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ひとり遊びが得意な会社員。韓国料理を求めて新大久保に出没しています。

My favorites:趣味 = バレエ、旅行、食べ歩き、ダイエット 好き = 猫、タイ料理、マカオ 得意 = 韓国語

身長:167cm


アブダビ2泊3日紀行③ 7つ星ホテルの売店の“アレ”に驚愕、ビブグルマンの郷土料理に感激

アブダビ1日目後編。エミレーツパレスホテル→カスル・アル・ワタン(大統領官邸)→大型スーパー→郷土料理レストランと回りました。

①超高級ホテルをひやかす。

さて「シェイク・ザイード・グランド・モスク」の白亜の美に圧倒されたあとは、タクシーに載って一路、海岸沿いにある「エミレーツパレスホテル」へ。
エミレーツパレス アブダビ
こちら(自称)7つ星ホテル。近ごろ真顔で2万円超えしてくるアパホテルにもビビる庶民が、超高級ホテルになんの用事かといいますと、“アブダビグルメ”で検索すると必ず出てくる「金箔カプチーノ」を飲みに来たんですねぇ。
「金箔カプチーノ(以下、金箔チーノ)」とは、ふわふわのフォームミルクの上にチョコレートで優美なモスクの図柄を描き、24金をたっぷり散らした金満ドリンク。
エミレーツパレスホテル内の「ル・カフェ」というところで飲めるらしいのですが、ネットを探しても直近の情報が見つらず、ましてや「ル・カフェ」はホテル公式サイトにも出てこないし、Google mapでも「臨時休業」の表示。まあ、現地に行きゃあなんとかなるだろ精神で行ってみたのですが、結論から言うと、なんとかならず、金箔チーノにはありつけませんでした。
エミレーツパレス アブダビ
「ル・カフェ」は結局見つからず。「エピソーズ」というラウンジカフェはあったけど、満席で入れず。
エミレーツパレス アブダビ
でもみなさん!代わりにわたくし、このエミレーツパレスホテルでとんでもないものを見つけたんざますよ!
出口を求めて豪華ホテル内をぐるぐる歩いているうちに、売店を発見。ほら、日本の老舗ホテルにもありますよね、高価な服やアクセサリーや陶磁器などを売っているブティック。
エミレーツパレス アブダビ
アブダビのホテルのブティックで売ってたのはね、

プライベートジェット。

エミレーツパレス アブダビ
場違いすぎるこの店に入り、迷えるひやかしが来たわね、とでも言いたげな店員さんの目をまっすぐに見つめ返して「ハウ・マッチ・イズ・ディス?」と訊いた俺を褒めてくれ。
7500万米ドル、約117億円だとさ。
エミレーツパレス アブダビ
怖気付いて、シートに座ってもいい?って訊けなかったけど、座らせてもらったらよかった!
「売れるんですか?」と訊いたら、これだからひやかしの相手はうんざりなのよ、という表情で「Yes」。

世間にはホテルに泊まったついでに117億円のプライベートジェットを買っちゃう富豪がいるのね……。

なお、せっかく略した「金箔チーノ」を文中1回しか使用しなかったことをご報告します。

②アラブ首長国連邦大統領官邸で財富に食傷する。

エミレーツパレスホテルを後にして、次に向かうは「シェイク・ザイード・モスク」に次ぐアブダビの観光名所、アラブ首長国連邦大統領官邸「カスル・アル・ワタン」。
カスル・アル・ワタン アブダビ
これは大統領官邸っていうよりお城ですよね?って思ったけど、そういえばUAEの大統領って王様だったわ。
こちらは現役の大統領官邸ということで、時間帯ごとに入場人数が決まっていて(ネットでチケット事前購入がオススメ)、入場前には荷物検査もあります。

敷地がすごーく広くて、入場した施設からはバスに乗って官邸まで行きます。
カスル・アル・ワタン アブダビ
カスル・アル・ワタン アブダビ
入口のワシかっこいい。
カスル・アル・ワタン アブダビ
もちろん内装は真っ白な総大理石。そこにゴールドと、灰色に近いくすみブルーをあしらっていて、ゴージャスながらも上品!なんですが……。
カスル・アル・ワタン アブダビ
なんかテレビのニュースで見たことある気がする部屋。
想像と常識を超えるボリュームの財富が費やされている空間に朝からずーっと曝されているので、だんだん食傷気味に。
カスル・アル・ワタン アブダビ
きれいなのよ。なんだけど!
何事も過ぎたるは及ばざるが如しなんだなあ、と実に庶民らしい感想で壮麗なカスル・アル・ワタン見学を締めくくったのでした。
カスル・アル・ワタン アブダビ
見学後は、ただの水の美しさがひときわ心に染みる。

③大型スーパーLULUでお土産ショッピング

映画『セックス・アンド・ザ・シティ 2』でキャリーたちがショッピングしていたような伝統的な市場(スーク)に行きたくて、Googleマップで「The Souk」という表示を見つけてやってきた場所が、たしかにお土産を売っているものの、きれいなショッピングセンターで拍子抜け。あの映画、舞台はアブダビですが、内容が公序良俗に反するということで当局の撮影許可が下りず、実際の撮影はモロッコでおこなわれたそう。
アブダビ
整然とした「The Souk」の中。ただし市場と同様、値段交渉必須な感じでした。
がっかりしたのもつかの間、同じ建物の上階に「LULU」という巨大なスーパーマーケットを見つけて、お土産を調達することにしました。
アブダビ スーパー
「LULU」はインド系の大型チェーンスーパーで、そこらじゅうにあります。インド産商品の充実ぶりは当然ですが、それ以外にもUAEをはじめとしたアラブ諸国、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、アジアと、カバーしていない世界の地域は無いんじゃないかと思うくらい多国籍な商品がズラリ。
特にデリコーナーのインド料理や、スイーツ類、ドリンク類が見るからに美味しそうで片っ端から試してみたかったけど、夕食の時間が迫っていたので我慢しました。
アブダビ スーパー
フルーツやハーブを漬けたオシャレ水。
アブダビ スーパー
香りだけほんのり甘くて美味しかったです。
さすがと思ったのは、ナッツとナツメヤシ(デーツ)の豊富さ。山盛りにしてあって、量り売りしてくれます。あまりに種類が多いので選ぶのが難しいけど、味見もさせてくれるし、少量の注文も可能。私は店員さんにオススメを教えてもらいました。
アブダビ スーパー
ありとあらゆるナッツ類。
アブダビ スーパー
ナツメヤシの種類がこんなにあるとは。UAE産やアラブ諸国産も多いけど、店員さんのオススメはアメリカ産でした(美味しかった)。
アブダビ スーパー
スパイス類。シナモンの売り方が豪快!
ちなみに流行中の「ドバイチョコ」も各種メーカーのものが売っていましたが、普通の板チョコのサイズでも値段が平均2,000円くらいしたので、買いませんでした。ああ、庶民。
アブダビ スーパー
価格が安くて安定している大型スーパーは、お土産調達にぴったり。
※街なかに何店舗もあります。

④ローカルに人気のエミラティ料理レストラン

夕食はアラビア半島の郷土料理レストラン「アル・ムルザブ」へ。ランチを食べそこねてお腹ペコペコです。
アブダビ2泊3日紀行③ 7つ星ホテルの売店の“アレ”に驚愕、ビブグルマンの郷土料理に感激_1_26
外観は砂漠の家のよう。扉をくぐると、伝統的な家具やクッションに加えて昔のアブダビの風景写真がたくさん飾られていて、石油が発見されて金ピカになる前の時代を追体験できます。
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「エミラティ料理」と呼ばれるアラブ首長国連邦の郷土料理とクウェート料理が看板の「アル・ムルザブ」に集うお客さんは、ほとんどがアラブ人の家族か男性同士のグループ。アブダビでそれまであまり耳にしなかったアラビア語が飛び交っていて、期待が高まります。
Al mzrab アブダビ レストラン
ウェルカムで出てきたサフランのドリンクとナツメヤシ。ドリンクはかなり甘く、サフランの香りがエキゾチック。ナツメヤシは胃に「これからご馳走が入ってくるぞー」と告知するために食べるらしく、ラマダン期間の日没後の食事「イフタール」でもまず最初に口にするのはナツメヤシだそうです。
Al mzrab アブダビ レストラン
食べたいものを適当に選んで注文しましたが、どれもシンプルながらしみじみ美味しくて、実直に作っている味がしました。くり抜いたパンにたっぷり入ったレンズ豆スープは、植物性タンパク質の濃厚な旨みの奥に、適度なスパイスを感じます。
Al mzrab アブダビ レストラン
刻みパセリが主人公のサラダ「タッブーラ」。ドレッシングのレモン風味とパセリの青い香りが抜群の相性で、フォークが止まらない。
Al mzrab アブダビ レストラン
カリカリに揚がったイカリングにはタルタルソースが添えてあって、日本とほぼ同じ味。
マチブース
3種のソースで味変しながら楽しみます。
そして感動的に美味しかったのが、メインに注文した「キングフィッシュのマチブース」。「マチブース」はエミラティ料理の代表格に挙げられるので絶対に食べてみたかった一品。インドのビリヤニにそっくりで、スパイスと丸ごとレモン、スープを加えて炊き上げたバスマティライスに具が添えられています。

かなりのボリュームで、私たちは二人で一皿がやっとだったけど、他のお客さんたちは一人一皿食べててビックリ。
Al mzrab アブダビ レストラン
シャベルみたいなヘラでご飯をかき分け、巨大な魚の輪切りを発掘。「キングフィッシュ」とは大型の食用魚の総称らしく、私たちが食べたこれはマグロかカツオみたいな味でした。表面にまったく水分を感じないほどカラッと揚がっていて、臭みも全然なくて食べやすかったです。

ちなみにこのお店の「マチブース」の具には他にチキン、ラム、そして「Hammour」というのがあって、「Hammour」が何なのかわからなかったからキングフィッシュにしたんだけど、後からググったらあの高級魚、クエのことらしい!それにしたらよかったー。
Al mzrab アブダビ レストラン
かわいいホットソース。
「アル・ミルザブ」は何を食べても美味しくて、料理の種類も豊富だったので、またアブダビ旅行の機会があれば必ず行きたいレストランです。価格も、二人でお腹いっぱいになるまで食べて、約7,000円というリーズナブルさ。ちなみにあの「ビブグルマン」にも選出されています。
さてさて1日目を終え、「たしかに多額のオイルマネーを投入した建物は一見の価値はあるけど、アブダビ旅行は1回で充分ですね」と思った私ですが、翌日、「またアブダビに必ず戻ってこなければ!」と誓わざるをえない出会いがありました。そのお話はまた次回……。

<アブダビ紀行バックナンバー>

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