イム・ジヨンと主演を務めた時代劇「オク氏夫人伝(-偽りの身分 真実の人生-)」の、父親がトップモデルだったと知り納得のチュ・ヨンウ、「こんな最悪な愛(仮題)」で、チョン・ヘインの相手役として初主演が予定されているハヨンにも注目です。5月5日に授賞式のある百想芸術大賞では、ドラマ作品賞、演出賞、最優秀演技賞にチュ・ジフン、助演男優賞にユン・ギョンホ、新人賞にハヨンがノミネートされています。

「愛は一本橋で」破竹の勢いのスターはラブコメでも魅せる
代々続くライバル関係の家に同じ日に生まれ、同じ名前のふたり。高校時代に密かに付き合っていた初恋のふたりが、母校の理事長と体育教師として18年ぶりに再開し…という王道ラブコメ。相手役のチョン・ユミとの相性もよく、2006年にツンデレ皇太子役で24歳のチュ・ジフンをスターにした名作「宮~Love in Palace」のOSTをチュ・ジフン自らがカラオケで歌い上げるシーンなど、「宮」へのオマージュも散りばめられているという遊び心にもキョンとします。笑えて泣けて癒されるのでぜひ。高校時代のふたりを演じる、「スタディーグループ」のホン・ミンギ、「シュルプ」「婚礼大捷<こんれいたいしょう>-愛結ぶ二人-」で注目のオ・イェジュもチャーミングです。

心を動かす高い完成度の名作「照明店の客人たち」
映画『プロジェクト・サイレンス』に、チュ・ジフンと共演者として参加しているキム・ヒウォンの初監督となった作品で、チュ・ジフンにとっては、ボディーガード役を演じた「支配種」に続くディズニープラス作品。切なくも温かい、伏線回収もあっぱれなヒューマンミステリーで、彼は路地裏にたたずむ怪しげな照明店の店主を演じています。この作品のショーケースで、チュ・ジフンにインタビューする機会があったのですが、ベテランのオーラと余裕を感じさせ、気さくに冗談を飛ばすなど場の雰囲気を和ませる姿が印象的でした。世界的にヒットした「ムービング」の制作陣、脚本を原作者のカンフルが手がけています。

円熟の境地「ハイエナ ー弁護士たちの生存ゲームー」
「シグナル」「トリガー ニュースの裏側」『密輸 1970』などの演技派キム・ヘスとチュ・ジフンが主演というだけでも見逃してはならない作品。ウィットに富んだ小気味よい展開で、一気見必至です。金の亡者で手段を選ばず勝ちにいく、ハイエナのような女弁護士と、チュ・ジフン演じる超エリート弁護士のバトルと掛け合いが絶妙。円熟のふたりのチャーミングさが存分に生かされています。モデル出身長身188センチのチュ・ジフンが着こなす麗しいスーツ姿も拝め、2020年「愛の不時着」にわくころの作品ですがこちらもドラマファンが絶賛した良作です!

チュ・ジフン節の真骨頂、映画『ランサム非公式作戦』
『神と共に』シリーズのハ・ジョンウと再共演、絶妙なキャスティングで織りなす実話をモチーフにした映画です。レバノン内戦下のベイルートで拉致された韓国人外交官の救出劇をスリリングに描いていて、身代金を手に現地に向かう正義感あふれる実直な外交官をハ・ジョンウ、そこで出会う金のためなら何でもする胡散くさいタクシードライバーをチュ・ジフンが演じています。チュ・ジフンは、素のままなのではと思わせるほどのハマり役。笑ってしまうほど、調子のいいミステリアスなタクシードライバーに扮し、強烈な存在感を放っています。


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